李誠雅

北朝鮮のサッカー選手

李 誠雅(リ・ソンア、: 리성아1999年6月22日 - )は、大阪府出身の女子サッカー選手。サンフレッチェ広島レジーナ所属。ポジションはフォワード。大阪生まれ大阪育ちの在日朝鮮人3世で、朝鮮民主主義人民共和国籍を所有する。

李 誠雅
名前
カタカナ リ・ソンア
ラテン文字 RI Song-A
ハングル 리성아
基本情報
国籍 朝鮮民主主義人民共和国の旗 北朝鮮
生年月日 (1999-06-22) 1999年6月22日(25歳)[1]
出身地 大阪府[1]
身長 167cm[1]
体重 58kg[1]
選手情報
在籍チーム 日本の旗 サンフレッチェ広島レジーナ
ポジション FW
背番号 30
ユース
中大阪朝鮮初級学校[1]
東大阪朝鮮中級学校[1]
2015-2017 セレッソ大阪堺ガールズ[1]
2018-2022 日本体育大学[1]
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2015-2017 日本の旗 セレッソ大阪堺ガールズ 16 (1)
2018-2022 日本の旗 日体大FIELDS横浜 34 (9)
2024 日本の旗 日体大SMG横浜 6 (4)
2024- 日本の旗 サンフレッチェ広島レジーナ 9 (2)
通算 65 (16)
代表歴
2016  北朝鮮U-17
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

来歴

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ユース

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セレッソ大阪堺ガールズを経て、2018年日本体育大学(日体大FIELDS横浜)へ入学。1年生時から出場機会を得ていたが、怪我に悩まされることも多く、3年時に左脚脛骨疲労骨折の負傷のため長期間ピッチに立つことが出来なかった。続く2021年シーズンは背番号10を背負いキャプテンとして第8節までに5得点をあげ好調を維持していたが、同年5月23日なでしこリーグ1部・第9節のスフィーダ世田谷FC戦で負傷し、右膝前十字靭帯断裂及び半月板損傷の診断を受け、長期離脱を余儀なくされ以降の公式戦での出場はなかった[2]

シニア

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2022年、日体大卒業後も怪我が完治せずリハビリに費やし、翌2023年シーズン途中に日体大SMG横浜のメンバーに再登録された。

2024年1月にサンフレッチェ広島レジーナに加入した[3]。同年4月14日に行われた2023-24 WEリーグ・第14節のマイナビ仙台レディース戦にて、後半81分から途中出場しWEリーグデビューすると84分に決勝ゴールとなるWEリーグ初得点を決めた[4]

代表

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2016年にU-17北朝鮮女子代表として、ヨルダンで開催されたFIFA U-17女子ワールドカップの代表メンバーに在日朝鮮人の女子選手として初めて選ばれた[5]。大会では決勝でU-17日本女子代表を倒し優勝したチームに貢献した。

個人成績

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クラブ

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯 皇后杯 期間通算
2015 セレッソ大阪堺レディース 15 チャレンジWEST 7 0 - - - 7 0
2016 なでしこ2部 2 0 2 0 0 0 0 0
2017 7 1 2 0 0 0 9 1
2018 日体大FIELDS横浜 20 なでしこ1部 13 1 6 0 2 0 21 1
2019 12 3 2 0 3 1 18 4
2020 9 0 0 - 0 0 9 0
2021 10 9 5 - 0 0 9 5
2023 日体大SMG横浜 40 6 4 - 4 2 10 6
2023-24 サンフレッチェ広島レジーナ 30 WE 9 2 0 0 - - 9 2
2024-25 5 1 2 0 7 1
通算 日本 1部 34 6 13 1 7 1 54 8
日本 2部 24 10 4 0 4 2 32 12
日本 3部 7 0 0 0 0 0 7 0
総通算 65 16 17 1 11 3 93 20

代表

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主な出場大会

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タイトル

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クラブ

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代表

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脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h 李 誠雅 | レジーナ選手”. サンフレッチェ広島レジーナ オフィシャルサイト. 2025年1月10日閲覧。
  2. ^ 松原渓 (2021年9月2日). “なでしこリーグ日体大主将・FW李誠雅が学生ラストシーズンに直面した大きな試練。すべては夢への通過点に(松原渓) - エキスパート”. Yahoo!ニュース. 2025年1月10日閲覧。
  3. ^ 李誠雅選手 日体大SMG横浜より加入のお知らせ”. サンフレッチェ広島レジーナ (2024年1月28日). 2025年1月10日閲覧。
  4. ^ S広島Rの交代策的中し、李誠雅がプロ初出場から3分で値千金の決勝ゴール! 新体制マイ仙台は東京開催で勝てず【WEリーグ】”. 超ワールドサッカー! (2024年4月14日). 2025年1月10日閲覧。
  5. ^ 小田智史 (2020年8月29日). “私が「朝鮮」と「在日」を背負う理由 在日女子サッカー界のパイオニアが掲げる”使命””. www.football-zone.net. 2025年1月10日閲覧。
  6. ^ a b 李誠雅 | 選手情報”. nadeshiko.finash.jp. 2025年1月10日閲覧。
  7. ^ a b 選手詳細”. WE LEAGUE Data Site. 2025年1月10日閲覧。

外部リンク

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