第26回気候変動枠組条約締約国会議
COP26(こっぷ26)としても知られる第26回気候変動枠組条約締約国会議(だい26かいきこうへんどうわくぐみじょうやくていやくこくかいぎ、COP26 英: United Nations Climate Change conference)は、2020年11月9日から11月20日の日程で英国スコットランド・グラスゴーで開催を予定されていたが、後述の通り、コロナ禍のため2021年に延期された。
日付 | 2021年10月31日 – 11月13日 |
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場所 | SEC Centre / 英国スコットランド グラスゴー |
別名 | COP26 (UNFCCC) CMP16 (京都議定書) CMA3 (パリ協定) |
関係者 | UNFCCC締約国 |
前回 | COP25 |
次回 | COP27 |
ウェブサイト | https://ukcop26.org/ |
この会議には、国連気候変動枠組条約第26回締約国会議、京都議定書の第16回締約国会議、パリ協定の第3回締約国会議が組み込まれる。
新型コロナウイルス感染症の世界的流行により世界的に人々の移動が厳しく制限されるようになった2020年4月1日、イギリス政府はCOP26の2021年への延期を決め[1]、5月28日に開催日程を2021年11月1日から12日までとすると発表した[2]。(アンバサダーは韓国のBLACKPINK[3]。)
主な合意
編集森林破壊
編集世界の森林面積の85%を占める100か国以上(カナダ・ロシア連邦・アメリカ合衆国[4]・コンゴ民主共和国など)が2030年までに終了することで合意。
パリ協定 (Article 6)
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金融
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気候変動適応策や地球温暖化対策は同意の主要なトピックとなった。
パリ協定では2020年までに発展途上国のために1000億米ドルの拠出に合意[5]。しかし、裕福な国家がそれに応えることに失敗。OECD参加国が2023年までに合意する可能性は低い[6]。
石炭
編集南アフリカ共和国は石炭依存解消のために85億ドルを受け取ることとなった。
チリ・ポーランド・ウクライナ・大韓民国・インドネシアおよびベトナムは2030年代までに石炭の利用を終了することを宣言。ただし、アメリカ合衆国や中華人民共和国、インドといった主要利用国は同意に至っていない[7] [8]。
メタン
編集メタン (CH4) の排出量削減に米国その他の国家が同意[9]。
80か国以上が2030年までに30%削減することに署名。
脚注
編集- ^ “COP26、開催を来年に延期 新型コロナ:朝日新聞デジタル”. (2020年4月2日)
- ^ “延期のCOP26、来年11月開催に:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞. (2020年5月30日)
- ^ “BLACKPINK「私たちの時代で最も重要な問題」500万回再生動画で何を訴えた? 【コメント全文】 #COP26”. ハフポスト. (2022年5月30日)
- ^ “COP26: World leaders promise to end deforestation by 2030”. BBC News. (2 November 2021) 7 November 2021閲覧。
- ^ “NDCs, climate finance and 1.5C: your Cop26 jargon buster”. The Guardian. (11 October 2021) 25 October 2021閲覧。
- ^ “COP26: What do the poorest countries want from climate summit?”. BBC News. (3 November 2021) 4 November 2021閲覧。
- ^ “COP26: 190 nations and organisations pledge to quit coal”. BBC News. (4 November 2021) 4 November 2021閲覧。
- ^ Vetter, David. “'The End Of Coal': COP26 Forges New Global Agreement To Retire Dirtiest Fossil Fuel” (英語). Forbes. 4 November 2021閲覧。
- ^ “Biden to unveil pledge to slash global methane emissions by 30%”. The Guardian. (2 November 2021) 2 November 2021閲覧。