清水潔
日本の歴史学者
清水 潔(しみず きよし、1948年11月10日[要出典] - )は、日本の歴史学者。前皇學館大学学長・教授。博士(法学)(2008年・京都産業大学)。 専門は日本古代史(法制史、朝儀史、古代典籍、古代公卿学の研究)。三重県名張市出身[要出典]。同市在住[1]。2024年、瑞宝中綬章受章[2][1]。
略歴
編集著述目録
編集単著
編集- 清水潔『藤原行成』皇學館大學出版部〈皇学館大学講演叢書 第85輯〉、1996年。 NCID BA58982049。全国書誌番号:98015526。
編著
編集- 類聚符宣抄の研究-付・類聚符宣抄・別聚符宣抄索引-(国書刊行会 1982年)
- 皇學館大學史料編纂所『公卿補任年紀編年索引(自文武天皇元年至延暦十年)』皇學館大學史料編纂所、1990年。 NCID BN05446308。全国書誌番号:90053821。
- 式内社調査報告 総索引(皇學館大学出版部 1995年)
- 清水潔『新校本朝月令』皇學館大學神道研究所〈神道資料叢刊 8〉、2002年。 NCID BA61747921。全国書誌番号:20411541。
共著
編集- 図説伊賀の歴史 上巻(郷土出版社 1992年)
共編著
編集論文
編集- 清水潔「「類聚符宣抄」の成立について」『皇学館論叢』第4巻第2号、皇学館大学人文学会、1971年4月、38-46,表1枚、ISSN 02870347、NAID 40001177921。(目次のみ閲覧可能)
- 清水潔「「類聚符宣抄」「別聚符宣抄」人名索引」『皇学館論叢』第5巻第4号、皇学館大学人文学会、1972年8月、40-65頁、ISSN 02870347、NAID 40001177968。(目次のみ閲覧可能)
- 「律逸文一条と律集解」(利光三津夫博士拾遺『律の研究』所収)一条の訂正と追加(「律令研究資料」4 1973年)
- 清水潔「「類聚符宣抄」撰者再考:源経頼説の提唱」『皇学館論叢』第6巻第3号、皇学館大学人文学会、1973年6月、70-76頁、ISSN 02870347、NAID 40001177995。
- 『政事要略』の欠佚篇部目の復原-『国史大系書目解題』上巻の補遺と修正-(「皇學館論叢」6-5 1973年)
- 清水潔「「国史」について:「政事要略」所引「国史」を中心にして」『皇学館論叢』第7巻第1号、皇学館大学人文学会、1974年2月、32-59頁、ISSN 02870347、NAID 40001178016。
- 「基」(『令集解』所引)について(「皇學館大学紀要」13 1975年)
- 宮中・京中の式内社数-その数へ方-(「式内社研究会月報」10 1975年)
- 清涼記と新儀式と天暦蔵人式」(「皇學館論叢」9-2 1976年)
- 本朝月令と政事要略の編纂(「神道史研究」24-3 1976年)
- 伝宣草の成立(「皇學館大学紀要」15 1977年)
- 年号の制定方法(「神道史研究」25-5・6 1977年)
- 政事要略人名索引の補訂(「史聚」7 1977年)
- 明治天皇の御精神(「日本」27-11 1977年)
- 「説者」は養老律令注釈書の一書とする説への疑問(「史料」4 1978年)
- 摂関院政期の大嘗祭について(皇學館大学神道研究所編『大嘗祭の研究』皇學館大学出版部 1978年)
- 『本朝月令』逸文考(「史正」5・6 1978年)
- 「説者」補考(「史料」7 1978年)
- 伊賀国伊賀郡 依那古神社について(「式内社研究会月報」46 1978年)
- 政事要略の逸文一条(「史料」12 1979年)
- 類聚国史の篇目について(「史料」13 1979年)
- 政事要略逸文(「国書逸文研究」3 1979年)
- 詔勅・宸記・御訓誡書・御製に見る天皇(『歴史百科 日本皇室事典』所収 百年社 1979年)
- 伊賀国伊賀郡 依那古神社(「式内社のしおり」12 1979年)
- 松の内(「日本」29-1 1979年)
- 節分(「日本」29-2 1979年)
- 春分の日(「日本」29-3 1979年)
- 花まつり(「日本」29-4 1979年)
- 端午の節供(「日本」29-5 1979年)
- 六月祓(「日本」29-6 1979年)
- たなばた(「日本」29-7 1979年)
- お盆(「日本」29-8 1979年)
- 月見(「日本」29-9 1979年)
- 神無月(「日本」29-10 1979年)
- 新嘗祭(「日本」29-11 1979年)
- 冬至(「日本」29-12 1979年)
- 姓氏と紋章(「日本」29-12 1979年)
- 本朝月令所引の国史(「史料」20 1980年)
- 国史の引用より見たる政事要略の編纂態度と編者の日本紀観(「皇學館論叢」13-2 1980年)
- 神社の本(『歴史百科 日本の歴史書3500』所収 百年社 1980年)
- 四方拝(「日本」30-1 1980年)
- 祈年祭(「日本」30-2 1980年)
- 雛祭り(「日本」30-3 1980年)
- 天長節(「日本」30-4 1980年)
- こどもの日(「日本」30-5 1980年)
- 雷鳴(「日本」30-6 1980年)
- 相撲(「日本」30-7 1980年)
- 放生会(「日本」30-8 1980年)
- 重陽節(「日本」30-9 1980年)
- 平安仏教(「日本」30-10 1980年)
- 亥子餅(「日本」30-11 1980年)
- 正倉院展(「日本」30-12 1980年)
- 左経記(補遺・参考・覚書)(「国書逸文研究」6 1981年)
- 伊賀国伊賀郡 比地神社(「式内社のしおり」19 1981年)
- 源経頼の伝記的研究-その公卿学の形成と展開を中心にして(上)-(「皇學館論叢」14-5 1981年)
- 奉勅宣・上宣に非ざる宣旨」「史料」41 1981年)
- 源経頼の伝記的研究-その公卿学の形成と展開を中心にして(中)-(「皇學館論叢」14-6 1981年)
- 平安時代の漢唐文化(「日本」31-3 1981年)
- アメリカ見聞抄(「日本」31-9 1981年)
- 源経頼の伝記的研究-その公卿学の形成と展開を中心にして(下)-(「皇學館論叢」15-1 1982年)
- 式内社(「神道史研究」30-3 1982年)
- 本居宣長『古事記伝』(「日本」32-2 1982年)
- 梨木神社(「日本」32-9 1982年)
- 「外記宣旨」について(「芸林」32-4 1983年)
- 『江家次第』と『江次第語義』(「国書逸文研究」12 1983年)
- 国文学の発達(「日本」33-5 1983年)
- 蓑虫庵(「日本」33-8 1983年)
- 天仁元年大嘗会について(『瀧川政次郎先生米寿記念論文集 神道史論叢』所収 国書刊行会 1984年)
- 桃(「日本」34-3 1984年)
- 萩(「日本」34-9 1984年)
- 宇多天皇『寛平御遺誡』(「日本」34-9 1984年)
- 「重陽節の起源」「史料」75 1985年)
- 『小右記』『権記』『左経記』書名索引(稿)(「国書逸文研究」15 1985年)
- 楠(「日本」35-5 1985年)
- 楓(「日本」35-10 1985年)
- 朝熊神社(谷川健一編『日本の神々 神社と聖地』6所収 白水社 1986年)
- 八部衆(「日本」36-2 1986年)
- 竹取翁(「日本」36-4 1986年)
- 「年中行事」覚書(「神道古典研究会報」9 1987年)
- 『本朝月令』逸文(拾遺・参考・覚書)(「国書逸文研究」20 1987年)
- 『続日本紀』と年中行事(皇學館大学史料編纂所編『創立十周年皇學館大学史料編纂所論集』皇學館大学出版部 1989年)
- 『江家次第』大嘗会記事の性格とその成立(皇學館大学神道研究所編『続大嘗祭の研究』皇學館大学出版部 1989年)
- 大覚寺地の四履-『三代実録』の逸文によせて-(「史料」107 1990年)
- 左経記(『日本歴史「古記録」総覧 古代・中世篇』新人物往来社 1990年)
- 『玉類抄』所引『政事要略』逸文(拾遺・覚書)(「国書逸文研究」23 1990年)
- 恩の思想の展開と近代化(上)(「日本」41-10 1991年)
- 恩の思想の展開と近代化(下)(「日本」42-1 1991年)
- 平安時代の白山神社(白山神社史編纂委員会編『白山神社史』白山神社 1992年)
- 尊経閣文庫本「本朝月令」と建武の朝儀再興(「皇學館史學」7・8 1993年)
- 「西宮記」と源経頼の故実学(「神道大系月報」115 1993年)
- 『山家要略記』所引「本朝月令」について(「史料」138 1995年)
- 上代における毎朝御拝の伝統と神国思想-日本紀講書の影響-(「神道史研究」44-2 平成8年(1996年)
- 「元旦四方拝」の成立(「神道史研究」46-2 1998年)
- 本朝月令の諸本(「皇學館大学神道研究所紀要」15 1999年)
- 弘仁式貞観式逸文をめぐって(「史料」168 2000年)
- 神国思想の形成と展開-古代中世を中心として-(「日本」50-1 2000年)
- 本朝月令の成立(「皇學館大学神道研究所紀要」17 2001年)
- 『本朝月令』『政事要略』所引聖徳太子伝について(「神道史研究」49-2 2001年)
- 後三条天皇(上)(「日本」51-6 2001年)
- 後三条天皇(下)(「日本」51-7 2001年)
- 別聚符宣抄(『国史大系書目解題』下 吉川弘文館 2001年)
- 『本朝月令』書名考(所功先生還暦記念会編『国書・逸文の研究』臨川書店 2001年)
- 「御服」規定の成立-弘仁十一年詔の検討を中心に-(「史料」184 2003年)
- 醍醐天皇と延喜の治(「日本」56-1 2006年)
書評・紹介
編集- 『現代をどうとらえるか』(「日本」20-5 1970年)
- 谷省吾『真実の回復』(「日本」23-11 1973年)
- 所功著『日本の年号』(「皇學館論叢」10-3 1977年)
- 『古代天皇の秘密』(「日本」29-6 1979年)
- 白山芳太郎著『職原鈔の基礎的研究』(「皇學館大学神道研究所所報」14 1980年)
- 京都東山御文庫本撰集秘記」(「史料」23 1980年)
- 虎尾俊哉著『古代典籍文書論考』(「日本歴史」420 1983年)
- 所功著『日本の祝祭日』」(「日本」36-6 1986年)
- 瀧川博士米寿記念会編『律令制の諸問題』(「日本歴史」465 1987年)
- 田中卓著『歴史と伝統-この大学を見よ-』(「日本」38-10 1988年)
- 和田英松注解・所功校訂『新訂建武年中行事註解-付・日中行事註解-』(「神道史研究」38-3 1990年)
- 時野谷滋著『飛鳥奈良時代の基礎的研究』(「芸林」40-4 1991年)
- 『近江神宮 - 天智天皇と大津京-』(「日本」41-8 1991年)
- 西山徳博士著『日本思想の源流と展開』(「日本」43-10 1993年)
- 神道大系 朝儀祭祀編『西宮記』『北山抄』」(「芸林」44-2 1995年)
- 田中卓著『新撰姓氏録の研究』(田中卓著作集第九巻)(「芸林」45-4 1996年)
- 『國史学の骨髄』(「日本」49-3 1999年) 田中卓編『平泉澄博士全著作紹介』所収 (勉誠出版 2004年)
- 所功著『宮廷儀式成立史の再検討』(「芸林」50-2 2001年)
- 飯田瑞穂著作集4『古代史籍の研究下』(「芸林」50-3 2001年)
- 所京子著『平安朝「所・後院・俗別当」の研究』(「芸林」54-1 2005年)
項目執筆
編集解説
編集脚注
編集- ^ a b “令和6年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 11 (2024年11月3日). 2024年11月8日閲覧。
- ^ 『官報』号外259号、令和6年11月5日