盲導鈴
盲導鈴(もうどうれい)は、視覚障害者を安全に建物の入口等に誘導するための音声誘導装置(誘導チャイム、誘導鈴とも)[1]。通常、高低の2音を組み合わせた電子チャイムが用いられる。公共施設の入口等に設置されるが、鉄道車両への取り付けも見られるようになっている。
音
編集通常、発振回路やメロディICなどによる「ピンポン」という音が用いられる[2]。正弦波のものも存在する。それ以外では、鳥の鳴き声や短いメロディの流れるものも存在する。
設置例
編集- 駅(改札口付近やプラットホーム上など)
- 市役所・町役場・村役場
- 病院
- 公民館
- 図書館
- コンサートホール
- 東武鉄道新製車・修繕車 - 60000系・50000系列・9000系・9050系(9101Fを除く地下鉄副都心線直通対応車のみ)
- 阪神電鉄新造車・改造車 - 1000系・5500系(リニューアル編成のみ)・5550系・5700系・8000系(8231F以降のリニューアル)・
- ドア上部に取り付けており、ドア開放時に鳴らすようにすることで、どのドアが開いているのかを聴覚的に判別させやすくしている。
- 南海電鉄 - 2200系・2230系・7100系(ワンマン運転対応車両のみ)・2300系・8000系・8300系・6200系(更新車のみ)・9000系(更新車のみ)・6200系50番台・12000系
- 京成電鉄 - 3100系(2代)
- 新京成電鉄 - 80000系
- 大阪モノレールの更新・改造車
- 山陽電鉄新造車 - 6000系
- 京王電鉄 - 5000系(2代目)
脚注
編集- ^ “駅で聞こえる「ピーンポーン音」と「鳥のさえずり音」の正体は?”. アイティメディア. 2023年3月15日閲覧。
- ^ “「公共施設における誘導用音サイン」に関する国際規格が発行されました”. 経済産業省. 2023年3月15日閲覧。