北海道旅客鉄道鉄道事業本部
(札幌鉄道管理局から転送)
北海道旅客鉄道鉄道事業本部(ほっかいどうりょかくてつどうてつどうじぎょうほんぶ)は、北海道旅客鉄道(JR北海道)本社内の組織(現業機関)である。鉄道事業本部が置かれる本社の所在地は、北海道札幌市中央区北11条西15丁目1-1。
旧国鉄北海道総局(一時期札幌鉄道管理局として分離)に相当する。
沿革
編集- 1950年1月1日 : 札幌鉄道管理局発足。札幌駅近接部に設置。
- 1970年8月15日 : 北海道支社を札幌鉄道管理局と統合し、北海道総局となる。
- 1976年11月 : 北海道総局から分離し、再び札幌鉄道管理局を設置。
- 1985年3月20日 : 札幌鉄道管理局を再び北海道総局に統合。
- 1987年4月1日 : 国鉄分割民営化。旧札幌鉄道管理局に相当する業務を鉄道事業本部として引き継ぐ。
- 1995年12月 : 本社機能を札幌駅敷地内から隣の桑園駅前に竣工した本社屋へ移転。
- 2019年4月1日 : 石勝線 夕張支線(新夕張 - 夕張間)を廃止。
- 2020年5月6日 : 札沼線 北海道医療大学 - 新十津川間を廃止。
管轄路線
編集道央地区の路線を中心に管轄している。
- 路線
※本社と支社の境界は富良野線を除いて、いずれも閉塞区間上にあるため[1]、境界線の内側の停車場(駅・信号場など)を記載している。なお、◇が付いた路線は全線が管轄区間内に入っている路線、●印が付いた路線は他線接続駅しか管理区間内に入っていない路線である。
路線名 | 区間 | 営業キロ | 備考 |
---|---|---|---|
函館本線 | 目名駅[2] - 滝川駅[3] | 225.4km | |
根室本線 | 滝川駅 - 富良野駅 | 54.6km | |
石勝線 | 南千歳駅 - 串内信号場[4] | 105.05km | |
室蘭本線 | 大岸駅[5] - 岩見沢駅 | 184.6km | |
東室蘭駅 - 室蘭駅(支線) | 7.0km | ||
◇日高本線 | 苫小牧駅 - 鵡川駅 | 30.5km | |
◇千歳線 | 白石駅[6] - 沼ノ端駅 | 56.6km | |
南千歳駅 - 新千歳空港駅(支線) | 2.6km | ||
◇札沼線 | 桑園駅 - 北海道医療大学駅 | 28.9km | 全区間を「学園都市線」の愛称で案内 |
●富良野線 | (富良野駅構内のみ[7]) | 0.75km |
かつては石勝線夕張支線、函館本線上砂川支線、歌志内線、幌内線、札沼線(学園都市線)北海道医療大学駅 - 新十津川駅間、根室本線富良野駅 - 落合駅間も管轄していた。
工場
編集車両基地
編集乗務員配置区所
編集運転士配置区所
編集車掌配置区所
編集施設関係区所
編集保線所
編集- 札幌保線所
- 倶知安保線管理室
- 小樽保線管理室
- 札幌保線管理室
- 江別保線管理室
- 島松保線管理室
- 石狩当別保線管理室
- 岩見沢保線所
- 岩見沢保線管理室
- 滝川保線管理室
- 富良野保線管理室
- 室蘭保線所
- 苫小牧保線管理室
- 室蘭保線管理室
- 伊達紋別保線管理室
- 鵡川保線管理室
- 追分保線所
- 追分保線管理室
- 占冠保線管理室
電気所(電力・信通)
編集- 札幌電力所
- 札幌信号通信所
- 岩見沢電気所
- 滝川派出所
- 追分派出所
- 苫小牧電気所
- 千歳派出所
- 室蘭派出所
設備所
編集- 札幌設備所
構造物検査センター
編集- 札幌構造物検査センター
レールセンター
編集指令所
編集- 運行管理センター
病院
編集運輸営業所
編集道外事務所
編集- 東京事務所
道外営業所
編集- 東京営業部(JR北海道プラザ東京支店)
- 仙台営業所(JR北海道プラザ仙台支店)
- 大阪営業所(JR北海道プラザ大阪支店)
関連会社
編集- 北海道ジェイ・アール・サービスネット - 本社管内および旭川支社管内の上富良野駅(富良野線)の駅業務受託。
外部リンク
編集脚注
編集- ^ “連続して北海道に上陸した台風による被害状況について” (PDF). 北海道旅客鉄道. 2016年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月26日閲覧。 (PDF) ※当該資料の別紙1の地図に支社境の位置が明記されている。
- ^ 熱郛駅との間の、第一白井川トンネルと第二白井川トンネルの間に函館支社との境界がある。
- ^ 江部乙駅との間の、一丁目通との交差付近(函館起点372.0km地点)に旭川支社との境界がある。
- ^ 上落合信号場との間にある第一串内トンネルの新夕張方出入口付近(南千歳起点105.05km地点)に釧路支社との境界がある。
- ^ 礼文駅との間にある新達古武トンネルの東室蘭方出口と大岸駅の間(長万部起点26.4km地点)に函館支社との境界がある。
- ^ 事業基本計画および『鉄道要覧』での起点。JR線路名称上では苗穂駅を起点としている。
- ^ 富良野駅の下り場内信号機が旭川支社との境界となっている。
- ^ ただし、2009年現在岩見沢運転所には旅客車の配置が無いため「札イワ」の表記のある車両は存在しない。