下関市火の山ロープウェイ
下関市火の山ロープウェイ(しものせきしひのやまロープウェイ)は、山口県下関市が運営する索道路線。一般財団法人下関市公営施設管理公社に運営を委託している。設備更新のため、2024年(令和6年)11月10日で営業を終了した[1]。
下関市火の山ロープウェイ | |
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火の山駅に登る2号「かんじゅ」 | |
基本情報 | |
現況 | 休止 |
国 | 日本 |
所在地 | 山口県 |
種類 | 索道 |
起点 | 壇の浦駅 |
終点 | 火の山駅 |
駅数 | 2駅 |
開業 | 1958年(昭和33年) |
休止 | 2003年(平成15年)3月31日 |
営業再開 | 2005年(平成17年)10月 |
休止 | 2024年(令和6年)11月10日 |
再開 | 2027年(令和9年)3月(予定) |
所有者 | 下関市(観光スポーツ文化部観光施設課) |
運営者 | (一社)下関市公営施設管理公社 |
路線諸元 | |
路線距離 | 438.96m |
高低差 | 165 m |
最高速度 | 秒速3.0m |
概要
編集火の山の山頂付近(標高268メートル)の火の山駅と山麓側の壇の浦駅の高低差165メートルを結んでいる[2][3]。
開業初年度には約55万人が利用するなど[2]、最盛期の昭和30年代は年間約50万人が利用した[3]。しかし、下関市火の山パークウェイの開通や観光客の減少で利用客が減少し[3]、1990年代後半には年間乗客数が10万人を割り込むようになった[2]。そのため2003年(平成15年)3月31日限りで運行休止となった[3]。
その後、運行形態を季節運行として、2005年(平成17年)10月から実証実験を開始した[2][3]。そして2007年(平成19年)からは運行期間を3月から11月までとして営業を再開した[3]。
しかし、老朽化により、2024年(令和6年)11月で現在の形態での営業を終了することを決定、2024年(令和6年)11月10日の運行を持って営業を終了した[1]。索道としては完全な廃止ではなく、2027年3月を目処に新たにパルスゴンドラ(固定循環式ゴンドラ)により運行が再開される予定である[2]。
路線データ
編集駅一覧
編集搬器
編集運行休止直前は、1978年大阪車輌工業製の搬器(定員31名)2台を使用していた[3]。塗装はオレンジ色。「満珠島・干珠島」にちなんで1に「まんじゅ」、2に「かんじゅ」の愛称が付けられている。
運行形態
編集運行休止までは3月中旬から11月下旬までの間、火・水曜日を除き、10時から17時まで20分間隔(毎時00, 20, 40分発)で運行されていた[3]。ただし、夜間運行や延長運行を行う日もあった[2]。
接続路線
編集- 壇ノ浦駅:サンデン交通バス(火の山ロープウェイ停留所)
脚注
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 下関市火の山ロープウェイ (@hinoyamaropeway) - X(旧Twitter)