苫前町

北海道苫前郡の町
苫前村から転送)

苫前町(とままえちょう)は、北海道留萌管内中部に位置する

とままえちょう ウィキデータを編集
苫前町
苫前グリーンヒルウインドパーク及び苫前ウィンビラ発電所が所在する上平グリーンヒルウィンドファーム(2011年)
苫前町旗 苫前町章
1967年12月18日制定
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道留萌振興局
苫前郡
市町村コード 01483-4
法人番号 5000020014834 ウィキデータを編集
面積 454.60km2
総人口 2,670[編集]
住民基本台帳人口、2024年11月30日)
人口密度 5.87人/km2
隣接自治体 苫前郡羽幌町留萌郡小平町
上川総合振興局雨竜郡幌加内町
町の木 ナナカマド
町の花 エゾエンゴサク
他のシンボル -
苫前町役場
町長 福士敦朗
所在地 078-3792
北海道苫前郡苫前町字旭37-1
北緯44度18分22秒 東経141度39分11秒 / 北緯44.306度 東経141.65303度 / 44.306; 141.65303座標: 北緯44度18分22秒 東経141度39分11秒 / 北緯44.306度 東経141.65303度 / 44.306; 141.65303

苫前町役場
地図
町庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

苫前町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
テンプレートを表示
苫前町中心部と苫前漁港周辺の空中写真。1977年撮影の2枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
とままえ温泉ふわっとと風力発電所
苫前漁港の夕日

概要

編集

風力発電が盛んであり、国道232号から見える北海道最大級の風力発電風車群は雑誌などで取り上げられることも多い。

地名の由来

編集

町名の由来はアイヌ語の「トマ・オマ・イ」toma-oma-i(エゾエンゴサク・ある・もの(場所))から。

地理

編集

苫前町は、留萌地方中部、日本海側沿岸に位置する。

地形

編集

山地

編集
主な山
  • 丸山
  • 愛鳥山
  • 札足辺山
  • 朗音山
  • 上古丹別山
  • 錐立山
  • 古丹別山
  • 仙松山
  • 温根山
  • 鬼鹿山
  • 三毛別山
  • 三毛別
  • 知布志内山
  • 佐官別山
  • 大天狗岳
  • 奥三毛別山
  • 下古丹別山
  • 白頭山
  • 智保内山
  • 愛奴山

河川

編集
主な川
  • 古丹別川
  • チエボツナイ川
  • 三毛別川
    • ルペシュペナイ川

湖沼

編集
主な沼
  • 霧立沼
主な池
  • 三渓貯水池
  • 小川貯水池
  • 八線沢貯水池
主な湖
  • 苫前ダム
  • 上小川ダム

人口

編集
 
苫前町と全国の年齢別人口分布(2005年) 苫前町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 苫前町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
苫前町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 8,544人
1975年(昭和50年) 7,174人
1980年(昭和55年) 6,528人
1985年(昭和60年) 5,748人
1990年(平成2年) 5,251人
1995年(平成7年) 4,868人
2000年(平成12年) 4,645人
2005年(平成17年) 4,202人
2010年(平成22年) 3,657人
2015年(平成27年) 3,265人
2020年(令和2年) 2,936人
総務省統計局 国勢調査より

消滅集落

編集

2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[1]

  • 苫前町 - 字霧立

隣接する自治体

編集
留萌振興局
上川総合振興局

歴史

編集

沿革

編集
  • 縄文時代より栄える。
  • 江戸時代(慶長年間)松前藩がトママイ場所を開く。
  • 1786年天明6年) 苫前神社の創建。
  • 1869年明治2年)北海道で国郡里制が施行され、天塩国および苫前郡が設置される。開拓使が管轄。
  • 1880年(明治13年)苫前村・白志泊村・力昼村の戸長役場を苫前村に設置
  • 1888年(明治21年)8月 苫前郡苫前村が白志泊村を編入
  • 1894年(明治27年)2月3日 苫前郡羽幌村(現羽幌町)を分村
  • 1897年(明治30年)7月15日 苫前村の戸長役場が羽幌村戸長役場を分離
  • 1902年(明治35年)4月1日 苫前郡力昼村(りきびる)を編入、二級町村制、苫前郡苫前村
  • 1915年大正4年)4月1日 一級町村制、苫前郡苫前村
  • 1915年(大正4年)12月9日-14日 三毛別羆事件。苫前町三毛別(さんけべつ、現在の地名は三渓)でヒグマが民家を襲撃した。ヒグマは最終的に射殺されたが、死者7名、負傷者3名の被害が発生し、日本獣害史上最悪の事件となった。
  • 1948年昭和23年)10月1日 町制施行、苫前町

施設

編集

警察

編集
  • 羽幌警察署苫前駐在所
  • 羽幌警察署古丹別駐在所

消防

編集

郵便局

編集
  • 苫前郵便局(集配局)
  • 古丹別郵便局(集配局)
  • 力昼郵便局

対外関係

編集

姉妹都市・提携都市

編集

国内

編集
姉妹都市

経済

編集

主要産業は沿岸漁業、農業、酪農、林業など。農業はなどを生産。

第一次産業

編集

農業

編集
農協

漁業

編集
漁協
  • 北るもい漁業協同組合苫前支所
漁港

第三次産業

編集

金融機関

編集

拠点を置く企業

編集

情報通信

編集

マスメディア

編集

中継局

編集

生活基盤

編集

ライフライン

編集

電力

編集
発電所

教育

編集
 
三渓小学校跡

高等学校

編集
道立

中学校

編集

小学校

編集

交通

編集

鉄道

編集

町内の鉄道は廃止されており、現在は存在しない。

かつては下記の路線があった。

路線バス

編集
  • 沿岸バス - 日本海沿岸地域(国道232号)を運行する旧国鉄羽幌線代替の一般路線バス「幌延留萌線」と、札幌市発着の高速バス「特急はぼろ号」、旭川市発着の高速バス「特急あさひかわ号」を運行する。また町内路線として、上平 - 古丹別間を運行する上平古丹別線もある。

道路

編集
 
霧立峠

国道

編集

道道

編集

道の駅

編集

観光

編集
 
小川神社

文化財

編集

町の文化財

編集
  • 修羅(船材の運搬具) - 苫前町郷土資料館所蔵
  • 須恵器(甕)- 苫前町郷土資料館所蔵
  • 苫前町くま獅子舞 - 苫前町くま獅子保存会
  • 苫前運上屋跡
  • 陣屋の跡
  • 寺子屋発祥の地
  • 苫前戸長役場跡
  • 苫前町水田発祥の地
  • 岩見の一本松 - イチイの木

道指定有形文化財

編集
  • 木造十一面観音立像[2] - 苫前町役場所蔵

名所・旧跡

編集
主な神社

出身・関連著名人

編集

脚注

編集
  1. ^ 総務省統計局統計調査部国勢統計課平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級),男女別人口,総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》』(CSV)(レポート)総務省、2017年1月27日https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files/data?fileid=000007841019&rcount=12017年5月20日閲覧 ※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。
  2. ^ 文化遺産オンライン北海道教育委員会 2011年8月閲覧

関連項目

編集

外部リンク

編集