水元
水元(みずもと)は、東京都葛飾区の地名。現行行政町名は水元一丁目から五丁目。住居表示実施済み区域である。
水元 | |
---|---|
町丁 | |
葛飾清掃工場 | |
北緯35度47分06秒 東経139度51分30秒 / 北緯35.785117度 東経139.858428度 | |
座標位置:区立葛美中学校付近[1] | |
国 | 日本 |
都道府県 | 東京 |
特別区 | 葛飾区 |
地域 | 水元地域 |
人口情報(2023年(令和5年)1月1日現在[2]) | |
人口 | 13,486 人 |
世帯数 | 6,217 世帯 |
面積([3]) | |
1.051708346 km² | |
人口密度 | 12822.95 人/km² |
郵便番号 | 125-0032[4] |
市外局番 | 03(東京MA)[5] |
ナンバープレート | 葛飾 |
水元地域 | |
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地理
編集葛飾区の北部、水元地域の中央に位置する。北および東で東水元三・四・五・六丁目、北で埼玉県八潮市古新田、南で南水元二・四丁目、西で西水元一・五・六丁目・大場川を挟んで埼玉県八潮市大瀬と隣接する。
主に住宅地として利用される。町域は東京都道307号王子金町江戸川線で四方を画し、町域内は直線状の道路が格子状に整備された計画的な町並みが見られる。地区南辺の都道沿いには葛飾清掃工場が立地し、その青と白のコントラストが映える高い煙突が、水元だけでなく周辺地域の特徴的なランドマークとなっている。
地価
編集住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、水元3-10-13の地点で23万9000円/m2、 水元5-2-7の地点で20万5000円/m2となっている[6]。
歴史
編集1889年(明治22年)の町村制施行時点では、南葛飾郡水元村大字下小合・上小合・小合新田・猿ヶ又のそれぞれ一部であった。1932年(昭和7年)に水元村は東京市に編入され、水元村大字下小合・上小合・小合新田・猿ヶ又はそれぞれ水元小合町・水元小合上町・水元小合新町・水元猿町となる。1981年(昭和56年)には住居表示が実施され、水元小合町・水元小合上町・水元小合新町・水元猿町の一部が水元一-五丁目となり、現在[いつ?]に至っている。
地名の由来
編集旧来の「水元村」に由来。
世帯数と人口
編集2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
丁目 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
水元一丁目 | 1,100世帯 | 2,367人 |
水元二丁目 | 1,411世帯 | 3,052人 |
水元三丁目 | 1,537世帯 | 3,217人 |
水元四丁目 | 1,475世帯 | 3,328人 |
水元五丁目 | 694世帯 | 1,522人 |
計 | 6,217世帯 | 13,486人 |
人口の変遷
編集国勢調査による人口の推移。
年 | 人口 |
---|---|
1995年(平成7年)[7] | 12,151
|
2000年(平成12年)[8] | 12,405
|
2005年(平成17年)[9] | 12,419
|
2010年(平成22年)[10] | 13,225
|
2015年(平成27年)[11] | 13,027
|
2020年(令和2年)[12] | 13,229
|
世帯数の変遷
編集国勢調査による世帯数の推移。
年 | 世帯数 |
---|---|
1995年(平成7年)[7] | 3,985
|
2000年(平成12年)[8] | 4,264
|
2005年(平成17年)[9] | 4,380
|
2010年(平成22年)[10] | 4,971
|
2015年(平成27年)[11] | 5,019
|
2020年(令和2年)[12] | 5,342
|
学区
編集区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年4月時点)[13][14]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
水元一丁目 | 1〜15番 17〜24番 |
葛飾区立飯塚小学校 | 葛飾区立葛美中学校 |
16番 25〜26番 |
葛飾区立水元小学校 | ||
水元二丁目 | 全域 | ||
水元三丁目 | 3〜8番 13〜20番 |
葛飾区立水元中学校 | |
1〜2番 9〜12番 21〜22番 |
葛飾区立花の木小学校 | ||
水元四丁目 | 1〜2番 7〜26番 |
葛飾区立水元小学校 | |
3〜6番 | 葛飾区立葛美中学校 | ||
水元五丁目 | 1〜10番 | ||
11〜17番 | 葛飾区立水元中学校 |
事業所
編集2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[15]。
丁目 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
水元一丁目 | 83事業所 | 1,217人 |
水元二丁目 | 71事業所 | 856人 |
水元三丁目 | 96事業所 | 815人 |
水元四丁目 | 68事業所 | 474人 |
水元五丁目 | 61事業所 | 376人 |
計 | 379事業所 | 3,738人 |
事業者数の変遷
編集経済センサスによる事業所数の推移。
年 | 事業者数 |
---|---|
2016年(平成28年)[16] | 411
|
2021年(令和3年)[15] | 379
|
従業員数の変遷
編集経済センサスによる従業員数の推移。
年 | 従業員数 |
---|---|
2016年(平成28年)[16] | 3,416
|
2021年(令和3年)[15] | 3,738
|
交通
編集鉄道
編集当地内には鉄道駅はないが、徒歩30分圏内に東京メトロ千代田線北綾瀬駅、JR常磐線亀有駅、金町駅、京成金町線京成金町駅、つくばエクスプレス青井駅、六町駅、八潮駅などがある。
路線バス
編集京成バスを中心としたバス路線網が充実している。小55系統JR小岩駅〜JR金町駅、小56系統JR小岩駅〜戸ヶ崎操車場。また、西水元地区では東武バスの路線も通る。
道路
編集- 東京都道307号王子金町江戸川線
- 岩槻街道(東京都道307号王子金町江戸川線と重複)
施設・寺社
編集- 葛飾区水元区民事務所
- 葛飾清掃工場
- 葛飾区立水元小学校
- 葛飾区立水元中学校
- 葛飾区立葛美中学校
- 水元中央公園
- 葛飾区水元体育館
- 子ども動物公園
- 東京都立水元特別支援学校
- 旧葛飾区教育資料館 - 水元村立水元尋常小学校の校舎として1925年に建てられ[17][18]、戦時中は東京都水元国民学校、戦後は葛飾区立水元小学校の校舎として1982年まで使用された後、1983年から2016年まで葛飾区教育資料館として使用されていた[17]。東京23区内に現存する最古の木造校舎とされ[17]、葛飾区指定有形文化財に指定されている[18]。水元国民学校時代の1942年4月、高等科の生徒1人が校舎内でドーリットル空襲による機銃掃射を受けて死亡している[19]。
- 遍照院
- 東京都立水元小合学園
かつて存在した施設
編集- 東京都立水元高等学校 - 2006年度をもって閉校
水元出身の人物
編集その他
編集日本郵便
編集脚注
編集- ^ Google Earthより
- ^ a b “住民基本台帳による東京都の世帯と人口(町丁別・年齢別) 令和5年1月” (CSV). 東京都 (2023年4月6日). 2023年12月17日閲覧。 “(ファイル元のページ)”(CC-BY-4.0)
- ^ “『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2023年12月29日閲覧。(CC-BY-4.0)
- ^ a b “水元の郵便番号”. 日本郵便. 2023年11月17日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
- ^ “国土交通省 不動産情報ライブラリ”. 国土交通省. 2024年9月21日閲覧。
- ^ a b “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
- ^ a b “令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
- ^ “葛飾区小学校通学区域一覧”. 葛飾区 (2021年4月8日). 2023年12月29日閲覧。
- ^ “葛飾区中学校通学区域一覧”. 葛飾区 (2015年12月16日). 2023年12月29日閲覧。
- ^ a b c “経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
- ^ a b “経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
- ^ a b c “23区最古の木造校舎閉館へ 空襲の爪痕伝える葛飾区教育資料館”. 産経ニュース. 産経デジタル (2016年3月25日). 2020年3月29日閲覧。
- ^ a b “旧教育資料館 関連展示”. 葛飾区郷土と天文の博物館. 2020年3月29日閲覧。
- ^ “子ども葛飾区史 第2章 葛飾の歴史 第9節 昭和時代”. 葛飾区. 2020年3月29日閲覧。
- ^ “郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年10月28日閲覧。