津久見駅
大分県津久見市中央町にある九州旅客鉄道の駅
津久見駅(つくみえき)は、大分県津久見市中央町にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である[1]。事務管コードは▲920539[6]。
津久見駅 | |
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駅舎(2019年8月) | |
つくみ Tsukumi | |
◄臼杵 (9.7 km) (5.5 km) 日代► | |
所在地 | 大分県津久見市中央町1-30[1][2] |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日豊本線 |
キロ程 | 178.9 km(小倉起点) |
電報略号 | クミ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[1] |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
657[3]人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1916年(大正5年)10月25日[1][4] |
備考 |
津久見市の代表駅で全列車が停車する。
歴史
編集- 1916年(大正5年)10月25日:鉄道院が開設[4]。
- 1949年(昭和24年)6月7日:昭和天皇の戦後巡幸があり、お召し列車が停車。駅前奉迎が行われた[7]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:専用線発着車扱貨物以外の貨物取扱を廃止[4]。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承[4]。
- 2009年(平成21年)10月24日:接近メロディとして『なごり雪』を使用開始(後述)[8]。
- 2017年(平成29年)
- 2023年(令和5年)10月1日:JR九州サービスサポートによる業務委託駅から[16]九州旅客鉄道本体による直営駅へと変更される[17]。
駅構造
編集島式ホーム1面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有する。ホームは大きくカーブしている。 全長約260メートルのホームは、かつて寝台列車など長大編成の列車が停車した時代の名残である。2022年現在、普段使わない部分は柵が設置され立ち入りできないようになっている[18]。
JR九州本体が駅業務を受託する直営駅で、みどりの窓口が設置されている[1][5]。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■日豊本線 | 下り | 佐伯・延岡・宮崎方面 |
2 | 上り | 大分・小倉・博多方面 |
「なごり雪」
編集「なごり雪」は、津久見市出身の伊勢正三が当駅をモチーフに作詞・作曲した楽曲である[19]。当駅では2009年10月24日から[20]接近メロディとして「なごり雪」のメロディが使用されている。当初は特急発着時に流されていたが[21]、2020年11月現在では、普通列車等の列車の入線前にも流されている[22]。また、2010年3月には同駅に、歌詞の一部と伊勢が津久見駅に寄せた文とを刻んだ2枚の石板が並んだ記念碑が設置されている[22][21]。
利用状況
編集乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2000年 | 1,171 |
2001年 | 1,131 |
2002年 | 1,105 |
2003年 | 1,039 |
2004年 | 960 |
2005年 | 929 |
2006年 | 883 |
2007年 | 862 |
2008年 | 844 |
2009年 | 803 |
2010年 | 783 |
2011年 | 774 |
2012年 | 783 |
2013年 | 847 |
2014年 | 825 |
2015年 | 882 |
2016年 | 878 |
2017年 | 809 |
2018年 | 841[23] |
2019年 | 819[24] |
2020年 | 709[25] |
2021年 | 652[26] |
2022年 | 616[27] |
2023年 | 657[3] |
駅周辺
編集バス路線
編集- 臼津交通
- 臼杵(市浜)、総合運動公園、間元、赤崎、堅浦、楠屋、川内、西の内
隣の駅
編集- 九州旅客鉄道(JR九州)
- ■日豊本線
- 特急「ソニック」「にちりん」「にちりんシーガイア」停車駅
脚注
編集- ^ a b c d e f g 『週刊 JR全駅・全車両基地』 44号 宮崎駅・都城駅・志布志駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月23日、20頁。
- ^ “大分支店内各駅”. JR九州鉄道営業. 2016年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月4日閲覧。
- ^ a b c “駅別乗車人員上位300駅(2023年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年9月15日閲覧。
- ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、755頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 津久見駅 - JR九州.2021年12月12日閲覧
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、102頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ “市報つくみ 2009年10月号” (PDF). 津久見市役所. p. 2. 2020年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月28日閲覧。
- ^ 台風第18号による被害状況について(第1報) (PDF) - 国土交通省災害情報(2017年9月18日10:00現在)(2017年9月18日発表、9月19日閲覧。)
- ^ 鉄道代行輸送についてのご案内 (PDF) -九州旅客鉄道(2017年9月19日、同日閲覧)
- ^ “JR代行バス運行 利用者、早期復旧願う”. 大分合同新聞: p. 11(夕刊). (2017年9月19日)
- ^ 日豊本線・豊肥本線の運転計画について(お知らせ) (PDF) -九州旅客鉄道(2017年9月20日発表、同日閲覧)[リンク切れ]
- ^ “豊肥本線の運休区間が縮小…阿蘇~三重町間再開”. Response. (株式会社イード). (2017年9月22日). オリジナルの2017年9月23日時点におけるアーカイブ。 2017年9月23日閲覧。
- ^ 【9 月 25 日(月)以降の運転計画】日豊本線・豊肥本線の運転計画について(お知らせ)- 九州旅客鉄道(2017年9月25日発表、同日閲覧。同日オリジナル (PDF) をアーカイブ化)
- ^ 日豊線臼杵-佐伯間運転再開 3カ月ぶり - 宮崎日日新聞(2017年12月19日朝刊掲載。(12月18日デジタル配信のネット版をアーカイブ化)
- ^ “北九州事業所”. JR九州サービスサポート. 2021年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月25日閲覧。
- ^ “鉄道駅業務”. JR九州サービスサポート. 2023年10月2日閲覧。
- ^ “駅員不在の駅、乗降で使わない区域から線路内に?視覚障害の女性死亡”. 毎日新聞 (2022年12月22日). 2022年12月22日閲覧。
- ^ “〈うたの旅人〉旅立ちの歌だった「なごり雪」・津久見”. asahi.com(朝日新聞社). (2009年3月20日). オリジナルの2009年3月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ “市報つくみ 2009年10月号” (PDF). 津久見市役所. p. 2. 2020年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月28日閲覧。
- ^ a b “古里見守る「なごり雪」 津久見駅に記念碑”. 大分合同新聞. (2010年3月13日). オリジナルの2010年3月23日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b “「なごり雪」「夏休み」名曲流れる駅どこに? 九州探訪”. 西日本新聞: p. 2. (2020年11月27日). オリジナルの2020年11月26日時点におけるアーカイブ。 2020年11月27日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2018年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年7月29日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年9月29日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年9月8日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2021年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2022年8月27日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2022年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2023年12月7日閲覧。
- ^ 離島航路 保戸島(津久見市役所、2016年9月7日閲覧)[リンク切れ]
- ^ 離島航路 無垢島(津久見市役所、2016年9月7日閲覧)[リンク切れ]
関連項目
編集外部リンク
編集- 津久見駅(駅情報) - 九州旅客鉄道