栄川運河橋
山口県の橋
栄川運河橋(さかえがわうんがきょう)は、山口県宇部市の宇部港栄川運河に架かる宇部湾岸道路の道路橋(斜張橋)。
栄川運河橋 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 山口県宇部市 |
交差物件 | 宇部港 |
建設 |
主塔:横河ブリッジ・高田機工・栗本鐵工所JV 橋桁:東京鐵骨橋梁・UBEマシナリー・宇部工業JV |
構造諸元 | |
形式 | 3径間連続複合曲線斜張橋 |
材料 | 鋼およびコンクリート |
全長 | 290m |
幅 | 23.744m-25.550m(4車線) |
高さ | 27m |
最大支間長 | 190m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
概要
編集2011年(平成23年)8月21日に開通した[1]。宇部湾岸道路を通し、山口県宇部市助田町の栄川運河両岸を結ぶ。
宇部市臨海部の工場群を通ることから土地制約が大きく、また栄川運河の航路を確保するため少ない橋脚で架橋できる形式を選定する必要があり、S字型曲線かつ鋼とコンクリートの複合構造の斜張橋という形式が採られた[2]。日本国内ではかつしかハープ橋に次ぐ2番目となるS字型一面吊り曲線斜張橋であり、複合構造のS字型曲線斜張橋としては国内初である[2]。主塔の高さは海面から100mあり、宇部市の新たなランドマークとなっている[2]。
宇部港栄川運河周辺は海岸に近く強風の影響を受けやすいため、主塔の設計時には九州工業大学の協力を得て風洞実験を実施しており[3]、橋梁の両側には風を上下に受け流して揺れを防ぐためにフェアリングを設置している[2]。
山口県のホームページやパンフレット等に掲載されている完成予想図では主塔の色は白となっている[4]が、実際には防錆用の金属塗装が吹き付けられており灰色の塗装となっている[2]。
橋梁データ
編集脚注
編集出典
編集- ^ 『地域高規格道路宇部湾岸道路の供用開始に伴う開通式及び開通記念イベントの開催について』(プレスリリース)山口県報道発表、2011年7月22日。オリジナルの2014年7月28日時点におけるアーカイブ 。2011年7月24日閲覧。
- ^ a b c d e f (PDF) 湾岸ジャーナル 第2号, 山口県宇部小野田湾岸道路建設事務所, (2011-07-01) 2011年7月3日閲覧。
- ^ 土木学会第59回年次学術講演会 栄川大橋(斜張橋)主塔独立時の耐風性に関する研究 (PDF)
- ^ 山口県宇部小野田湾岸道路建設事務所 街路・宇部湾岸線(栄川工区)進捗状況