武富孝介
武富 孝介(たけとみ こうすけ、1990年9月23日 - )は、埼玉県浦和市(現:さいたま市緑区)出身のプロサッカー選手。Jリーグ・ヴァンフォーレ甲府所属。ポジションはフォワード、ミッドフィールダー。
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名前 | ||||||
愛称 | タケ | |||||
カタカナ | タケトミ コウスケ | |||||
ラテン文字 | TAKETOMI Kosuke | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | 日本 | |||||
生年月日 | 1990年9月23日(34歳) | |||||
出身地 | 埼玉県浦和市(現:さいたま市緑区) | |||||
身長 | 173cm | |||||
体重 | 69kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | ヴァンフォーレ甲府 | |||||
ポジション | FW / MF | |||||
背番号 | 8 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
ユース | ||||||
1997-2002 | 三室少年団(さいたま市立中尾小学校) | |||||
2003-2005 | 柏レイソルU-15(さいたま市立東浦和中学校) | |||||
2006-2008 | 柏レイソルU-18(柏日体高等学校) | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2009-2017 | 柏レイソル | 81 | (15) | |||
2011-2012 | →ロアッソ熊本(loan) | 70 | (15) | |||
2013-2014 | →湘南ベルマーレ(loan) | 60 | (12) | |||
2018-2020 | 浦和レッズ | 16 | (0) | |||
2019 | →湘南ベルマーレ(loan) | 18 | (5) | |||
2021-2022 | 京都サンガF.C. | 35 | (4) | |||
2023- | ヴァンフォーレ甲府 | 24 | (4) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年1月18日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
来歴
編集プロ入り前
編集小学生時代は埼玉県さいたま市の三室少年団に所属。2002年、同市浦和地区少年団の選抜チーム「FC浦和」の一員として、山田直輝らと共に、第26回全日本少年サッカー大会で優勝を飾った[1]。
2003年より柏レイソルの下部組織に加入し、吉田達磨の指導の下、武富、酒井宏樹、工藤壮人、比嘉厚平、山崎正登、仙石廉、指宿洋史、島川俊郎、畑田真輝という計9名のプロ選手を輩出した柏レイソルユース「黄金世代」の一員として、地中海国際サッカートーナメント、ビジャレアル国際ユースサッカー大会といった海外遠征を経験した[2]。
柏レイソル
編集2009年、酒井、工藤、比嘉、山崎、仙石と共にトップチームへ昇格。同年6月18日から4ヶ月間、酒井と共にサンパウロ州選手権1部・モジミリンECへ短期留学した[3]。
2010年、J2第13節徳島ヴォルティス戦に後半20分から出場し、公式戦デビュー。後半45分に公式戦初得点を記録した。
ロアッソ熊本
編集2010年12月21日、ロアッソ熊本への期限付き移籍が発表された[4]。
2011年は移籍初年度ながらJ2リーグ戦33試合に出場し、期限付き移籍期間が1年間延長された[5]。翌年フォワードにコンバートされると、持ち前の攻撃センスが開花し、開幕からゴールを量産[6]。J2得点ランキング5位の14得点を挙げた。
湘南ベルマーレ
編集2013年、J1に昇格した湘南ベルマーレに再び期限付き移籍[7]。第3節清水エスパルス戦で、J1リーグ戦初得点を記録した。同年9月8日に行われた第93回天皇杯2回戦FC琉球戦では、プロ入り後自身初となるハットトリックを達成。クラブは1年でJ2に降格したが、同年12月27日、期限付き移籍期間を翌年まで延長することが発表された[8]。
2014年は主に2シャドーの一角としてリーグ戦39試合に出場し、9得点を記録。チームは開幕14連勝を飾るなど記録的な快進撃を続け、柏に所属していた2010年以来、自身2度目のJ2優勝を達成した。
柏レイソル復帰
編集2014年12月7日、期限付き移籍期間終了により柏へ復帰[9]。2015年4月29日、川崎フロンターレのリーグ戦で移籍後初得点。5月14日、AFCチャンピオンズリーグ2015の公式サイトで日本勢唯一のグループリーグベストイレブンに選ばれた。2017年9月23日、第27節のFC東京戦では2得点を決めて自身の誕生日を祝った。
浦和レッズ
編集2018年1月5日、浦和レッズに完全移籍した[10]。しかし、8試合の出場に留まった。
2019年から湘南へ期限付き移籍[11]。2月23日、開幕戦の北海道コンサドーレ札幌戦では2得点を決めて勝利に貢献した[12]。8月15日に浦和レッズへの復帰を発表した。理由については、前日から長期に渡り続いている曺監督の騒動で監督が指揮を取れる状況ではなくなってしまったからだという[13]。しかし疲労骨折を負っていたことが判明し、シーズン中に再出場することは叶わなかった。翌年も、8試合試合の出場に留まった。
京都サンガ
編集2020年12月28日、京都サンガF.C.に完全移籍[14]。2022年11月18日、契約満了により京都を退団した[15]。
ヴァンフォーレ甲府
編集プレースタイル
編集アイディア豊かなドリブルや、相手ディフェンスの裏を取りスペースに入り込むオフ・ザ・ボールの動きを得意とするストライカー[6]。豊富な運動量が持ち味で、湘南ベルマーレに所属した2014年シーズンには1試合平均走行距離約13kmという驚異的な数字をマークし、同監督の曺貴裁から「もう脱帽ですよ。あんなに走れるFWは、今の日本にいないでしょう。走るスピードも遅いわけじゃないですからね」と評された[17]。
人物
編集所属クラブ
編集個人成績
編集国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2009 | 柏 | 32 | J1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2010 | 24 | J2 | 1 | 1 | - | 0 | 0 | 1 | 1 | ||
2011 | 熊本 | 14 | 33 | 1 | - | 1 | 0 | 34 | 1 | ||
2012 | 37 | 14 | - | 3 | 2 | 40 | 16 | ||||
2013 | 湘南 | 28 | J1 | 21 | 3 | 5 | 1 | 2 | 3 | 28 | 7 |
2014 | 39 | J2 | 39 | 9 | - | 1 | 0 | 40 | 9 | ||
2015 | 柏 | 15 | J1 | 28 | 2 | 2 | 0 | 2 | 0 | 32 | 2 |
2016 | 26 | 3 | 6 | 1 | 3 | 0 | 35 | 4 | |||
2017 | 8 | 26 | 9 | 3 | 0 | 3 | 0 | 32 | 9 | ||
2018 | 浦和 | 7 | 8 | 0 | 8 | 2 | 0 | 0 | 16 | 2 | |
2019 | 湘南 | 39 | 18 | 5 | 2 | 0 | 1 | 0 | 21 | 5 | |
浦和 | 0 | 0 | - | - | 0 | 0 | |||||
2020 | 8 | 0 | 0 | 0 | - | 8 | 0 | ||||
2021 | 京都 | 7 | J2 | 10 | 1 | - | 0 | 0 | 10 | 1 | |
2022 | J1 | 25 | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | 28 | 3 | ||
2023 | 甲府 | 8 | J2 | 24 | 4 | - | 1 | 0 | 25 | 4 | |
2024 | |||||||||||
通算 | 日本 | J1 | 160 | 25 | 28 | 4 | 12 | 3 | 190 | 32 | |
日本 | J2 | 144 | 30 | - | 6 | 2 | 150 | 32 | |||
総通算 | 304 | 55 | 28 | 4 | 18 | 5 | 350 | 64 |
その他の公式戦
- 2023年
- スーパーカップ 1試合0得点
国際大会個人成績 | ||||
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年度 | クラブ | 背番号 | 出場 | 得点 |
AFC | ACL | |||
2015 | 柏 | 15 | 9 | 4 |
2023-24 | 甲府 | 8 | 3 | 0 |
通算 | AFC | 12 | 4 |
その他の国際公式戦
- 2015年
- AFCチャンピオンズリーグ2015 プレーオフ 1試合1得点
- Jリーグ初出場・初得点 - 2010年5月16日 J2第13節 徳島ヴォルティス戦(日立柏サッカー場)
タイトル
編集クラブ
編集- FC浦和
- 全日本少年サッカー大会:1回(2002年)
- 柏レイソル
- 湘南ベルマーレ
- J2リーグ:1回(2014年)
- 浦和レッズ
代表歴
編集- U-16日本代表
- モンテギュー国際大会(2006年)[21]
脚注
編集- ^ 『柏レイソルU-18所属 酒井宏樹、比嘉厚平、工藤壮人、山崎正登、武富孝介 5選手新加入内定』(プレスリリース)柏レイソル、2008年11月25日 。
- ^ “史上初の「兄弟対決」が示した明るい未来 柏レイソルのクラブコンセプト”. スポーツナビ (2012年9月12日). 2014年10月1日閲覧。
- ^ 『酒井宏樹選手、武富孝介選手がブラジル留学』(プレスリリース)柏レイソル、2008年6月12日 。
- ^ 『武富孝介選手 ロアッソ熊本へ期限付き移籍』(プレスリリース)柏レイソル、2010年12月21日 。
- ^ 武富孝介選手 ロアッソ熊本へ期限付き移籍延長 - 柏レイソル公式サイト 2011年12月28日
- ^ a b “【ニューカマー・レコメンド】熊本で花開いた生来の攻撃センスが魅力の若きアタッカー : 武富孝介(熊本→湘南)”. J's GOAL (2013年2月4日). 2014年10月1日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 『柏レイソル 武富孝介選手 移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)湘南ベルマーレ、2013年1月7日 。
- ^ 『武富孝介選手 期限付き移籍期間延長のお知らせ』(プレスリリース)湘南ベルマーレ、2013年12月27日 。
- ^ 『武富 孝介選手、中川 寛斗選手 湘南ベルマーレへの期限付き移籍終了』(プレスリリース)柏レイソル、2014年12月7日 。
- ^ 武富孝介選手 柏レイソルから完全移籍加入のお知らせ - 浦和レッズ 2018年1月5日
- ^ 武富孝介選手 浦和レッズより期限付き移籍加入のお知らせ - 湘南ベルマーレ 2019年12月23日
- ^ 5年ぶり復帰の武富が2発!! 湘南、札幌に完封勝利で白星発進 ゲキサカ(2019年2月23日)
- ^ 武富孝介選手 浦和レッズへ復帰のお知らせ 湘南ベルマーレ平塚 2019年8月15日
- ^ “浦和レッズ、武富孝介が京都サンガへ完全移籍。福島春樹と荻原拓也も期限付きで京都へ”. フットボールチャンネル (2020年12月28日). 2020年12月28日閲覧。
- ^ 『武富孝介選手 契約満了のお知らせ』(プレスリリース)京都サンガF.C.、2022年11月18日 。2022年11月18日閲覧。
- ^ “武富 孝介選手 加入のお知らせ”. ヴァンフォーレ甲府 (2022年12月8日). 2022年12月8日閲覧。
- ^ “「限界に挑戦」湘南に脈打つ指揮官の哲学”. スポーツナビ (2013年8月26日). 2014年11月24日閲覧。
- ^ 『武富孝介選手 入籍のお知らせ』(プレスリリース)湘南ベルマーレ、2013年12月27日 。
- ^ 武富 孝介選手に第1子(長女)が誕生 2015年1月18日付 柏レイソル公式サイト
- ^ “柏MF武富に第2子となる長男誕生”. ゲキサカ (2017年2月21日). 2021年5月27日閲覧。
- ^ 『U-16日本代表メンバーに柏レイソルU-18の武富選手』(プレスリリース)柏レイソル、2006年4月12日 。
関連項目
編集外部リンク
編集- 武富孝介 - Soccerway.com
- 武富孝介 - FootballDatabase.eu
- 武富孝介 - WorldFootball.net
- 武富孝介 - Transfermarkt.comによる選手データ
- 武富孝介 - J.League Data Siteによる選手データ
- 柏レイソル公式プロフィール