諏訪道彦
諏訪 道彦(すわ みちひこ、1959年4月14日 - )は、日本のテレビプロデューサー。デジタルハリウッド大学客員教授[1]。
すわ みちひこ 諏訪 道彦 | |
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生誕 |
1959年4月14日(65歳) 愛知県豊田市 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 大阪大学工学部 |
職業 | テレビプロデューサー |
活動期間 | 1983年 - |
テレビ番組 | 「名探偵コナン」他 |
肩書き | 株式会社アスハPP 代表取締役 |
任期 |
1986年 - 2019年 讀賣テレビ放送執行役員待遇 編成局 アニメーション部 エグゼクティブ・プロデューサー 2019年-2023年 ytv Nextry専務取締役 2023年 讀賣テレビ放送 編成局 アニメーション部 → コンテンツ戦略局 アニメーションセンター 特別嘱託 |
公式サイト | すわっちわ〜 |
愛称は「スワッチ」。
来歴・人物
編集愛知県豊田市出身。豊田市立挙母小学校、豊田市立崇化館中学校、愛知県立岡崎高等学校、大阪大学工学部卒業[2]。1983年讀賣テレビ放送(ytv)に入社(同期は現フリーアナウンサーの牧野誠三と森武史[3])、本社制作部に配属され、バラエティ番組『11PM』にADとして参加する[4]。同番組の1985年3月5日放送分でディレクターに昇格した[4]後、1986年には東京制作局[注 1]へ異動となり、『ロボタン』からアニメのプロデュースを始める。
代表作の『名探偵コナン』を筆頭に『シティーハンター』『YAWARA!』『金田一少年の事件簿』『犬夜叉』『ブラック・ジャック』『ブラック・ジャック21』『魔法騎士レイアース』『エンジェル・ハート』『結界師』『輪廻のラグランジェ』などのテレビアニメのプロデューサーを務めている。
劇場化の際の企画やプロデュースも行っており、『名探偵コナン』シリーズの製作で2013年に藤本賞特別賞を受けた。
同局でOVA作品やアニメ映画を学生の休み期間中に短期集中で放送する枠『アニメだいすき!』が1980年代に設けられたのは、「アニメの可能性を探りたい」とする自身の企画による。1987年、春休みのある1日のうち、7時間をアニメで編成して開始。1988年には本人のインタビュー映像を含む押井守作品特集が組まれた。
担当作品のキャラクターが描かれたトランクを常に持ち歩いてトレードマークとしており、その中に詰め込んだ漫画雑誌を週に10冊は読んでは、アニメ化企画を探す日々という。
『結界師』と『ヤッターマン』では、少しでも本編の時間を増やすため、本編中に提供クレジットをスーパーで表示するといった放映フォーマットの改革を行った。
過去に雑誌『月刊ニュータイプ』の企画で、同じく在阪局勤務で数々のアニメプロデュースで知られている毎日放送(MBSテレビ)の竹田青滋と対談したことがある。日本放送協会『MAG・ネット』ではMBSの丸山博雄やテレビ東京の東不可止、NHKの斉藤健治などアニメプロデューサーと共に討論に参加している。
2012年4月より文化放送のインターネットラジオ放送・超!A&G+にてラジオ番組『諏訪道彦のスワラジ』を放送開始。子供の頃の夢と語っていたラジオ番組のパーソナリティを実現させた。
2013年7月1日より局長待遇、2017年6月23日より執行役員待遇編成局・アニメーション部所属のエグゼクティブ・プロデューサーに昇任。
定年に伴い、2019年6月1日より関連会社のytv Nextryに出向し、専務取締役に就任。テレビアニメに関わる業務は出向後も継続するとしていた。[5]2023年6月1日付で讀賣テレビ放送編成局・アニメーション部に特別嘱託として復帰[6]。同年7月からはコンテンツ戦略局アニメーションセンターに所属[7]し、同年9月でytvを退職[8]。同年10月からは個人会社として、株式会社アスハPPを設立[9]している。
担当番組
編集放映中
編集過去
編集- ロボタン[10]
- ボスコアドベンチャー
- シティーハンター
- YAWARA!
- コボちゃん
- 魔法騎士レイアース[11]
- ガンバリスト!駿
- 名探偵コナン(企画→スーパーバイザー[注 2])[12]
- 金田一少年の事件簿
- 金田一少年の事件簿R(企画・チーフプロデューサー)
- 犬夜叉
- ブラック・ジャック
- エンジェル・ハート[13]
- 結界師
- ヤッターマン(2008年版)
- 輪廻のラグランジェシリーズ(企画・プロデュース)
- まじっく快斗1412(企画・チーフプロデューサー)
- 電波教師(企画・チーフプロデューサー)
- MIX(スーパーバイザー)
- 半妖の夜叉姫(企画協力)
- 王様ランキング(協力プロデューサー)
- 王様ランキング 勇気の宝箱(協力プロデューサー)
- 諏訪道彦のスワラジ(文化放送・超!A&G+、パーソナリティ 出身地である豊田市のエフエムとよた(RADIO LOVEAT)でも放送)
バラエティー番組
編集テレビドラマ
編集ゲスト出演
編集- MAG・ネット(NHK衛星第2テレビジョン)
- 創ったヒト(アニマックス、2010年4月3日 - 4月24日)
- 名探偵コナン 解体新書(アニマックス、2012年3月)
- つながりファンタジー いつも!ガリゲル(読売テレビ) - 同番組で不定期でオンエア中の企画「アニメ大喜利」に審査役で出演。
- 芸人報道(日本テレビ、2012年3月27日) - 劇場版アニメ『名探偵コナン 11人目のストライカー』の宣伝で出演[14]。
- スパルタンMX(TOKYO MX、2013年7月3日)- インタビュー出演。
- 名探偵コナン(読売テレビ) - 第487話「本庁の刑事恋物語8 左手の薬指」に警視庁捜査一課の刑事C役で声の出演[15]。
- 結界師(読売テレビ)
諏訪道彦をモデルにしたキャラクター
編集諏訪をモデルにしたキャラクターが、作品にたびたび登場している。
- 『名探偵コナン』
- 原作単行本第11巻[16]・アニメ第31話[17][18]「テレビ局殺人事件」で、「日売テレビ(NUT)プロデューサー・諏訪道彦」として、松尾貴史に殺害されている[注 3]。声優は若本規夫。
- アニメ第594-595話「広島宮島七不思議ツアー」[20][21]とアニメ第636-637話「世界一受けたい授業事件」[22][23]では、「上諏訪幹彦(かみすわ みきひこ)」の名前で登場。声優は加門良。
- 『ブラック・ジャック』
- アニメ第52話「一瞬の目撃者」[24]では、「敏腕プロデューサーでありながら爆弾マニアの爆破犯・諏訪道彦」として逮捕されている。声優は安原義人。
- 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
- 他局で放送された作品であり担当作品でもないが、「プロデューサー・素輪道彦」として原作とアニメに登場している。声優は杉野博臣。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “諏訪 道彦 客員教授”. デジタルハリウッド大学. 2020年10月6日閲覧。
- ^ 橋詰美幸「こころは三河 私の古里 アニメプロデューサー 諏訪道彦さん」 『中日新聞』2013年10月14日付朝刊、三河版、24面。
- ^ “森たけしアナウンサー”. すわっちわ〜. note (2020年4月2日). 2020年10月6日閲覧。
- ^ a b 諏訪道彦 (2012年11月8日). “藤本義一さんと大阪イレブン”. スワッチのアニメ日記. 讀賣テレビ放送. 2020年10月6日閲覧。
- ^ 諏訪道彦 (2019年5月30日). “人事異動”. 2023年6月30日閲覧。
- ^ 諏訪道彦 (2023年6月2日). “異動報告です|すわっち日記”. 2023年6月30日閲覧。
- ^ 諏訪道彦 (2023年6月30日). “2023年も折り返しです。|すわっち日記”. 2023年10月28日閲覧。
- ^ 諏訪道彦 (2023年9月29日). “最後の会社出勤日|すわっち日記”. 2023年10月28日閲覧。
- ^ 諏訪道彦 (2023年10月2日). “アスハPP始動です!|すわっち日記”. 2023年10月28日閲覧。
- ^ “ロボタン | 1980年代 | TMS作品一覧”. アニメーションの総合プロデュース会社 トムス・エンタテインメント. 2024年2月9日閲覧。
- ^ “魔法騎士レイアース | 1990年代 | TMS作品一覧”. アニメーションの総合プロデュース会社 トムス・エンタテインメント. 2024年2月9日閲覧。
- ^ “名探偵コナン | 名探偵コナン | TMS作品一覧”. アニメーションの総合プロデュース会社 トムス・エンタテインメント. 2024年2月8日閲覧。
- ^ “エンジェル・ハート | 2000年代 | TMS作品一覧”. アニメーションの総合プロデュース会社 トムス・エンタテインメント. 2024年2月9日閲覧。
- ^ “芸人報道 GNN 2012年 本当にやりたい仕事逆オファースペシャル”. 日本テレビ放送網. 2013年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月6日閲覧。
- ^ 諏訪道彦 (2007年9月17日). “09月17日”. スワッチのアニメ日記. 讀賣テレビ放送. 2020年10月6日閲覧。
- ^ テレビ局殺人事件、小学館 - 2020年11月19日閲覧。
- ^ 第31話 「テレビ局殺人事件」、読売テレビ - 2020年11月19日閲覧。
- ^ 「テレビ局殺人事件[デジタルリマスター版]」、読売テレビ - 2020年11月19日閲覧。
- ^ “【インタビュー】「真実はいつもひとつ!」の生みの親、諏訪道彦が語るアニメ『名探偵コナン』誕生秘話”. ライブドアニュース (LINE). (2019年9月6日) 2020年10月6日閲覧。
- ^ 第594話 「広島宮島七不思議ツアー(宮島編)」、読売テレビ - 2020年11月19日閲覧。
- ^ 第595話 「広島宮島七不思議ツアー(広島編)」、読売テレビ - 2020年11月19日閲覧。
- ^ 第636話 「世界一受けたい授業事件(前編)」、読売テレビ - 2020年11月19日閲覧。
- ^ 第637話 「世界一受けたい授業事件(後編)」、読売テレビ - 2020年11月19日閲覧。
- ^ 「Karte:52 一瞬の目撃者」