無窮花大勲章
無窮花大勲章(むくげだいくんしょう、ムグンファデフンジャン、無窮花大勳章、朝: 무궁화 대훈장)は、大韓民国の勲章。1949年8月13日に無窮花大勲章令(大統領令第164号)により創設され[1]、1963年12月14日以降は賞勲法により規定されている[2]。同国では最高位かつ単一級の勲章である。
無窮花大勲章 | |
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無窮花大勲章の副章 | |
韓国の栄典 | |
対象 | 大韓民国大統領とその配偶者、友好国の元首(前職を含む)とその配偶者 |
状態 | 存続 |
大綬の色 |
無窮花大勲章 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 무궁화 대훈장 |
漢字: | 無窮花大勳章 |
発音: | ムグンファデフンジャン |
日本語読み: | むくげだいくんしょう |
ローマ字転写: | Mugunghwa Daehunjang |
授与対象
編集無窮花大勲章は賞勲法第10条により、「大統領、大統領の配偶者、友好国の前職を含む元首とその配偶者」へ授与されることが規定されている[3][4][5]。このことから、事実上大統領が自身または後任に対して授与する勲章となっており、金大中までは就任直後に授与された[5]。盧武鉉[5]、李明博は退任前に授与されたが[4]、これは自身に対する叙勲であった。朴槿恵に対しては、前任の李明博が授与することで後任に対する叙勲とし[6]、受章は就任後とされた[7]。
2006年、元大統領の全斗煥と盧泰愚が粛軍クーデターと光州事件に対する有罪判決を理由に受章してきた勲章を剥奪されたが、大統領の地位を叙勲の根拠とする無窮花大勲章のみは例外とされた[8]。
意匠
編集無窮花大勲章は賞勲法第27条により頸飾章、正章、副章、襟章で構成され[3]、その意匠は賞勲法施行令第13条により定められている[9]。首飾り式の頸飾章が設けられるほか、正章の大綬は左肩から下げ、副章は右胸に佩用したりするなど、賞勲法が定める他の勲章と異なる規定がある[9]。
章飾の意匠は、名称の通りに大韓民国の国花である無窮花(ムクゲ)を全体に配している。表面中央のルビーの台座に据えられた金冠をアメシストで表した十二個の無窮花の芽と十二稜の光線が取り囲み、さらに赤色のマルタ十字が重なった形状である[9][10][11]。頸飾章と正章の章飾にはさらに一対の鳳凰と無窮花を組み合わせた鈕が付き、頸飾の鎖には無窮花と瑞蝶文様が交互に並び、中央には月桂冠に囲まれた太極と四卦の図が配される[9][10][11][12]。正章の大綬は赤色である[9][10][11]。
なお、従来の女性用章飾は男性用より小さい寸法が規定されていたが、2015年12月31日の賞勲法施行令改正により男性用の寸法に統合された[13][14]。
金・銀・アメシスト・ルビー等を素材とする勲章の制作費は、2005年には2000万ウォン、2013年には4500万ウォンを越えると推定されている[15][16]。
受章者一覧
編集出典
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外部リンク
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