火の山公園
山口県下関市にある広域公園
火の山公園(ひのやまこうえん)は、山口県下関市の火の山にある都市公園(広域公園)。山頂部の「山頂公園」と山麓部の「山麓公園」からなる[1]。
火の山公園 Hinoyama Park | |
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火の山公園から関門海峡を望む | |
分類 | 都市公園(広域公園) |
所在地 |
山口県下関市みもすそ川町 |
面積 | 122.5ha(内約64haについては国有地を無償で借り受け) |
開園 | 1956年(昭和31年)7月1日 |
運営者 | 下関市 |
設備・遊具 | 複合遊具(滑り台、ローラー滑り台、ターザンロープ、ネットクライム、ウォールクライムなど) |
駐車場 | 立体駐車場(山頂)普通車270台、大型バス8台/火の山ロープウェイ下駅横(山麓)普通車30台 |
公式サイト | [1]/[2] |
概要
編集火の山公園は1948年(昭和23年)に都市計画公園として決定し整備された公園で、1956年(昭和31年)5月に瀬戸内海国立公園(関門海峡地域、第2種特別地域)に指定された[1]。眺望が良く関門海峡や下関市街、日本海まで見渡すことができる[1]。火の山からの夜景は日本夜景遺産にも登録されており、1000万ドルの価値があるとも言われている[2]。
1973年(昭和48年)には火の山展望台が開業し[1]、2階が360度回転する展望レストランを備えていた[3]。しかし、火の山展望台は2016年12月31日を以て営業中止となり、2017年3月より解体された[4]。2021年(令和3年)2月の整備基本構想によると天候に左右されずに眺望できる展望スペースを新たに確保するとしている[1]。
また、1958年(昭和33年)4月から山麓と山頂の間を火の山ロープウェイが運行してきたが、老朽化により、2024年(令和6年)11月で営業を終了し、2027年3月に新たにパルスゴンドラ(固定循環式ゴンドラ)が設けられる予定である[5]。
火の山ロープウェイ上駅と山頂の間には2001年に木製展望台(ウッドデッキ)が設置されたが、観光施設再編のため2024年7月から解体され、2025年度に「ヒノヤマリング展望台」が建設されることになった[6]。
主な施設
編集山頂公園
編集山麓公園
編集アクセス
編集バス
編集- JR西日本下関駅から
- サンデン交通バス火の山国民宿舎行き約15分「火の山ロープウェイ」下車後、下記ロープウェイ利用。
- (なお、以前運行されていた山頂までの路線バスは廃止された。)
- サンデン交通バス長府方面行きで12分、「御裳川(みもすそがわ)」下車後徒歩5分の壇の浦駅から下記ロープウェイ利用。
ロープウェイ
編集- 壇の浦駅から火の山ロープウェイで火の山駅下車。
- なお、徒歩にて登山道を利用することも可。この場合、壇の浦駅から徒歩約30分。
道路
編集外部リンク
編集ギャラリー
編集-
火の山公園から関門海峡を望む
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展望台からは関門海峡の夜景が楽しめる
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火の山公園にある戦艦大和主砲弾
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展望台 回転展望レストラン
出典
編集- ^ a b c d e f g h i j “火の山地区観光施設再編整備基本構想【概要版】”. 下関市. 2024年3月16日閲覧。
- ^ https://shimonoseki.travel/spot/detail.php?uid=202
- ^ “火の山ロープウェイ”. ニッポン旅マガジン. 2024年3月16日閲覧。
- ^ リニューアル工事に伴う火の山展望台閉館について下関市 2016年12月5日
- ^ “「火の山ロープウェイ」ラストイヤー運行開始 11月で66年間の営業終了、リニューアルへ”. 山口新聞. 2024年3月16日閲覧。
- ^ “下関・火の山、木製展望台解体へ”. 山口新聞. 2024年7月19日閲覧。
座標: 北緯33度58分23.89秒 東経130度57分33.09秒 / 北緯33.9733028度 東経130.9591917度