迫町佐沼
迫町佐沼(はさまちょうさぬま)は、宮城県登米市迫地区にある大字。旧栗原郡北方村の一部、登米郡北方村の一部、登米郡佐沼町、登米郡迫町佐沼に相当する。郵便番号は987-0511[1]。
迫町佐沼 | |
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大字 | |
登米市役所 | |
北緯38度41分3.613秒 東経141度11分49.934秒 / 北緯38.68433694度 東経141.19720389度座標: 北緯38度41分3.613秒 東経141度11分49.934秒 / 北緯38.68433694度 東経141.19720389度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 宮城県 |
市町村 | 登米市 |
設置日 | 2005年(平成17年)10月1日 |
郵便番号 | 987-0511[1] |
市外局番 | 0220(迫MA)[2] |
ナンバープレート | 宮城 |
運輸局住所コード |
04511-1010(迫町佐沼中江) 04511-1022(迫町佐沼南佐沼) 04511-1008(その他)[3] |
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概要
編集域内は住宅地や商店街が展開され、市役所やその他多くの公共機関が所在するなど登米市の経済的・政治的中心となっている。
地理
編集地価
編集2019年(令和元年)の公示地価によれば、下記の迫町佐沼の宅地および宅地見込み地における地価は次の通りである[5]。
- 宮城県地価調査
-
- 迫町佐沼字鉄砲丁30番(登米-1) : 20,200円/m2
- 迫町佐沼江合二丁目7-6(登米-2) : 24,600円/m2
小字
編集- 天渕
- 飯島
- 石仏
- 一本杉
- 内町
- 梅ノ木1丁目
- 梅ノ木2丁目
- 梅ノ木3丁目
- 梅ノ木4丁目
- 梅ノ木5丁目
- 江合1丁目
- 江合2丁目
- 江合3丁目
- 大網
- 大網上
- 大網下
- 大網無番地
- 大瀬
- 大東
- 上舟丁
- 北駒木袋
- 北散田
- 小金丁
- 駒木袋
- 菜園
- 斉助
- 散田
- 三沼
- 下田中
- 下屋敷
- 十五畴(じゅうごうね)[7]
- 新飯島西
- 新大瀬
- 新大東
- 新駒木袋
- 新中島
- 新二本杉
- 新待井
- 末広
- 舘ケ袋
- 鉄砲丁
- 寺浦
- 天神前
- 遠散田
- 泥内
- 中江
- 中江1丁目
- 中江2丁目
- 中江3丁目
- 中江4丁目
- 中江5丁目
- 中島
- 中待井
- 七日市場
- 錦
- 西佐沼
- 西舘
- 西舘上
- 西舘北
- 西舘下
- 二本杉
- 沼向
- 萩洗1丁目
- 萩洗2丁目
- 八幡
- 八幡堂
- 東佐沼
- 光ケ丘
- 袋向
- 巻ノ上
- 待井
- 的場
- 丸子
- 万蔵壇
- 南駒木袋
- 南佐沼1丁目
- 南佐沼2丁目
- 南佐沼3丁目
- 南散田
- 南元丁
- 山下前
- 八幡1丁目
- 八幡2丁目
- 八幡3丁目
歴史
編集江戸期には栗原郡北方村に属しており、佐沼本郷とも称した[8]。佐沼城の城下町として発展し、古くから地域の中枢としての機能を果たしていた[8]。近代になっても、登米郡役所が置かれるなど登米郡の物資集散・交通の要所として繁栄した[8]。
沿革
編集- 1873年(明治6年)6月11日 - 北方村立下等小学校が開校[9]。
- 1875年(明治8年)8月 - 水沢県登米警察本部佐沼屯所が設置される[10]。
- 1876年(明治9年)
- 1878年(明治11年)
- 1879年(明治12年) - 七十七銀行佐沼支店が登米郡役所内にて開設[11]。
- 1882年(明治15年) - 佐沼警察署が石巻警察署佐沼分署に改正[10]。
- 1886年(明治19年) - 佐沼警察が設置される
- 1887年(明治20年) - 佐沼警察が登米警察署佐沼分署に改正[10]。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 佐沼中学校が開校[9]。
- 1902年(明治35年) - 宮城県立第二中学校登米分校が開校[12]。
- 1904年(明治37年)6月 - 宮城県立第二中学校登米分校が佐沼中学校となる[12]。
- 1920年(大正9年) - 仙北鉄道が開通[8]。
- 1926年(大正15年)7月11日 - 佐沼警察署が設置される[10]。
- 1947年(昭和22年)4月1日 - 佐沼中学校が佐沼高等学校となる[12]。
- 1955年(昭和30年) - 佐沼町が北方村および新田村と合併し、迫町が成立[8]。佐沼町は迫町の大字佐沼となる[8]。
- 1970年(昭和45年)4月20日 - 東佐沼郵便局が開局[13]。
- 1974年(昭和49年)9月1日 - 迫合同庁舎(後の登米合同庁舎)が設置される[14]。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 登米郡8町と本吉郡津山町が合併し、登米市が成立。佐沼は登米市の大字迫町佐沼となる。
佐沼の由来
編集佐沼の名称は、古代に存在した讃馬郡(さぬまぐん)の名称の名残とされている。なお、讃馬の名称の由来は小沼に起因するとされる[15]。
施設
編集- 登米市役所(中江2丁目6-1)[16]
- 宮城県警察佐沼警察署(中江5丁目11-5)[17]
- 宮城県登米合同庁舎(西佐沼150-5)[18]
- 佐沼郵便局(中江3丁目1-11)[19]
- 東佐沼郵便局(錦109)[20]
- 佐沼税務署(沼向109)[21]
- みやぎ県北高速幹線道路佐沼IC上り入口[22]
- JAみやぎ登米本店・迫支店(中江3丁目9-1)[23]
- JAみやぎ登米西部営農経済センター(新大瀬302)[23]
- 登米市歴史博物館(内町63-20)[24]
- 登米市迫体育館(中江2丁目6-1)[25]
- 登米市立佐沼小学校(錦108)[26]
- 登米市立佐沼中学校(沼向4)[27]
- 宮城県佐沼高等学校(末広1)[28]
- 七十七銀行佐沼支店(西佐沼94)[29]
- 仙台銀行佐沼支店(八幡3丁目2-1)[30]
- 佐沼公園(光ヶ丘6)[31]
- 登米祝祭劇場(光ヶ丘30)[32]
- 中江中央公園(中江2丁目6)[33]
- 毎年12月の第1日曜日に日本一はっとフェスティバルが開催される。
交通
編集鉄道
編集域内に鉄道駅はないがJR東北本線であれば新田駅が、JR気仙沼線であれば御岳堂駅や陸前豊里駅が挙げられる。
かつては仙北鉄道登米線が瀬峰駅との間に通じており、佐沼駅が存在したが、1968年3月に廃止された[34][35]。
道路
編集バス
編集統計
編集迫町佐沼に関する統計は以下の通りである[4]。
年 | 人口(人) | 面積(km2) | 人口密度(人/km2) | 人口増加率 |
---|---|---|---|---|
1960年 | 6,061 | 0.9 | 6,734.0 | - |
1965年 | 5,474 | 0.9 | 6082.0 | 9.7%減 |
1970年 | 5,659 | 1.1 | 5,144.5 | 3.4%増 |
1975年 | 5,235 | 1.1 | 4,759.1 | 7.5%減 |
1980年 | 5,498 | 1.4 | 3,927.1 | 5.0%増 |
1985年 | 5,582 | 1.5 | 3,721.3 | 1.5%増 |
1990年 | 7,498 | 2.1 | 3,570.5 | 34.3%増 |
1995年 | 7,418 | 2.0 | 3,804.1 | 1.1%減 |
2000年 | 7,308 | 2.1 | 3,709.6 | 1.5%減 |
2005年 | 7,460 | 2.1 | 3,518.9 | 2.1%増 |
2010年 | 7,374 | 2.1 | 3,462.0 | 1.2%減 |
2015年 | 7,341 | 2.1 | 3,462.7 | 0.4%減 |
学区
編集イベント
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 2020年、2021年、2022年については、新型コロナウイルスの世界的流行を受けて中止された。
出典
編集- ^ a b “郵便番号簿PDF(2024年度版) - 宮城県” (PDF). 日本郵便. 2024年11月20日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2024年11月20日閲覧。
- ^ a b “自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2024年3月19日閲覧。
- ^ a b “登米市統計書 令和2年度末” (PDF). 登米市. p. 36. 2021年7月16日閲覧。
- ^ “令和元年度宮城県地価調査基準地標準価格一覧表(宅地及び宅地見込地)” (PDF). 宮城県. 2023年8月19日閲覧。
- ^ “宮城県登米市迫町佐沼”. NAVITIME. 2021年7月16日閲覧。
- ^ “宮城県登米市迫町佐沼十五畴”. NAVITIME. 2021年7月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 角川日本地名大辞典 1979.
- ^ a b 迫町史編纂委員会 1981, p. 391.
- ^ a b c d e f 迫町史編纂委員会 1981, p. 394.
- ^ 迫町史編纂委員会 1981, p. 398.
- ^ a b c 迫町史編纂委員会 1981, p. 392.
- ^ 迫町史編纂委員会 1981, p. 395.
- ^ 迫町史編纂委員会 1981, p. 393.
- ^ 菊地勝之助 & 1972年, p. 78.
- ^ “ホームページ”. 登米市. 2022年4月27日閲覧。
- ^ “佐沼警察署”. 宮城県警察署. 2022年4月27日閲覧。
- ^ “東部地方振興事務所登米地域事務所”. 宮城県 (2021年11月24日). 2022年4月27日閲覧。
- ^ “佐沼郵便局 (さぬまゆうびんきょく)”. 日本郵政グループ. 2022年4月27日閲覧。
- ^ “東佐沼郵便局 (ひがしさぬまゆうびんきょく)”. 日本郵政グループ. 2022年4月27日閲覧。
- ^ “佐沼税務署”. 国税庁. 2021年7月16日閲覧。
- ^ “みやぎ県北高速幹線道路 佐沼IC 上り 入口”. NAVITIME. 2022年4月27日閲覧。
- ^ a b “店舗・施設一覧”. JAみやぎ登米. 2022年4月27日閲覧。
- ^ “登米市歴史博物館”. 登米市. 2021年7月15日閲覧。
- ^ “迫体育館”. 登米市 (2019年8月1日). 2022年4月27日閲覧。
- ^ “佐沼小学校”. 登米市 (2022年3月23日). 2022年4月27日閲覧。
- ^ “佐沼中学校”. 登米市 (2022年3月23日). 2022年4月27日閲覧。
- ^ “ホームページ”. 宮城県佐沼高等学校. 2022年4月27日閲覧。
- ^ “佐沼支店”. マピオン. 2022年4月27日閲覧。
- ^ “佐沼支店”. マピオン. 2022年4月27日閲覧。
- ^ “佐沼公園”. NAVITIME. 2022年4月27日閲覧。
- ^ “ホームページ”. 登米祝祭劇場. 2022年4月27日閲覧。
- ^ “【2021年開催中止】第17回日本一はっとフェスティバル”. 宮城県観光連盟 (2021年10月1日). 2022年4月27日閲覧。
- ^ 『郷土読本 わたしたちの迫町』(PDF)迫町教育委員会、2003年3月31日、77頁 。2021年7月16日閲覧。
- ^ 『南方町40年の物語』(PDF)南方町、2005年1月、32-33頁 。2021年7月16日閲覧。
- ^ a b c “登米市役所前”. NAVITIME. 2021年7月15日閲覧。
- ^ “登米市の学区マップ”. MapExpert. 2021年7月16日閲覧。
- ^ “登米市就学すべき学校の指定に関する規則”. 登米市. 2021年11月9日閲覧。
- ^ a b “日本一はっとフェスティバル”. 登米市観光物産協会. 2023年8月19日閲覧。
- ^ “【2022年開催中止】第17回日本一はっとフェスティバル ”. 宮城県観光連盟 (2022年9月16日). 2023年8月19日閲覧。
参考文献
編集- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 4 宮城県、角川書店、1979年12月1日。ISBN 4040010302。
- 迫町史編纂委員会 編『迫町史』上野孝、1983年3月。
- 菊地勝之助 編『宮城県地名考』宝文堂出版販売、1972年6月15日。