李子君
李 子君(り しくん、中国語: 李子君 リー・ズージュン、英語: Zijun Li、1996年12月14日 - )は、中国出身の元フィギュアスケート選手(女子シングル)。
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2017年四大陸選手権での李子君 | ||||||||||||||||||
生誕 |
1996年12月14日(27歳) 吉林省 長春 | |||||||||||||||||
身長 | 167 cm[1] | |||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||
代表国 | 中国 | |||||||||||||||||
コーチ | Shuguang Jia(賈曙光) | |||||||||||||||||
所属クラブ | 吉林省体育局冬季スポーツ管理センター | |||||||||||||||||
開始 | 2001 | |||||||||||||||||
引退 | 2018年11月13日 | |||||||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | ||||||||||||||||||
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2014年ソチオリンピック中国代表。2014年四大陸選手権3位。
経歴
編集2011-2012シーズン、JGPオーストリア杯とボルボ杯にて共に銀メダルを獲得し、ポイントランキング5位で2年連続でのファイナルへの出場を決めた。ジュニアグランプリファイナルでの順位は4位だった。続くインスブルックユースオリンピックでは、フリーでパーソナルベストを出すなどの演技で、銅メダルを獲得した。
2012-2013シーズン、シニアクラスへ移行。中国杯で5位、NHK杯で4位。ボルボオープンカップでシニアの国際大会初優勝。世界選手権ではフリーのパーソナルベストを出し、7位に入った。
2013-2014シーズン、中国杯では10位。翌週のNHK杯は出場しなかった。12月の国内選手権にも出場はせず、迎えた四大陸選手権では3位。中国の女子シングル選手が四大陸選手権で初めて獲得したメダルとなった。2014年2月、自身初となる冬季オリンピックのソチ大会に出場したが、14位に終わった。
2014-2015シーズン、李明珠が中国のナショナルチームの契約を更新せずアメリカに帰国したため、高海軍にコーチを変更した[2][3]。2016年6月、再び李明珠の指導を受けるために、練習拠点をアメリカに移した[4]との報道があったが、11月下旬にアレクセイ・ミーシンの指導を受けるためロシアに渡ることが判明[5]。現在はロシアを拠点に練習している。
2017-2018シーズン、出場予定だった中国杯を開催2日前に突如棄権[6]。
2018年11月、自身のInstagramで引退を発表。
技術・演技
編集中国の女子シングルの中では特に高い技術力を持ち、3回転アクセルを除く5種類の3回転ジャンプを跳ぶことができる。3回転-3回転のコンビネーションジャンプは3回転フリップ-3回転トウループと3回転トウループ-3回転トウループの2種類を跳ぶことができる。フリースケーティングでは3回転フリップ-3回転トウループと2回転アクセル-3回転トウループを組み込んでいる。
ルッツジャンプは成功率は高いが、常にエッジエラーの判定を受けている。
主な戦績
編集大会/年 | 2007 -08 |
2008 -09 |
2009 -10 |
2010 -11 |
2011 -12 |
2012 -13 |
2013 -14 |
2014 -15 |
2015 -16 |
2016 -17 |
2017 -18 |
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冬季オリンピック | 14 | ||||||||||
世界選手権 | 7 | 17 | 9 | 11 | 21 | ||||||
四大陸選手権 | 5 | 3 | 5 | 10 | 7 | ||||||
世界国別対抗戦 | 6 | ||||||||||
中国選手権[7] | 11 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 | ||||
GP中国杯 | 5 | 10 | 6 | 9 | 8 | 棄権 | |||||
GPロステレコム杯 | 4 | ||||||||||
GP NHK杯 | 4 | 7 | 7 | ||||||||
アジア冬季大会 | 2 | ||||||||||
ボルボオープン | 1 | ||||||||||
トリグラフ杯 | 1 | ||||||||||
ユースオリンピック | 3 | ||||||||||
世界Jr.選手権 | 9 | 5 | |||||||||
JGPファイナル | 3 | 4 | |||||||||
JGPボルボ杯 | 2 | ||||||||||
JGPオーストリア杯 | 3 | 2 | |||||||||
JGPチェコスケート | 4 |
詳細
編集2017-2018 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2017年11月3日 - 5日 | ISUグランプリシリーズ中国杯(北京) | - | - | 棄権 |
2016-2017 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2017年4月20日 - 23日 | 2017年世界フィギュアスケート国別対抗戦(東京) | 9 59.76 |
7 128.30 |
5 団体 (188.06) |
2017年3月27日 - 4月2日 | 2017年世界フィギュアスケート選手権(ヘルシンキ) | 20 56.30 |
20 103.50 |
21 159.80 |
2017年2月23日 - 25日 | 2017年アジア冬季競技大会(札幌) | 4 58.65 |
2 116.95 |
2 175.60 |
2017年2月14日 - 19日 | 2017年四大陸フィギュアスケート選手権(江陵) | 8 60.37 |
5 116.68 |
7 177.05 |
2016年11月18日 - 20日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 7 61.32 |
8 111.08 |
8 172.40 |
2016年11月4日 - 6日 | ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯(モスクワ) | 5 63.89 |
4 117.94 |
4 181.83 |
2015-2016 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2016年3月26日 - 4月3日 | 2016年世界フィギュアスケート選手権(ボストン) | 11 65.39 |
12 119.13 |
11 184.52 |
2016年2月16日 - 21日 | 2016年四大陸フィギュアスケート選手権(台北) | 6 60.04 |
11 107.84 |
10 167.88 |
2016年1月26日 - 29日 | 中華人民共和国第13回全国冬季運動会(ウルムチ) | 1 67.51 |
1 121.56 |
1 189.07 |
2015年11月27日 - 29日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(長野) | 6 60.78 |
10 105.62 |
7 166.40 |
2015年11月6日 - 8日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 5 58.62 |
9 100.51 |
9 159.13 |
2014-2015 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2015年4月16日 - 19日 | 2015年世界フィギュアスケート国別対抗戦(東京) | 7 58.83 |
7 103.67 |
5 団体 |
2015年3月23日 - 29日 | 2015年世界フィギュアスケート選手権(上海) | 6 61.83 |
11 103.39 |
9 165.22 |
2015年2月9日 - 15日 | 2015年四大陸フィギュアスケート選手権(ソウル) | 5 60.28 |
4 115.64 |
5 175.92 |
2014年12月27日 - 28日 | 全国花様滑冰錦標賽2014-2015(長春) | 1 52,79 |
1 109.09 |
1 161.88 |
2014年11月28日 - 30日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(門真) | 5 56.44 |
8 106.46 |
7 162.90 |
2014年11月7日 - 9日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(上海) | 5 53.66 |
6 98.96 |
6 152.62 |
2013-2014 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2014年3月24日 - 30日 | 2014年世界フィギュアスケート選手権(さいたま) | 16 54.37 |
17 95.97 |
17 150.34 |
2014年2月6日 - 22日 | ソチオリンピック(ソチ) | 11 57.55 |
14 110.75 |
14 168.30 |
2014年1月20日 - 25日 | 2014年四大陸フィギュアスケート選手権(台北) | 2 62.84 |
3 118.72 |
3 181.56 |
2013年11月1日 - 3日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 8 53.58 |
10 85.40 |
10 138.98 |
2012-2013 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2013年4月11日 - 14日 | 2013年世界フィギュアスケート国別対抗戦(東京) | 9 53.16 |
4 118.34 |
6 171.50 |
2013年3月10日 - 17日 | 2013年世界フィギュアスケート選手権(ロンドン) | 12 56.31 |
4 127.54 |
7 183.85 |
2013年2月6日 - 11日 | 2013年四大陸フィギュアスケート選手権(大阪) | 10 54.51 |
4 115.91 |
5 170.42 |
2013年1月10日 - 13日 | 2012年ボルボオープンカップ(リガ) | 1 58.12 |
1 101.98 |
1 160.10 |
2012年12月20日 - 21日 | 全国花様滑冰錦標賽2012-2013(ハルビン) | 1 58.09 |
1 117.01 |
1 175.10 |
2012年11月23日 - 25日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(利府) | 3 59.62 |
4 114.49 |
4 174.11 |
2012年11月2日 - 4日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(上海) | 5 59.21 |
5 100.85 |
5 160.06 |
2012年9月19日 - 21日 | 全国花様滑冰大奬賽2012-2013(長春) | 1 55.46 |
1 120.97 |
1 176.43 |
2011-2012 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | IF | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2012年4月11日-13日 | 全国花様滑冰冠軍賽2011-2012(チチハル) | - | 1 53.41 |
2 102.29 |
2 155.70 |
2012年4月4日-8日 | 2012年トリグラフトロフィー(イェセニツェ) | - | 1 52.74 |
1 101.13 |
1 153.87 |
2012年2月27日-3月4日 | 2012年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(ミンスク) | - | 6 51.74 |
5 105.57 |
5 157.31 |
2012年1月14日-22日 | インスブルックユースオリンピック(インスブルック) | - | 3 50.92 |
2 106.78 |
3 157.70 |
2012年1月4日-6日 | 中華人民共和国第12回全国冬季運動会(長春) | 1 69.15 |
1 60.56 |
1 125.56 |
1 255.27 |
2011年12月8日-11日 | 2011/2012 ISUジュニアグランプリファイナル(ケベック・シティー) | - | 6 43.10 |
4 103.43 |
4 146.53 |
2011年9月28日-10月1日 | ISUジュニアグランプリ オーストリア(インスブルック) | - | 2 55.59 |
2 100.81 |
2 156.40 |
2011年9月20日-23日 | 全国花様滑冰錦標賽2011-2012(長春) | 1 58.65 |
3 49.28 |
1 100.77 |
1 208.70 |
2011年8月31日-9月3日 | ISUジュニアグランプリ ボルボ杯(リガ) | - | 1 55.09 |
2 93.10 |
2 148.19 |
2010-2011 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2011年2月28日-3月6日 | 2011年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(江陵市) | 3 89.10 |
8 51.00 |
10 88.81 |
9 139.81 |
2010年12月23日-24日 | 全国花様滑冰錦標賽2010-2011(チチハル) | - | 1 53.24 |
2 101.05 |
1 154.29 |
2010年12月9日-12日 | 2010/2011 ISUジュニアグランプリファイナル(北京) | - | 5 49.62 |
4 100.20 |
3 149.82 |
2010年10月14日-15日 | ISUジュニアグランプリ チェコスケート(オストラヴァ) | - | 5 47.76 |
4 100.50 |
4 148.26 |
2010年9月17日-18日 | ISUジュニアグランプリ オーストリア杯(グラーツ) | - | 5 47.56 |
3 97.2 |
3 144.76 |
2009-2010 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2009年9月4日 - 5日 | 全国花様滑冰錦標賽2009-2010(北京) | 3 44.82 |
2 83.94 |
2 128.76 |
2008-2009 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | IF[8] | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2009年4月9日-11日 | 中華人民共和国第十一回全国運動会(青島) | 3 50.8 |
2 51.96 |
4 77.98 |
2 180.74 |
2007-2008 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | IF[8] | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2008年1月17日-19日 | 中華人民共和国第11回全国冬季運動会(チチハル) | 8 41.73 |
12 34.62 |
12 65.14 |
11 141.49 |
プログラム使用曲
編集シーズン | SP | FS | EX |
---|---|---|---|
2017-2018 | エデンの東 作曲:リー・ホールドリッジ 振付:ローリー・ニコル |
Galaxy(Orchestra ver.) 作曲:豊田裕子 Over the Rainbow 作曲:ハロルド・アーレン 振付:ローリー・ニコル |
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2016-2017 | Le Diable Matou 作曲:フランソワ・ドンピエール 振付:ローリー・ニコル |
Only For Love 映画『女帝 [エンペラー]』より 作曲:譚盾 振付:ローリー・ニコル |
Baton Bunny テレビアニメ『バッグス・バニー』より 作曲:ミルト・フランクリン |
2015-2016 | 月の光 作曲:クロード・ドビュッシー 振付:ローリー・ニコル |
映画『アーティスト』サウンドトラックより ワルツ・フォー・ペピー 涙雨 ペピーとジョージ 作曲:ルドヴィック・ブールス 振付:ローリー・ニコル |
The Water Is Wide ボーカル:シャルロット・チャーチ |
2014-2015[9] | 花のワルツ バレエ『くるみ割り人形』より 作曲:ピョートル・チャイコフスキー 振付:ローリー・ニコル |
ムーン・リバー 映画『ティファニーで朝食を』 より 作曲:ヘンリー・マンシーニ ピアノ協奏曲第2番 作曲:セルゲイ・ラフマニノフ 振付:ローリー・ニコル |
夢やぶれて 作曲:クロード=ミシェル・シェーンベルク ボーカル:リア・ミシェル feat. イディナ・メンゼル |
2013-2014 | ダンサリン 作曲:タンゴ・ロルカ 振付:ローリー・ニコル |
バレエ『コッペリア』より 作曲:レオ・ドリーブ 振付:ローリー・ニコル |
映画『サウンド・オブ・ミュージック』より 作曲:リチャード・ロジャース |
2012-2013 | 黒い瞳 | バレエ『眠れる森の美女』 作曲:ピョートル・チャイコフスキー |
エクスプレス・ユアセルフ 曲:マドンナ |
2011-2012 | 映画『アダムス・ファミリー』より 作曲:マーク・シャイマン The Carousel 映画『ホーンティング』より 作曲:ジェリー・ゴールドスミス |
Scenes of Summer 作曲:リー・ホールドリッジ |
一さじのお砂糖 作曲:シャーマン兄弟 |
2010-2011 | 映画『カールじいさんの空飛ぶ家』より 作曲:マイケル・ジアッキーノ |
Until The Last Moment 作曲:ヤニー |
映画『白雪姫』より |
2009-2010 | テレビドラマ『エデンの東』より 作曲:リー・ホールドリッジ |
映画『白雪姫』より | 虹の彼方に 作曲:ハロルド・アーレン |
脚注
編集- ^ 2017 札幌冬季アジア大会公式HPの選手情報より Archived 2017年2月22日, at the Wayback Machine.
- ^ 李明珠不再担任中国花滑队女单主帅 新教练空缺
- ^ 李子君小河沟里翻船金妍儿第二?
- ^ 花滑队教练组重大调整:庞清执教单人滑 外教加盟
- ^ 李子君求教普鲁申科教练 中国女单落后急需提升
- ^ <フィギュア>中国の美少女選手・李子君、平昌五輪とは無縁に?―中国メディア レコードチャイナ 2017年11月2日閲覧
- ^ 中国では全国選手権として複数の大会が行われている。ここでは、国内順位として国際スケート連盟に報告された大会の結果を記載している。2008-09年シーズン以降は、複数の大会結果を総合して付けられた国内順位が報告されているため、総合順位を付ける際にもっとも比重の高かった大会の結果を記載している。
- ^ a b インタープリティブ・フリー。中国選手権はPCS係数が高いインタープリティブ・フリー、SP、FSの3演目で競われることがある。
- ^ 彭程/张昊新节目演魔法师与蛇 李子君打造风格舞曲
外部リンク
編集- 国際スケート連盟による李子君のバイオグラフィー
- 李子君 - Olympedia
- 李子君 (@lizijunn) - Instagram