千葉明
日本の外交官
千葉 明(ちば あきら、1959年5月23日[1] - )は、日本の外交官。ロサンゼルス総領事、ASEAN政府代表部大使を経て、バチカン大使。
人物・経歴
編集イラン帝国テヘラン生まれ[2]。1984年東京大学法学部卒業、外務省入省。チャイナ・スクールに属し、1985年から北京大学で中国語研修を受け、1987年にカリフォルニア大学バークレー校修士の学位を取得した。1988年在中華人民共和国日本国大使館二等書記官(政務担当)。1991年外務大臣官房総務課。1993年外務省経済協力局無償資金協力課。1995年外務省欧亜局大洋州課首席事務官。1997年外務省経済協力局政策課首席事務官[3]。
1999年在ジュネーブ国際機関日本政府代表部参事官(人権担当)。2001年在中華人民共和国日本国大使館参事官(経済担当)。2004年外務省大臣官房国際報道官[3]。2005年東京大学教養学部講師(中国語作文)[4][3]。2006年外務省総合外交政策局国連企画調整課長。2008年法務省入国管理局登録管理官兼司法試験考査委員(国際関係法(公法系)問題作成担当)[3][5]。
2010年在アメリカ合衆国日本国大使館公使(連邦議会担当)。2013年在イラン日本国大使館公使(次席)。2015年内閣府日本学術会議事務局次長。2016年からロサンゼルス総領事を務め[3]、慰安婦の碑の撤去要請を行うなどした[6]。2019年東南アジア諸国連合日本政府代表部特命全権大使[7]。2022年10月、駐バチカン特命全権大使[8]。ビジネス中国語検定試験レベル5[9]。全国通訳案内士(英語、中国語、フランス語)[4]。合気道五段[10]。
同期入省
編集- 有吉勝秀(23年コスタリカ大使・20年エルサルバドル大使)
- 礒正人(22年クロアチア大使・18年デュッセルドルフ総領事)
- 伊藤康一(24年ギリシャ大使・20年ニュージーランド大使)
- 伊藤直樹(24年ベトナム大使・19年バングラデシュ大使・17年シカゴ総領事)
- 今村朗(23年セルビア大使・20年ジョージア大使・23年セルビア大使)
- 岩井文男(20年サウジアラビア大使・15年イラク大使)
- 大森茂(17年セネガル大使・15年法務省名古屋入国管理局長)
- 岡田隆(20年アフガニスタン大使)
- 岡庭健(24年アラブ首長国連邦大使・21年ケニア大使)
- 菊田豊(21年ネパール大使・18年ナイジェリア大使)
- 下川眞樹太(22年フランス、アンドラ大使・19年ベルギー大使・17年大臣官房長・16年国際文化交流審議官)
- 杉山明(24年ノルウェー大使・21年特命全権大使(国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当)・18年スリランカ大使・17年儀典長・15年内閣審議官・13年山形県警察本部長)
- 鈴木哲(19年インド大使・17年総合外交政策局長・16年国際情報統括官)
- 竹若敬三(21年北極担当大使・19年ラオス大使)
- 梨田和也(19年タイ大使・17年国際協力局長)
- 藤山美典(22年スイス兼リヒテンシュタイン大使)
- 藤原直(21年エディンバラ総領事)
- 正木靖(23年インドネシア大使・20年EU大使・17年欧州局長)
- 森下敬一郎(21年エクアドル大使・17年コロンビア大使)
- 山上信吾(20年オーストラリア大使・18年経済局長・17年国際情報統括官)
- 山田洋一郎(22年モルドバ大使・20年立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部教授(出向)・17年シアトル総領事)
- 山野内勘二(22年カナダ大使・18年ニューヨーク総領事・16年経済局長)
著作
編集著書
編集- 『日中体験的相互誤解―未来史を共に創造するために』日本僑報社 2005年
- 『一歩先を行く人の美しい中国語手紙の書き方―格調高い手紙のルール&表現集』国際語学社 2010年
- 『中国語のきほんドリル』国際語学社 2010年
- 『日本人は誰も気付いていない在留中国人の実態』彩図社 2010年
- 『なぜアメリカでは議会が国を仕切るのか?: 現役外交官が教える まるわかり米国政治』ポット出版 2014年
- 『日中中日翻訳必携実戦編III 美しい中国語の手紙の書き方・訳し方』日本僑報社 2017年
訳書
編集- 許旭文著『何たって高三!―僕らの中国受験戦争』日本僑報社 2006年
脚注
編集- ^ [ https://www.asean.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000006.html 代表部案内]ASEAN日本政府代表部
- ^ 「在ロサンゼルス日本国総領事 千葉明氏特別講演会 」南カルフォルニア日系企業協会
- ^ a b c d e 総領事からの挨拶外務省
- ^ a b 「日中中日翻訳必携実戦編III 美しい中国語の手紙の書き方・訳し方」
- ^ 「司法試験委員会会議(第66回)議事要旨」法務省
- ^ 【目良浩一の米東海岸レポート(3)】海外で慰安婦問題の理解が進まない理由は日本政府の「ダブルスタンダード」にあった産経新聞2018.8.28 06:00
- ^ スイス大使に読売新聞グループ会長を起用へNHK政治マガジン2019年8月30日
- ^ 異動事項一覧外務省 令和4年10月21日
- ^ 中国語のきほんドリル
- ^ 2017/LAリトル東京: 新しいスポーツ施設「テラサキ武道館」の起工式が行われました、8月3日 ロサンゼルスのメール交換
外部リンク
編集- ルールに基づく秩序で一衣帯水の関係を 第81回アセアン研究会 千葉明ASEAN大使 - 2022年4月
- (中国特集)ASEANと中国:虚像と実像 - 2021年2月25日
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