松本和彦
日本の法学者
松本 和彦(まつもと・かずひこ、1964年 - )は、日本の法学者。専門は、憲法(基本的人権)・環境法。学位は、博士(法学)(大阪大学・論文博士・1996年)。大阪大学大学院法学研究科教授を経て、大阪大学大学院高等司法研究科教授。
人物情報 | |
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生誕 | 1964年(60 - 61歳) |
出身校 | 大阪大学 |
学問 | |
研究分野 | 公法学 |
指導教員 | 中山勲(博士論文主査) |
学位 | 博士(法学)(大阪大学・1996年) |
来歴・人物
編集大阪府出身[要出典]。現在は法科大学院において、法曹を志す在学生に向けて高度な法理論を教授する。また、主として基本権保障及び環境保護に関する研究を行っている。かつて2004年4月1日、第159回国会における衆議院憲法審査会の第3回基本的人権の保障に関する調査小委員会(公共の福祉)に参考人として出席し「表現の自由・学問の自由と公共の福祉――相互調整の原理」と題して[1]意見を述べたことがある[2][3]。
略歴
編集- 1988年(昭和63年)3月 - 大阪大学法学部卒業
- 1990年(平成 2年)3月 - 大阪大学大学院法学研究科博士前期課程公法学専攻修了
- 1994年(平成 6年)
- 1996年(平成 8年)
- 3月 - 大阪大学より博士(法学)の学位を取得[4]。→「Category:博士(法学)取得者」を参照
- 4月 - 大阪学院大学法学部講師
- 3月 - 大阪大学より博士(法学)の学位を取得[4]。
- 1998年(平成10年)4月 - 大阪大学法学部助教授
- 2000年(平成12年)7月 - ベルリン・フンボルト大学客員研究員 (2002年3月まで)
- 2003年(平成15年)4月 - 大阪大学大学院法学研究科教授
- 2004年(平成16年)4月 - 大阪大学大学院高等司法研究科教授[5]
- 2009年(平成21年)10月- ベルリン自由大学客員教授 (2010年3月まで)
主要著書
編集論文
編集- 松本和彦「防禦権としての基本権の意義と可能性――ドイツ基本権解釈学における一局面」『阪大法学』第159号、大阪大学大学院法学研究科、1991年7月、243-269頁、ISSN 04384997、NAID 40003193605。
- 松本和彦「基本権の保障と論証作法(1)――ドイツ連邦憲法裁判所の国勢調査判決を素材にして」『阪大法学』第175号、大阪大学、1995年6月、53-80頁、ISSN 04384997、NAID 40003193519。
- 松本和彦「基本権の保障と論証作法(2)――ドイツ連邦憲法裁判所の国勢調査判決を素材にして」『阪大法学』第176号、大阪大学、1995年8月、339-360頁、ISSN 04384997、NAID 110000311203。
- 松本和彦「基本権の保障と論証作法(3)――ドイツ連邦憲法裁判所の国勢調査判決を素材にして」『阪大法学』第179号、大阪大学、1995年12月、791-823頁、ISSN 04384997、NAID 110000311219。
- 松本和彦「基本権の保障と論証作法(4・完)――ドイツ連邦憲法裁判所の国勢調査判決を素材にして」『阪大法学』第180号、大阪大学、1996年2月、981-1017頁、ISSN 04384997、NAID 110000311226。
- エルンスト ヴォルフガング ベッケンフェルデ、松本和彦「国民の憲法制定権力――憲法の限界概念」『大阪学院大学法学研究』第23巻第2号、大阪学院大学法学会、1997年3月、189-214頁、ISSN 03855635、NAID 40004132898。
所属学会
編集- 環境法政策学会
- 関西憲法判例研究会
- ドイツ憲法判例研究会
- 日本公法学会
脚注
編集- ^ “松本和彦君レジュメ”. 衆議院憲法審査会 (2004年4月1日). 2014年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月7日閲覧。
- ^ 「衆議院 憲法審査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第3号」『第159回国会』(議事録)、2004年4月1日。
- ^ “平成16年4月1日(木)基本的人権の保障に関する調査小委員会”. 衆議院憲法審査会. 2014年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月7日閲覧。
- ^ 松本和彦「基本権保障の法的論証作法 : ドイツにおける防禦権のドグマーティク」大阪大学 博士論文14401甲第05411号、1996年3月、doi:10.11501/3109877、NAID 500000130303。
- ^ “教員からのメッセージ|大阪大学大学院高等司法研究科(法科大学院)”. 2019年8月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月25日閲覧。