遠藤町
遠藤町(えんどうまち[5])は、神奈川県川崎市幸区の町名[6]。丁目の設定がない単独町名。住居表示は実施されていない[5]。面積は7.31 haである[2]。
遠藤町 | |
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町丁 | |
北緯35度32分33秒 東経139度41分31秒 / 北緯35.542508度 東経139.69185度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 神奈川 |
市町村 | 川崎市 |
行政区 | 幸区 |
人口情報(2024年(令和6年)9月30日現在[1]) | |
人口 | 1,404 人 |
世帯数 | 642 世帯 |
面積([2]) | |
0.073081362 km² | |
人口密度 | 19211.46 人/km² |
設置日 | 1928年(昭和3年) |
郵便番号 | 212-0006[3] |
市外局番 | 044(川崎MA)[4] |
ナンバープレート | 川崎 |
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地理
編集幸区の東部に位置する、三角形の町である[7]。北端を国道409号(府中街道)が、西端を国道1号(第二京浜国道)が通過している。北西の角には川崎市立御幸小学校が位置している。なお、上述のように正式な読みは「えんどうまち」であるが、一般には「えんどうちょう」と読まれる[8]。
遠藤町は北端で府中街道を挟んで戸手と、南端で河原町と、西端で紺屋町と接する。これらの町域は幸区に属しており、遠藤町は区境・市境に接さない。
地価
編集住宅地の地価は2024年(令和6年)1月1日時点の公示地価によれば遠藤町41-4の地点322,000円/m²となっている[9]。
歴史
編集江戸時代の当地は一面の水田であった[8]。その頃には、現在の地名で言えば川崎区観音にある石観音堂が栄えていたが、周囲の地名が「遠藤野」であり、遠方からの参拝客は「遠藤耕地」であった当地と混乱したという[8]。
地名の由来
編集戸手の小字であった遠藤耕地に由来するが[8]、それ以上のことはわかっていない[6]。なお、遠藤町は遠藤耕地だけでなく、下河原耕地も一部が含まれる[8]。
沿革
編集- 江戸時代 - 当地は戸手村の一部であった。
- 1873年(明治6年)- のちの川崎市立御幸小学校が開校[7]。
- 1889年(明治22年)- 町村制施行により御幸村が成立。当地は御幸村戸手の一部となる。
- 1924年(大正13年)- 御幸村・川崎町・大師町の合併で川崎市が成立。当地は川崎市戸手の一部となる。
- 1928年(昭和3年)- 耕地整理により、遠藤町が設置される[10]。
- 1945年(昭和20年)- 川崎大空襲により被害を受ける[6]。
- 1972年(昭和47年)- 川崎市が政令指定都市に移行。川崎市幸区遠藤町となる。
- 1976年(昭和51年)- 一部が戸手に編入される[6]。
- 1999年(平成11年)- 川崎信金猟銃強盗殺人事件が発生。
世帯数と人口
編集2024年(令和6年)9月30日現在(川崎市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
遠藤町 | 642世帯 | 1,404人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[11] | 739
|
2000年(平成12年)[12] | 749
|
2005年(平成17年)[13] | 732
|
2010年(平成22年)[14] | 976
|
2015年(平成27年)[15] | 1,320
|
2020年(令和2年)[16] | 1,354
|
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[11] | 294
|
2000年(平成12年)[12] | 311
|
2005年(平成17年)[13] | 315
|
2010年(平成22年)[14] | 422
|
2015年(平成27年)[15] | 528
|
2020年(令和2年)[16] | 561
|
学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年4月時点)[17][18]。
番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
全域 | 川崎市立御幸小学校 | 川崎市立御幸中学校 |
事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[19]。
町丁 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
遠藤町 | 37事業所 | 467人 |
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[20] | 37
|
2021年(令和3年)[19] | 37
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[20] | 303
|
2021年(令和3年)[19] | 467
|
交通
編集路線バス
編集当地を経由するバスは、川崎市交通局が川崎駅西口北と上平間や武蔵小杉駅を結ぶ川71系統を、東急バスが川崎駅西口北と五反田駅を結ぶ反01系統を運行している。なお、両者ともバス停のよみを「えんどうちょう」としている[21][22]ほか、他の系統も合わせると川崎駅 - 小向交番前間の経路が3通りあり、遠藤町を通る系統については識別のために「遠藤町経由」と称されている。
道路
編集施設
編集その他
編集日本郵便
編集警察
編集町内の警察の管轄区域は以下の通りである[24]。
番・番地等 | 警察署 | 交番・駐在所 |
---|---|---|
全域 | 幸警察署 | 河原町交番 |
脚注
編集- ^ a b “令和6年町丁別世帯数・人口 9月末日現在” (xls). 川崎市 (2024年10月25日). 2024年10月28日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ a b “町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)の数値」令和2年国勢調査)” (XLS). 川崎市 (2024年1月25日). 2024年3月20日閲覧。 “町丁別面積(総務省統計局「地図で見る統計(統計GIS)」の数値)”
- ^ a b “遠藤町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ a b “区別町名一覧表(幸区)”. 川崎市 (2022年1月28日). 2022年1月30日閲覧。
- ^ a b c d 『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』 p.165。
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』 p.1082。
- ^ a b c d e 『川崎の町名』 p.96。
- ^ “不動産情報ライブラリ 国土交通省地価公示(標準地) 川崎幸-5”. 国土交通省. 2024年4月2日閲覧。
- ^ 『川崎地名辞典(上)』 p.113。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “幸区の小学校(町丁名順)”. 川崎市 (2023年4月4日). 2023年4月25日閲覧。
- ^ “幸区の中学校(町丁名順)”. 川崎市 (2023年4月4日). 2023年4月25日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “遠藤町(えんどうちょう)”. 川崎市交通局 (2010年7月15日). 2017年9月8日閲覧。
- ^ “東急バス時刻表”. 東急バス. 2017年9月8日閲覧。
- ^ “郵便番号簿PDF(2022年度版) 表紙等付属資料” (PDF). 日本郵便. 2022年12月16日閲覧。 “郵便番号データダウンロード 郵便番号簿PDF(2022年度版)”
- ^ “交番案内/幸警察署/神奈川県警察”. 神奈川県警察. 2023年8月15日閲覧。