真美社
真美社(しんびしゃ)は、昭和時代初期に大阪市に営業していた出版社で、新版画の版元。
創業者、創業年など詳細については一切不明であるが、1928年(昭和3年)、『浮世絵七大家画集』の発行などを行っている。[1] また、1931年(昭和6年)に大阪において成田守兼、華泉という画家による『艶姿二十四孝』という木版画シリーズを出版したことが知られる。なお、この成田守兼、華泉という二人の人物の生没年や経歴に関しても一切未詳である。
作品
編集- 成田守兼 『艶姿二十四孝 髪梳き(仮題)』
- 成田守兼 『艶姿二十四孝 たび(仮題)』 個人所蔵
- 華泉 『艶姿二十四孝 ランブ』
- 華泉 『艶姿二十四孝 倦怠(仮題)』 個人所蔵
出典
編集- ^ 『よみがえる浮世絵』145頁。
参考文献
編集- 町田市立国際版画美術館編 『浮世絵モダーン 深水・五葉・巴水…伝統木版画の隆盛』 町田市立国際版画美術館、2005年
- 東京都江戸東京博物館編 『よみがえる浮世絵 -うるわしき大正新版画展』 東京都江戸東京博物館、2009年