白帝城(はくていじょう)は、中国重慶市奉節県長江三峡に位置する地名。

白帝城
白帝城の門。『白帝城』の扁額は郭沫若の揮毫である。
白帝城の門。『白帝城』の扁額は郭沫若の揮毫である。
中華人民共和国の旗 中国
直轄市 重慶市
奉節県
地図

かつて新末後漢初の群雄公孫述がこの地に築いた城が白帝城と呼ばれたことが由来である。永安宮ともいう。

歴史

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三国時代、蜀(蜀漢)の建国者劉備夷陵の戦いに敗れ、逃れたのが白帝城であった。劉備は後事を諸葛亮に託し、この城で没した。

三国志演義』では、呉の大将陸遜が劉備を追って白帝城を目指したが、予め諸葛亮が仕掛けておいた石兵八陣により撤退を余儀なくされる。

後のの時代の詩人李白は『早発白帝城』(早に白帝城を発す)という詩を残している。

2006年三峡ダムの開発により島となった。2006年に中華人民共和国の全国重点文物保護単位に指定された。2022年に中国の5A級観光地にも認定された[1]

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ 重庆市奉节县白帝城·瞿塘峡景区”. www.mct.gov.cn. 中華人民共和国文化観光部 (2022年7月18日). 2023年2月3日閲覧。

関連項目

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  • 犬山城 - 別称の「白帝城」は、立地が『早発白帝城』に詠まれた白帝城を想起させるとして荻生徂徠が付けたといわれる。
  • 李白 - この地で漢詩を詠んだ。
  •   ウィキブックスには、早発白帝城に関する解説書・教科書があります。

座標: 北緯31度02分36秒 東経109度34分12秒 / 北緯31.0433度 東経109.570度 / 31.0433; 109.570 (白帝城)