金鶏山

岩手県平泉町にある山

金鶏山(きんけいざん、きんけいさん)

  1. 岩手県西磐井郡平泉町にある山。本項で詳述。
  2. 宮城県登米市にある標高72mの山。
  3. 群馬県富岡市にある標高856mの山。妙義山の一つ。

金鶏山
金鶏山
標高 98.6 m
所在地 日本の旗 日本 岩手県西磐井郡平泉町
位置 北緯38度59分36.3秒 東経141度06分33.2秒 / 北緯38.993417度 東経141.109222度 / 38.993417; 141.109222座標: 北緯38度59分36.3秒 東経141度06分33.2秒 / 北緯38.993417度 東経141.109222度 / 38.993417; 141.109222
種類 小独立丘
金鶏山の位置(日本内)
金鶏山
金鶏山の位置
プロジェクト 山
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金鶏山(きんけいざん[1][2][3]、きんけいさん[4][5][6])は、岩手県西磐井郡平泉町にある

国の史跡[1]2011年平成23年)6月26日、「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の構成資産の一つとして世界遺産に登録された[7]。2014年3月18日には「おくのほそ道の風景地」の一つとして国の名勝に指定された(10県13か所一括指定されたうちの一つ)[8]

概要

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中尊寺毛越寺のほぼ中間に位置する都市平泉の空間設計の基準となった信仰の山である。奥州藤原氏3代秀衡が、宇治平等院を模して建立した無量光院の西側に一晩で築かせたとの伝説が残る。名称は山頂に雄雌一対の金の鶏を埋めたことにちなむと伝わる[9]。標高は98.6m

三代の栄耀一睡のうちにして、大門の跡は一里こなたに有り。秀衡が跡は田野に成りて、金鶏山のみ形を残す。 — 松尾芭蕉、『奥の細道

伝説の金鶏を求めて1930年昭和5年)に頂上付近が盗掘された際に、経塚であったことを示す銅製経筒や陶器のなどが掘り出されている。2005年平成17年)2月22日付けで国の史跡に指定された。

麓には藤原三代の位牌、秀衡の木像などが安置されている千手堂、源義経妻子の墓と伝えられる五輪塔、平泉文化遺産センター、花立廃寺跡(特別史跡)がある。

文化財

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史跡

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  • 金鶏山 - 史跡、2005年(平成17年)7月11日指定[1]

世界遺産

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ギャラリー

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脚注

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  1. ^ a b c 金鶏山2005年〈平成17年〉7月11日指定、史跡)、国指定文化財等データベース文化庁) 2014年7月11日閲覧。
  2. ^ 岩手県教育委員会"金鶏山"(2012年7月19日閲覧。)
  3. ^ 岩手県交通"平泉町巡回バス『るんるん』観光案内"(2012年7月19日閲覧。)
  4. ^ 平泉町"金鶏山"(2012年7月19日閲覧。)
  5. ^ 岩手県立図書館"岩手県立図書館-世界の平泉へ-"(2012年7月19日閲覧。)
  6. ^ 在リオデジャネイロ日本国総領事館"【資産名】平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―"(2012年7月19日閲覧。)
  7. ^ a b Barbados enters World Heritage List with Bridgetown and its Garrison; Hiraizumi (Japan) and Germany’s Beech Forests also inscribed” (英語). UNESCO News Archive. ユネスコ (2011年6月25日). 2011年6月26日閲覧。
  8. ^ 平成26年3月18日文部科学省告示第31号
  9. ^ 中尊寺ノ東南ニ高峯アリ。秀衡コレヲ駿州ノ慈峯(富士山)ニ擬ス。カツ金鶏一匹ヲ峯頭ニ埋メ、金鶏山ト号ス」(『奥州観蹟聞老志』)

関連項目

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外部リンク

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