炎のボレロ
ミュージカル・ロマン[1]『炎のボレロ』(ほのおのボレロ)は、1988年に宝塚歌劇団星組[1]で初演された舞台作品。2020年に雪組で再演された[2]。
公演記録
編集1988年
編集2020年
編集雪組全国ツアーで再演された[2]。
併演は『Music Revolution! -New Spirit-[2]』。
公演期間と公演場所
編集あらすじ
編集メキシコはナポレオン3世の傀儡政権マキシミリアン皇帝により占領されていた。遊学中に皇帝側のブラッスール公爵に両親と兄を惨殺されたアルベルトは復讐を誓い、メキシコに戻ってきた。
春祭りの夜、アルベルトは家出中の娘カテリーナと出会う。実は彼女はドロレス伯爵家の娘であり、ブラッスール公爵子息の婚約者であった。二人はやがて愛し合うようになる。
一方その頃、ブラッスール公爵の命を受けフランス軍将校ジェラールがアルベルトの行方を追っていた。白血病で余命少ないジェラールであったが、それを振り切るかのように執念深くアルベルトを追う。ウバンゴ(実は、マキシミリアン政権に抵抗する共和派)の酒場で働く恋人・モニカが彼を支えていた。
アルベルトは共和派に加入。仲間たちと共に革命軍に参加し、メキシコ独立のため、家族の復讐のためにブラッスール公爵に立ち向かう…
主な配役
編集1988年 (主な配役)
編集- 本公演
※役柄は出典していない(2017年2月現在)。
- アルベルト・カザルス(日向薫[3]) …惨殺されたカザルス侯爵家の次男。
- カテリーナ・ドロレス(南風まい[3])…ドロレス伯爵の娘。
- ジェラール・クレマン(紫苑ゆう[3]) …フランス軍情報部大尉。
- ブラッスール公爵(麻月鞠緒[3])…マキシミリアン皇帝政府の官房長官。
- オノリーヌ・オージュ伯爵夫人(藤京子[3])…ブラッスール公爵の愛人。
- ドロレス伯爵(萬あきら[3]) …カテリーナの父。
- モニカ(毬藻えり[3])…ウバンゴの酒場で働く。ジェラールの恋人。
- フラミンゴ(麻路さき[3])…共和派のリーダー。
- ローラン(燁明[3])…ブラッスール公爵子息。カテリーナの許婚。
- ファノ(あづみれいか[3])…アルベルトの友人で共和派。
- テオドール(英りお[3])
- ウパンゴ(一樹千尋[3])…酒場の主人で実は共和派に属する。
- タイロン(夏美よう[3])…従僕(実はブラッスール公爵を監視するスパイ)。
- リンゴー(大輝ゆう[3])…共和派の仲間。
- カルメン(葉山三千子[3])
- ミランダ(洲悠花[3])
- 新人公演
※氏名の前に「宝塚」、「東京」の文字がなければ両公演共通。
- アルベルト(麻路さき[4])
- カテリーナ(茜このみ[4])
- ジェラール(大輝ゆう[4])
- ブラッスール公爵(千秋慎[4])
- オノリーヌ(綾瀬るり[4])
- ドロレス伯爵(天地ひかり[4])
- モニカ(宝塚:青山雪菜[4]、東京:乙原愛[6])
- フラミンゴ(海峡ひろき[4])
- ローラン(英りお[4])
- ファノ(英真なおき[4]
- テオドール(絵麻緒ゆう[4])
- ミランダ(宝塚:?、東京:万里柚美[6])
2020年 (主な配役)
編集スタッフ
編集1988年 (スタッフ)
編集※氏名の後ろに「宝塚」、「東京」の文字がなければ両公演共通。
脚注
編集- ^ a b c d e f 80年史 1994, p. 328、331.
- ^ a b c d “雪組公演 『炎のボレロ』『Music Revolution! -New Spirit-』”. 宝塚歌劇公式ホームページ. 2021年9月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac 80年史 1994, p. 328.
- ^ a b c d e f g h i j k l 80年史 1994, p. 332.
- ^ a b c 80年史 1994, p. 331.
- ^ a b c 80年史 1994, p. 333.
参考文献
編集- 企画・構成・執筆:橋本雅夫 著、編集統括:北川方英 編『夢を描いて華やかに―宝塚歌劇80年史―』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5。