袋町 (新宿区)
袋町(ふくろまち)は、東京都新宿区の町名[5]。「丁目」の設定のない単独町名である。住居表示未実施。
袋町 | |
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町丁 | |
光照寺 入口 | |
北緯35度42分02秒 東経139度44分18秒 / 北緯35.700486度 東経139.738253度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 東京 |
特別区 | 新宿区 |
地域 | 牛込地域 |
人口情報(2023年(令和5年)1月1日現在[1]) | |
人口 | 653 人 |
世帯数 | 365 世帯 |
面積([2]) | |
0.033278184 km² | |
人口密度 | 19622.46 人/km² |
郵便番号 | 162-0828[3] |
市外局番 | 03(東京MA)[4] |
ナンバープレート | 練馬 |
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概要
編集新宿区の北東部に位置する。牛込地域に属し、牛込の名を冠して牛込袋町とも呼ばれる。町域北部は神楽坂に接する。東部は若宮町に接する。南部から南西部は、南町・中町・北町にそれぞれ接する。西部は、岩戸町に接する。町域内は主に住宅地として利用される。
歴史
編集牛込台地上にあり見晴らしがよかったことから、戦国時代には牛込氏がこの地一帯に牛込城を構えたが、後北条氏滅亡後廃城となった。
江戸時代には地蔵坂に牛込肴町に属する町屋があり、藁を売る店が多かったことから「藁店」(わらだな)と呼ばれた。また坂上は牛込北御徒町(現・北町)に入るところで御徒組の門に突き当たり、袋小路となっていたため袋町と呼ばれた。
1645年(正保2年)当地に光照寺が移転し、門前町が形成された。1765年(明和2年)光照寺の向かいに幕府天文方の司天台が移転してきたが、境内の林が観測に邪魔であったため、1782年(天明2年)には浅草に移転した。
江戸後期には藁店に藁店亭という寄席ができ、初代都々逸坊扇歌等が活動した。明治には和良店亭として色物席となったが、夏目漱石が足繁く通ったことで知られ、当地に馴染みがあったためか、『それから』では袋町を主人公長井代助の居住地としているほか、他作品にも度々登場させている。
現在の袋町は1869年(明治2年)に牛込袋町として成立した。1911年(明治44年)冠称を外し、その後町域を変更することなく現在に至る。
世帯数と人口
編集2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[6] | 479
|
2000年(平成12年)[7] | 600
|
2005年(平成17年)[8] | 517
|
2010年(平成22年)[9] | 650
|
2015年(平成27年)[10] | 665
|
2020年(令和2年)[11] | 692
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世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[6] | 261
|
2000年(平成12年)[7] | 340
|
2005年(平成17年)[8] | 295
|
2010年(平成22年)[9] | 359
|
2015年(平成27年)[10] | 385
|
2020年(令和2年)[11] | 404
|
学区
編集区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2018年8月時点)[12]。
- 区域 : 全域
- 小学校 : 新宿区立愛日小学校
- 中学校 : 新宿区立牛込第三中学校
事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[13]。
- 事業所数 : 38事業所
- 従業員数 : 143人
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[14] | 17
|
2021年(令和3年)[13] | 38
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[14] | 104
|
2021年(令和3年)[13] | 143
|
施設
編集その他
編集日本郵便
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ a b “住民基本台帳による東京都の世帯と人口(町丁別・年齢別) 令和5年1月” (CSV). 東京都 (2023年4月6日). 2023年12月17日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ “『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2024年2月4日閲覧。(CC-BY-4.0)
- ^ a b “袋町の郵便番号”. 日本郵便. 2023年11月17日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ 『角川日本地名大辞典 13 東京都』、角川書店、1991年再版、P879
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “通学区域”. 新宿区 (2018年8月13日). 2024年2月4日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年10月28日閲覧。