渡辺祐介
(渡邊祐介から転送)
渡辺 祐介(わたなべ ゆうすけ、1927年7月17日 - 1985年10月15日)は、日本の映画監督である[1][2]。
わたなべ ゆうすけ 渡辺 祐介 | |
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生年月日 | 1927年7月17日 |
没年月日 | 1985年10月15日(58歳没) |
出生地 | 日本 東京都 |
職業 | 映画監督、脚本家 |
ジャンル | 映画、テレビ映画 |
活動期間 | 1960年 - 1985年 |
主な作品 | |
映画 『二匹の牝犬』 『ドリフターズですよ!』シリーズ テレビドラマ 『孤独の賭け』 『鬼平犯科帳』 |
経歴
編集1927年(昭和2年)7月17日、東京都蒲田に生まれる。東京都立第八中学校(現在の東京都立小山台高等学校)を経て、静岡高等学校に入学。一級下の吉行淳之介らと同人雑誌『くたかけ』を発刊し、最初のシナリオを発表する。東京大学文学部美術科に進み、1951年卒業。在学中の1950年、新東宝助監督部に入社。助監督として中川信夫、佐伯幸三、斎藤寅次郎、市川崑、松林宗恵らにつく。1960年、『少女妻・恐るべき十六才』で監督デビュー。翌1961年、東映東京撮影所に移籍。『二匹の牝犬』『悪女』『牝』といった緑魔子主演の"悪女"シリーズを手掛ける。1968年、フリーとなり、ザ・ドリフターズの"全員集合!!"シリーズをヒットさせる。ドリフ映画は松竹だけでなく東宝でも2本(しかもうち1本は東京映画)手がけている。デビュー以来18年間劇場映画の仕事が途切れなかったが、並行してテレビにも進出し、『孤独の賭け』『鬼平犯科帳』を演出する[1][2]。
おもなフィルモグラフィ
編集映画
編集- 少女妻・恐るべき十六才(1960年、新東宝)
- 契約結婚 (1961年、新東宝)
- 桃色の超特急(1961年、新東宝)
- 次郎長社長と石松社員・威風堂々(1962年、東映)
- がんこ親父と江戸っ子社員(1962年、東映)
- カレーライス(1962年、東映)
- 九ちゃんの大当りさかさま仁義(1963年、東映)
- 海道一の鬼紳士 (1963年、東映)※『東海一の鬼紳士』とも[3][4][5]
- 恐喝(1963年、東映)
- 二匹の牝犬(1964年、東映)
- 悪女 (1964年、東映)
- 牝 (1964年、東映)
- 黒い猫(1965年、東映)
- 暗黒街仁義 (1965年、東映)
- 無頼漢仁義(1965年、東映)
- あばずれ(1966年、東映)
- 悪童(1966年、東映)
- 五泊六日(1966年、池部プロ)
- 男なんてなにさ(1967年、東映)
- ザ・ドリフターズの映画シリーズ
- なにはなくとも全員集合!!(1967年、芸映プロ)
- やればやれるぜ全員集合!!(1968年、松竹)
- ドリフターズですよ!盗って盗って盗りまくれ(1968年、東京映画/渡辺プロ)
- ドリフターズですよ!特訓特訓また特訓(1969年、東宝/渡辺プロ)
- いい湯だな全員集合!!(1969年、芸映プロ)
- ミヨちゃんのためなら全員集合!!(1969年、松竹)
- ズンドコズンドコ全員集合!! (1970年、松竹)
- 誰かさんと誰かさんが全員集合!! (1970年、松竹)
- ツンツン節だよ全員集合!! (1971年、松竹)
- 春だドリフだ全員集合!!(1971年、松竹)
- 祭りだお化けだ全員集合!!(1972年、松竹)
- 舞妓はんだよ全員集合!! (1972年、松竹)
- チョットだけョ全員集合!!(1973年、松竹)
- 大事件だよ全員集合!!(1973年、松竹)
- 超能力だよ全員集合!!(1974年、松竹/渡辺プロ)
- ザ・ドリフターズの極楽はどこだ!!(1974年、松竹/渡辺プロ)
- 喜劇 爬虫類(1968年、松竹)
- 日本ゲリラ時代 (1968年、松竹)
- 喜劇 深夜族(1969年、松竹)
- たぬき坊主(1970年、松竹)
- 喜劇 ギャンブル必勝法(1970年、東映)
- 冠婚葬祭入門・新婚心得の巻 !! (1971年、松竹)
- 喜劇 大泥棒(1971年、松竹)
- 喜劇 トルコ風呂王将戦 (1971年、東映)
- 喜劇 夜光族(1971年、松竹)
- ポルノギャンブル喜劇・大穴中穴へその穴(1972年、東映)
- 黒の奔流(1972年、松竹)
- 必殺シリーズ
- 必殺仕掛人(1973年、松竹)
- 必殺仕掛人 梅安蟻地獄(1973年、松竹)
- にっぽん美女物語 (1974年、松竹/田辺エージェンシー)
- にっぽん美女物語・女の中の女 (1975年、松竹/田辺エージェンシー)
- やさぐれ刑事 (1976年、松竹)
- 反逆の旅(1976年、松竹)
- 美女放浪記 (1977年、松竹/田辺エージェンシー)
- 新宿馬鹿物語(1977年、松竹)
- 刑事物語(1982年、キネマ旬報社)
- 三等高校生(1982年、東宝映画/ジャニーズ事務所)
- 刑事物語 くろしおの詩(1985年、キネマ旬報社)
- 俺たちの行進曲(1985年)※劇場未公開
テレビドラマ
編集- 孤独の賭け(1963年〜1964年)
- 泣いてたまるか(1966年)
- マコ!愛してるゥ(1967年)
- ドカンと一発!(1968年〜1969年)
- 黒部の太陽(1969年)
- 笑ってよいしょ(1969年)
- 鬼平犯科帳(1969年〜1970年)
- 赤城の子守唄(1973年)
- 浮世絵 女ねずみ小僧(1974年)
- 子連れ狼(1974年)
- 必殺シリーズ
- 暗闇仕留人(1974年)
- 必殺仕置屋稼業(1975年〜1976年)
- 必殺からくり人・血風編(1976年)
- 必殺仕業人(1976年)
- 江戸プロフェッショナル・必殺商売人(1978年)
- 長崎犯科帳(1975年)
- 鬼平犯科帳(1975年)
- はぐれ刑事(1975年)
- 江戸の旋風(1975年)
- 泣かせるあいつ(1976年)
- 白い秘密(1976年|1977年)
- ご存知!女ねずみ小僧(1977年)
- 破れ新九郎(1978年〜1979年)
- 横溝正史シリーズII・黒猫亭事件(1978年)
- 江戸の鷹 御用部屋犯科帖(1978年)
- 西遊記(1978年〜1979年)
- 女弁護士 朝吹里矢子 囁く手首の謎(1979年)
- 迷探偵コンビは死なず!幽霊湖の花嫁(1979年)
- 松本清張の聞かなかった場所(1979年)
- 87分署シリーズ・裸の街(1980年)
- 天皇の料理番(1980年)
- 旅がらす事件帖(1980年)
- 加山雄三のブラック・ジャック(1981年)
- 女弁護士 朝吹里矢子 華やかな狙撃者(1981年)
- 時代劇スペシャル 牢獄の花嫁(1981年)
- 時代劇スペシャル 岡っ引どぶ(1981年)
- 江戸の用心棒(1981年)
- 松本清張の地方紙を買う女(1981年)
- 時代劇スペシャル 岡っ引どぶ 京洛殺人事件(1982年)
- 時代劇スペシャル 岡っ引どぶ 流人島殺人事件(1982年)
- ザ・サスペンス 夜の誘惑者・避暑地の恐怖 金髪美女を狙う吸血の牙(1982年)
- 時代劇スペシャル 岡っ引どぶ 風車殺人事件(1983年)
- 名無しの探偵 愛の失踪(1982年)
- 死者の木霊(1982年)
- 松本清張の危険な斜面(1982年)
- 女検事・霞夕子 予期せぬ殺人(1985年)
- 土曜ワイド劇場 孤独の密葬(1985年)
脚注
編集- ^ a b 『日本映画監督全集 1976.12 キネマ旬報増刊No.698』(キネマ旬報社)p.468-469
- ^ a b 『日本映画・テレビ監督全集』(キネマ旬報社)p.568
- ^ 東海一の鬼紳士(MovieWaker)
- ^ 東海一の鬼紳士(映画.com)
- ^ 東海一の鬼紳士(シネマクエスト)