杉山明
日本の外交官
杉山 明(すぎやま あきら)は、日本の外交官。山形県警察本部長や、内閣官房内閣審議官、外務省儀典長を経て、駐ノルウェー特命全権大使。
人物・経歴
編集東京都出身。筑波大学附属駒場高等学校卒業。1984年東京大学法学部第3類(政治コース)卒業[1]。外務省入省[2]。外務省欧州局ロシア支援室長、外務省中南米局中南米課長、在ニューヨーク日本国総領事館領事等を経て、2010年国際連合日本政府代表部参事官(公使)。2013年警察庁長官官房付警視長。同年山形県警察本部長[3][4]。
2015年外務省中南米局長補佐[5]。同年外務省中南米局兼国際情報統括官付審議官。同年発足した国際テロ情報収集ユニットの次長に就任[6][7]。同年内閣官房内閣審議官(内閣情報調査室)、内閣官房国際テロ情報集約室次長[8]。2017年外務省儀典長〔大使〕[9]。
2018年から駐スリランカ特命全権大使を務め[2]、2019年にはコロンボで、総額2億6300万円を供与限度額とする無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の交換を行った[10]。また、2021年にはラジャパクサ大統領と会談し、英製薬大手アストラゼネカ製新型コロナワクチン60万回分の供与の要請を受けた[11]。2021年特命全権大使(国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当)、国際テロ対策・組織犯罪対策協力のための日本政府代表[12]。2024年駐ノルウェー特命全権大使[13][14]。
同期
編集- 有吉勝秀(23年コスタリカ大使・20年エルサルバドル大使)
- 礒正人(22年クロアチア大使・18年デュッセルドルフ総領事)
- 伊藤康一(24年ギリシャ大使・20年ニュージーランド大使)
- 伊藤直樹(24年ベトナム大使・19年バングラデシュ大使・17年シカゴ総領事)
- 今村朗(23年セルビア大使・20年ジョージア大使・23年セルビア大使)
- 岩井文男(20年サウジアラビア大使・15年イラク大使)
- 大森茂(17年セネガル大使・15年法務省名古屋入国管理局長)
- 岡田隆(20年アフガニスタン大使)
- 岡庭健(24年アラブ首長国連邦大使・21年ケニア大使)
- 菊田豊(21年ネパール大使・18年ナイジェリア大使)
- 下川眞樹太(22年フランス、アンドラ大使・19年ベルギー大使・17年大臣官房長・16年国際文化交流審議官)
- 鈴木哲(19年インド大使・17年総合外交政策局長・16年国際情報統括官)
- 竹若敬三(21年北極担当大使・19年ラオス大使)
- 千葉明(22年バチカン大使、19年ASEAN大使・16年ロサンゼルス総領事)
- 梨田和也(19年タイ大使・17年国際協力局長)
- 藤山美典(22年スイス兼リヒテンシュタイン大使)
- 藤原直(21年エディンバラ総領事)
- 正木靖(23年インドネシア大使・20年EU大使・17年欧州局長)
- 森下敬一郎(21年エクアドル大使・17年コロンビア大使)
- 山上信吾(20年オーストラリア大使・18年経済局長・17年国際情報統括官)
- 山田洋一郎(22年モルドバ大使・20年立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部教授(出向)・17年シアトル総領事)
- 山野内勘二(22年カナダ大使・18年ニューヨーク総領事・16年経済局長)
脚注
編集- ^ 略歴書 杉山 明(PDF)
- ^ a b エチオピア大使に松永氏 日本経済新聞2018/8/28
- ^ 「県警:本部長に杉山氏 /山形」毎日新聞 2013年09月03日
- ^ 「人事、警察庁 」日本経済新聞(2013/9/2 21:38)
- ^ 「人事、外務省 」日本経済新聞2015/8/24 0:00
- ^ 「警察庁出身の滝沢氏ら起用=新設の対テロ組織担当審議官」時事通信 12月8日(火)0時9分配信
- ^ 「人事、外務省 」日本経済新聞2015/10/6 0:00
- ^ 人事、内閣官房 日本経済新聞2015/12/9 0:02
- ^ 「人事、外務省 」日本経済新聞2017/3/10 0:00
- ^ スリランカに対する無償資金協力 「人材育成奨学計画」に関する書簡の交換外務省令和元年7月17日
- ^ 日本にワクチン60万回分要請 「前向き反応」と期待―スリランカ時事通信令和3年6月10日
- ^ 令和3年11月26日(金)定例閣議案件首相官邸
- ^ 外務省人事(9日付)朝日新聞デジタル2024年1月10日 5時00分
- ^ “令和六年一月九日付人事異動”. 外務省. 2024年3月22日閲覧。
外部リンク
編集- (中国特集)スリランカから見た中国 - 2021年6月24日
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