清水サバ(しみずさば)は、高知県土佐清水市で水揚げされるサバのブランド名。新鮮さがウリであり、刺身タタキとして食べられる。年間を通して食べられ、は秋から冬にかけて。

足摺岬周辺の水深200メートルまでの大陸棚域に生息するゴマサバを、立縄漁という独特の漁法で一匹ずつ釣り上げる。漁船上ではサバが傷まないように、たも網ですくい、生け簀に入れて持ち帰る。港に着くと、漁協職員が駆け足で漁協水槽に移す(地元で「サバダッシュ」と呼ばれる)。

釣り上げられた時のストレスから回復させるため、サバは水槽では1-2日休ませてから出荷する。関西などには生きたまま活魚車で陸送され、首都圏には鮮度・食味保持のため血抜きなどの活〆処理されたうえで空輸されることが多い。

2000年に商標登録され、2011年には環境に配慮した漁業であることを示すMEL(マリン・エコラベル・ジャパン)認証を取得した。

重労働と高齢化で従事者が減っているため(2016年時点で35人)、漁具の製作・修繕は引退した元漁師に分業してもらうなどして、若者の呼び込みが図られている。

参考記事

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  • 【食のフロンティア】鮮度磨く「土佐の清水さば」漁師とOB、一丸で活性化『日経MJ』2018年3月19日(フード面)

外部リンク

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土佐の清水さば(土佐清水市ホームページ)