第34回国民体育大会バレーボール競技

第34回国民体育大会バレーボール競技(だい34かい こくみんたいいくたいかい バレーボールきょうぎ)は、1979年10月に宮崎県で開催された第34回国民体育大会(日本のふるさと宮崎国体)のバレーボール競技大会である。

第34回 国民体育大会バレーボール競技
開始年 1946
主催 日本体育協会
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概要

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No. 実施種目 参加チーム数 メイン会場 日程
1 成年男子(6人制) 10 都城市体育館
都城農業高校体育館
都城商業高校体育館
都城工業高校体育館
小林市民体育館
小林工業高校体育館
小林商業高校体育館
1979年10月15日 - 10月18日
2 成年男子(9人制) 10
3 成年女子(6人制) 10
4 成年女子(9人制) 10
5 少年男子 10
6 少年女子 47

成年男子(6人制)

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出場チーム

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No. ブロック チーム名
1 北海道 新日鐵室蘭
2 東北 電電東北
3 関東 富士フイルム
4 北信越 金沢教員
5 東海 東レ九鱗会
6 近畿 神戸製鋼
7 中国 専売広島
8 四国 小豆島クラブ
9 九州 住友金属
10 開催地 オール宮崎

1回戦

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#101
新日鐵室蘭 2 - 0
(15-11)
(15-9)
金沢教員
#102
神戸製鋼 2 - 1
(15-9)
(9-15)
(15-13)
東レ九鱗会

準々決勝

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#103
専売広島 2 - 0
(15-10)
(15-4)
新日鐵室蘭
#104
住友金属 2 - 0
(15-5)
(15-6)
電電東北
#105
オール宮崎 2 - 0
(15-10)
(15-2)
小豆島クラブ
#106
富士フイルム 2 - 0
(15-7)
(15-11)
神戸製鋼

準決勝

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#107
専売広島 2 - 0
(15-8)
(15-5)
住友金属
#108
富士フイルム 2 - 0
(15-5)
(15-0)
オール宮崎

決勝

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#109
専売広島 2 - 0
(17-15)
(15-4)
富士フイルム
主審: 月岡靖夫

最終結果

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順位. チーム名 ブロック
優勝 専売広島 中国
準優勝 富士フイルム 関東
3 住友金属 九州
オール宮崎 開催地

富士フイルムは二連覇ならず、専売広島が初優勝。

成年男子(9人制)

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出場チーム

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No. ブロック チーム名
1 北海道 釧路市役所
2 東北 山形クラブ
3 関東 茨城教員
4 北信越 長野りんどう会
5 東海 岐阜教員
6 近畿 三井東圧大阪
7 中国 電電岡山
8 四国 高知教員
9 九州 九州電力鹿児島
10 開催地 はまゆう会

1回戦

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#201
釧路市役所 2 - 0
(21-16)
(21-19)
茨城教員
#202
九州電力鹿児島 2 - 0
(21-18)
(21-12)
三井東圧大阪

準々決勝

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#203
岐阜教員 2 - 0
(21-8)
(21-11)
釧路市役所
#204
山形クラブ 2 - 0
(21-14)
(21-14)
はまゆう会
#205
電電岡山 2 - 0
(21-18)
(21-19)
高知教員
#206
九州電力鹿児島 2 - 1
(18-21)
(21-15)
(21-16)
長野りんどう会

準決勝

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#207
岐阜教員 2 - 1
(24-22)
(13-21)
(21-13)
山形クラブ
#208
電電岡山 2 - 0
(21-18)
(21-18)
九州電力鹿児島

決勝

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#209
岐阜教員 2 - 0
(21-18)
(21-19)
電電岡山
主審: 広川一之

最終結果

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順位. チーム名 ブロック
優勝 岐阜教員 東海
準優勝 電電岡山 中国
3 山形クラブ 東北
九州電力鹿児島 九州

成年女子(6人制)

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出場チーム

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No. ブロック チーム名
1 北海道 北海道拓殖銀行
2 東北 日東紡富久山
3 関東 日本電気
4 北信越 石川繊維
5 東海 カネボウ
6 近畿 ユニチカ
7 中国 広島クラブ
8 四国 四銀球友会
9 九州 久光製薬
10 開催地 みやざきクラブ

1回戦

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#301
久光製薬 2 - 0
(16-14)
(15-5)
石川繊維
#302
日本電気 2 - 0
(15-0)
(15-1)
北海道拓殖銀行

準々決勝

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#303
カネボウ 2 - 0
(15-10)
(15-5)
久光製薬
#304
みやざきクラブ 2 - 0
(15-9)
(15-4)
四銀球友会
#305
広島クラブ 2 - 1
(11-15)
(15-6)
(15-4)
日東紡富久山
#306
日本電気 2 - 1
(15-7)
(4-15)
(15-12)
ユニチカ

準決勝

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#307
カネボウ 2 - 0
(15-0)
(15-0)
みやざきクラブ
#308
日本電気 2 - 0
(15-4)
(15-5)
広島クラブ

決勝

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#309
カネボウ 2 - 0
(15-9)
(15-4)
日本電気
主審: 久長一善

最終結果

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順位. チーム名 ブロック
優勝 カネボウ 東海
準優勝 日本電気 関東
3 広島クラブ 中国
みやざきクラブ 開催地

カネボウは完璧な試合内容で三連覇を達成した。昨年、ヤシカから全体移籍した日本電気は初優勝ならず。

成年女子(9人制)

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出場チーム

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No. ブロック チーム名
1 北海道 庶路クラブ
2 東北 山形クラブ
3 関東 石川島播磨重工業東京
4 北信越 チノン
5 東海 淳鹿クラブ
6 近畿 日新電機京都
7 中国 電電岡山
8 四国 百十四銀行
9 九州 トキハ
10 開催地 宮崎マツダ

1回戦

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#401
百十四銀行 2 - 1
(14-21)
(23-21)
(22-20)
淳鹿クラブ
#402
庶路クラブ 2 - 0
(21-15)
(21-17)
山形クラブ

準々決勝

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#403
石川島播磨重工業東京 2 - 1
(24-22)
(28-30)
(21-16)
百十四銀行
#404
チノン 2 - 0
(21-18)
(21-15)
トキハ
#405
日新電機京都 2 - 1
(18-21)
(22-20)
(21-12)
電電岡山
#406
宮崎マツダ 2 - 0
(21-12)
(21-17)
庶路クラブ

準決勝

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#407
石川島播磨重工業東京 2 - 1
(21-8)
(13-21)
(21-13)
チノン
#408
宮崎マツダ 2 - 0
(21-15)
(21-17)
日新電機京都

決勝

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#409
宮崎マツダ 2 - 0
(21-8)
(21-15)
石川島播磨重工業東京
主審: 小比賀忠和

最終結果

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順位. チーム名 ブロック
優勝 宮崎マツダ 開催地
準優勝 石川島播磨重工業東京 関東
3 チノン 北信越
日新電機京都 近畿

開催地枠で出場の宮崎マツダは二連覇を達成した。

少年男子

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出場チーム

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No. ブロック チーム名
1 北海道 東海大四高
2 東北 弘前工業高校
3 関東 藤沢商業高校
4 北信越 石川県立工業高校
5 東海 岐南工業高校
6 近畿 大阪商大附属高校
7 中国 広島ジュニア
8 四国 新田高校
9 九州 中津北高校
10 開催地 宮崎高校

1回戦

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#501
東海大四 2 - 0
(15-11)
(15-5)
中津北
#502
弘前工 2 - 0
(15-11)
(15-12)
広島ジュニア

準々決勝

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#503
大商大附 2 - 0
(15-4)
(15-5)
東海大四
#504
石川県工 2 - 1
(15-10)
(17-15)
(15-6)
岐南工
#505
宮崎 2 - 0
(15-4)
(15-3)
新田
#506
藤沢商 2 - 0
(15-3)
(15-4)
弘前工

準決勝

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#507
大商大附 2 - 1
(15-4)
(13-15)
(15-8)
石川県工
#508
藤沢商 2 - 0
(15-6)
(15-10)
宮崎

決勝

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#509
藤沢商 2 - 1
(13-15)
(15-11)
(15-9)
大商大附
主審: 図師紘

最終結果

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順位. チーム名 ブロック
優勝 藤沢商業高校 関東
準優勝 大阪商大附属高校 近畿
3 石川県立工業高校 北信越
宮崎高校 開催地

春高を制した藤沢商業とインターハイの覇者大商大附高の対戦となったが、藤沢商業がフルセットの熱戦を制して今季二冠に輝いた。

少年女子

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出場チーム

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No. ブロック チーム名 都道府県名
1 北海道 妹背牛商業高校 北海道
2 東北 青森西高校 青森県
3 久保学園高校 岩手県
4 古川商業高校 宮城県
5 大館桂高校 秋田県
6 山形学院高校 山形県
7 郡山女子大附属高校 福島県
8 関東 竜ヶ崎二高 茨城県
9 宇都宮女子商業高校 栃木県
10 高崎商業高校 群馬県
11 川越商業高校 埼玉県
12 千葉明徳高校 千葉県
13 八王子実践高校 東京都
14 聖和学院高校 神奈川県
15 増穂商業高校 山梨県
16 北信越 新潟青陵高校 新潟県
17 氷見高校 富山県
18 金沢商業高校 石川県
19 仁愛女子高校 福井県
20 飯田風越高校 長野県
21 東海 本巣高校 岐阜県
22 浜松市立高校 静岡県
23 岡崎女子高校 愛知県
24 松阪高校 三重県
25 近畿 八幡商業高校 滋賀県
26 成安女子高校 京都府
27 四天王寺高校 大阪府
28 志知高校 兵庫県
29 白藤高校 奈良県
30 和歌山信愛女子短大附高 和歌山県
31 中国 米子西高校 鳥取県
32 安来高校 島根県
33 就実高校 岡山県
34 広島ジュニア 広島県
35 香川高校 山口県
36 四国 徳島商業高校 徳島県
37 志度商業高校 香川県
38 西条高校 愛媛県
39 高知商業高校 高知県
40 九州 小倉女子商業高校 福岡県
41 佐賀商業高校 佐賀県
42 鶴鳴女子高校 長崎県
43 熊本市立高校 熊本県
44 中津南高校 大分県
45 南種子高校 鹿児島県
46 前原選抜 沖縄県
47 開催地 宮崎高校 宮崎県

1回戦

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#601
仁愛女子 2 - 1
(9-15)
(15-4)
(15-5)
鶴鳴女子
#602
小倉女商 2 - 0
(15-5)
(15-3)
久保学園
#603
郡山女大附 2 - 1
(15-13)
(8-15)
(15-6)
熊本市立
#604
川越商 2 - 0
(15-11)
(15-9)
佐賀商
#605
広島ジュニア 2 - 0
(15-9)
(15-11)
前原選抜
#606
古川商 2 - 0
(16-14)
(15-2)
高知商
#607
和歌山信愛女短大附 2 - 0
(15-2)
(15-7)
高崎商
#608
山形学院 2 - 0
(16-14)
(15-5)
就実
#609
徳島商 2 - 0
(15-1)
(15-5)
増穂商
#610
白藤 2 - 1
(15-10)
(14-16)
(15-8)
米子西
#611
宮崎 2 - 1
(14-16)
(15-10)
(15-9)
西条
#612
聖和学院 2 - 1
(15-11)
(13-15)
(16-14)
八幡商
#613
宇都宮女商 2 - 1
(13-15)
(15-2)
(15-9)
飯田風越
#614
安来 2 - 0
(15-13)
(15-5)
中津南
#615
志知 2 - 0
(15-12)
(15-9)
松阪

2回戦

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#616
四天王寺 2 - 0
(15-5)
(16-14)
仁愛女子
#617
千葉明徳 2 - 0
(15-3)
(15-12)
新潟青陵
#618
大館桂 2 - 1
(15-12)
(10-15)
(15-2)
小倉女商
#619
郡山女大附 2 - 1
(15-6)
(6-15)
(15-5)
岡崎女子
#620
妹背牛商 2 - 1
(15-8)
(14-16)
(15-10)
川越商
#621
浜松市立 2 - 0
(15-13)
(16-14)
広島ジュニア
#622
古川商 2 - 0
(17-15)
(15-13)
八王子実践
#623
和歌山信愛女短大附 2 - 0
(15-11)
(19-17)
本巣
#624
山形学院 2 - 0
(15-4)
(15-8)
成安女子
#625
徳島商 2 - 0
(15-6)
(15-6)
金沢商
#626
青森西 2 - 1
(13-15)
(15-12)
(15-8)
白藤
#627
宮崎 2 - 0
(15-2)
(15-6)
氷見
#628
聖和学院 2 - 1
(14-16)
(15-9)
(15-11)
南種子
#629
宇都宮女商 2 - 0
(15-5)
(15-13)
志度商
#630
安来 2 - 0
(15-9)
(15-10)
竜ヶ崎二
#631
香川 2 - 0
(15-6)
(15-6)
志知

3回戦

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#632
千葉明徳 2 - 0
(15-4)
(16-14)
四天王寺
#633
大館桂 2 - 0
(15-6)
(15-3)
郡山女大附
#634
妹背牛商 2 - 0
(15-8)
(15-4)
浜松市立
#635
古川商 2 - 0
(15-7)
(15-12)
和歌山信愛女短大附
#636
山形学院 2 - 1
(7-15)
(15-8)
(15-3)
徳島商
#637
宮崎 2 - 0
(15-4)
(15-12)
青森西
#638
宇都宮女商 2 - 0
(15-11)
(15-1)
聖和学院
#639
香川 2 - 0
(15-7)
(15-4)
安来

準々決勝

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#640
大館桂 2 - 0
(15-10)
(15-10)
千葉明徳
#641
古川商 2 - 0
(15-3)
(16-14)
妹背牛商
#642
山形学院 2 - 1
(11-15)
(15-13)
(15-10)
宮崎
#643
香川 2 - 0
(15-1)
(15-11)
宇都宮女商

準決勝

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#644
古川商 2 - 1
(15-8)
(11-15)
(15-12)
大館桂
#645
香川 2 - 0
(17-15)
(15-5)
山形学院

決勝

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#646
古川商 2 - 1
(10-15)
(15-11)
(15-12)
香川
主審: 今川功


最終結果

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順位. チーム名 都道府県名
優勝 古川商業高校 宮城県
準優勝 香川高校 山口県
3 大館桂高校 秋田県
山形学院高校 山形県

古川商業は国体初優勝。

脚注

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  • 本記事のマッチナンバーは編集の便宜上付番したものです。

参考文献

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  • 月刊バレーボール 1979年12月号 138-139ページ 日本文化出版刊
  • 『国民体育大会五十年のあゆみ』 競技記録編213ページ 1998年3月20日 編集・発行:日本体育協会

関連項目

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外部リンク

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