道盛大志郎
人物
編集東京学芸大学附属高等学校から東京大学文科一類に入学[1]。東京大学法学部卒業後、1979年大蔵省入省。学部時代の成績は全優[2]。国家公務員上級甲種試験は2位[2]、司法試験合格。
1985年岸和田税務署長、主計局法規課課長補佐などを経て、1989年に主計官補佐となる。主計官補佐時代は農林水産の予算を担当し、同期の中で有力な事務次官候補であった[2]。1993年銀行課課長補佐。金融監督庁設立準備室主任室員だった1998年には大蔵省接待汚職事件で減給処分を受ける[3]。その後2000年税制第三課長。税制第二課長や理財局次長などを経て、2010年国家戦略室審議官。税務大学校長から2014年国土交通省政策統括官となり、2015年辞職。
略歴
編集- 1975年3月:東京学芸大学附属高等学校卒業
- 1979年3月:東京大学法学部卒業
- 1979年4月:大蔵省入省(大臣官房文書課)
- 1981年6月:カリフォルニア大学留学
- 1983年6月:カリフォルニア大学バークレー校ビジネススクール修了(MBA)
- 1983年7月:国際金融局国際機構課企画係長[4]
- 1984年7月:国際金融局国際機構課国際機関係長[5]
- 1985年7月:岸和田税務署長
- 1986年7月:理財局総務課課長補佐(総合資金・資金調整) 兼 理財局国債課課長補佐(流通)[6]
- 主計局法規課課長補佐
- 1989年6月:主計局主計官補佐(農林水産第二係主査)
- 1991年6月:主計局主計官補佐(農林水産第四係主査)
- 1992年7月:主計局主計官補佐(農林水産第一係主査)
- 1993年7月:銀行局銀行課課長補佐
- 1994年7月:大臣官房文書課課長補佐
- 1995年6月:大臣官房企画官兼大臣官房文書課
- 大臣官房企画官兼総理府大臣官房金融監督庁設立準備室主任室員
- 2000年7月:主税局税制第三課長
- 2002年7月:主税局税制第二課長
- 2004年7月:大臣官房信用機構課長
- 2005年7月:内閣官房内閣参事官
- 2008年7月:大臣官房審議官(理財局担当)
- 2009年7月:理財局次長
- 2010年7月:関東信越国税局長
- 2010年10月:大臣官房付兼内閣官房内閣審議官(内閣官房国家戦略室)
- 2012年8月:東京国税局長
- 2013年6月:税務大学校長
- 2014年7月:大臣官房付[7]
- 2014年7月:国土交通省政策統括官
- 2015年7月:辞職[8]
- 2015年10月:株式会社大和証券グループ本社顧問
- 2016年4月:株式会社大和総研常務理事、株式会社大和ネクスト銀行取締役、第一東京弁護士会登録、TMI総合法律事務所顧問弁護士就任
- 2016年6月:株式会社ワールド取締役
- 2018年4月:株式会社大和総研専務理事、大和証券株式会社顧問
- 2019年4月:東京都固定資産評価審査委員会委員、明治安田生命保険相互会社評議員、津田塾大学非常勤講師
- 2021年4月:島田法律事務所客員弁護士
- 2022年4月:東京都固定資産評価審査委員会委員長、株式会社大和総研シニアアドバイザー
- 2022年6月:住友ファーマ株式会社監査役
脚注
編集- ^ 『週刊読売 1975年4月5日号』1975年4月発行、184頁
- ^ a b c “『【54-財務省“最強世代”の研究】(上) 同期3人が事務次官に 週刊文春』”. ScorpionsUFOMSGのブログ. 2019年10月29日閲覧。
- ^ http://members.tripod.com/atsushi_hisano/oukura2.htm
- ^ 『職員録 昭和59年版 上巻』大蔵省印刷局、1983年発行、513頁
- ^ 『官報 第17527号』1985年7月13日発行
- ^ 『職員録 昭和62年版 上巻』大蔵省印刷局、1986年発行、500頁
- ^ 人事異動 平成26年7月4日発令 財務省
- ^ “道盛大志郎 | 弁護士・弁理士等 | TMI総合法律事務所”. www.tmi.gr.jp. 2019年10月29日閲覧。
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