ツインクルプラザ
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ツインクルプラザは、かつて北海道旅客鉄道(JR北海道)が運営していた旅行センター及びその愛称である。2022年2月28日にJR北海道法人旅行札幌支店が閉店[報道 1]し、全ての店舗での営業が終了した。
概要
国鉄分割民営化に伴い、JR北海道管内の駅に付随して設置される旅行センターとして1987年(昭和62年)7月1日より営業を開始した[新聞 1]。国内・海外の主催旅行・手配旅行、他旅行会社主催旅行の取次、航空券、みどりの窓口と同様の乗車券類の販売など、旅行業務全般を手掛ける。
1994年(平成6年)時点で、駅構内にある店舗は「旅行センター」愛称を「ツインクルプラザ」と呼んでいた[1]。1999年(平成11年)に小規模店舗を「○○駅旅行センター」へ改称したが、取扱業務は同等である。
駅から離れた箇所や北海道外に所在する店舗は「JR北海道プラザ」「トラベルセンター」と称する。
沿革
- 1987年(昭和62年)
- 1988年(昭和63年)11月1日:JR北海道プラザ仙台支店が開店[報道 3]。
- 1989年(平成元年)
- 1991年(平成 3年)3月11日:JR北海道プラザ札幌南一条支店が開店[報道 6]。
- 1992年(平成 4年)5月11日:JR北海道プラザ守口支店が開店[3]。
- 1993年(平成 5年)
- 1994年(平成 6年)11月1日:旅行センター澄川支店が開店[2]。
- 1995年(平成 7年)
- 1997年(平成 9年)10月1日:JR北海道プラザ新宿支店が開店[5]。
- 1999年(平成11年):小規模店舗を「○○駅旅行センター」へ改称。
- 2002年(平成14年)頃:JR今金トラベルセンターが閉店。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)3月31日:札幌第一合同庁舎内JRトラベルセンターが閉店[報道 5]。
- 2010年(平成22年)4月28日:JR北海道プラザ札幌南一条支店が閉店[報道 6]。
- 2011年(平成23年)3月31日:JR北海道プラザ函館本町支店が閉店[報道 7]。
- 2012年(平成24年)3月31日:JR中標津トラベルセンターが閉店[報道 4]。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)3月31日:ツインクルプラザの6支店(琴似、桑園、滝川、千歳、網走、名寄)が閉店[報道 11][報道 12][新聞 2]。
- 2017年(平成29年)3月18日:ツインクルプラザの5支店(小樽、手稲、新札幌、岩見沢、北見)が閉店[報道 13][新聞 3]。
- 2018年(平成30年)2月1日:JR北海道プラザ大阪支店が閉店[報道 14]。
- 2018年(平成30年)3月18日:ツインクルプラザの2支店(苫小牧、東室蘭)が閉店[報道 15]。
- 2021年(令和 3年)2月28日:ツインクルプラザの6支店(札幌、札幌南口、釧路、帯広、旭川、函館)が閉店[報道 16]、ツインクルプラザの名を冠する店舗が消滅する。
- 2022年(令和 4年)2月28日:JR北海道法人旅行札幌支店が閉店[報道 1]。
かつて存在した店舗
- 北海道内
- 本社管内
- ツインクルプラザ札幌支店:札幌市北区北6条西4丁目(札幌駅構内)[報道 16]
- ツインクルプラザ札幌南口支店:札幌市中央区北5条西2丁目(札幌ステラプレイス内)[報道 16]
- ツインクルプラザ札幌西口支店(→札幌南口支店)
- JR北海道法人旅行札幌支店:札幌市中央区北4条西4丁目(伊藤ビル7F)
- ツインクルプラザ琴似支店:札幌市西区琴似2条1丁目1番10号(琴似駅構内)[報道 11][報道 12][新聞 2]
- ツインクルプラザ桑園支店:札幌市中央区北11条西15丁目(桑園駅構内)[報道 11][報道 12][新聞 2]
- ツインクルプラザ手稲支店:札幌市手稲区手稲本町1条4丁目3番7号(手稲駅構内)[報道 13][新聞 3]
- ツインクルプラザ新札幌支店:札幌市厚別区厚別中央2条5丁目6番1号(新札幌駅構内)[報道 13][新聞 3]
- JR北海道プラザ札幌南一条支店:札幌市中央区南1条西8丁目(第28桂和ビル1階、札幌市電西8丁目停留場前)[報道 6]
- JR北海道プラザ澄川支店:札幌市南区澄川3条2丁目4-12(札幌市営地下鉄南北線澄川駅前)
- JR北海道プラザ麻生支店:札幌市北区麻生町3丁目10-5(札幌市営地下鉄南北線麻生駅前)
- 第一合同庁舎内JRトラベルセンター:札幌市北区北8条西2丁目(札幌第一合同庁舎地下1階)[報道 5]
- クレオJRプラザ:札幌市中央区南1条西2丁目(丸井今井札幌本店一条館9階)
- ツインクルプラザ千歳支店:千歳市千代田町7丁目7番地2(千歳駅構内)[報道 11][報道 12][新聞 2]
- ツインクルプラザ新千歳空港支店:千歳市美々(新千歳空港駅構内)
- ツインクルプラザ小樽支店:小樽市稲穂2丁目22番15号(小樽駅構内)[報道 13][新聞 3]
- ツインクルプラザ岩見沢支店:岩見沢市有明町南1番地1(岩見沢駅構内)[報道 13][新聞 3]
- ツインクルプラザ滝川支店:滝川市栄町4丁目9番15号(滝川駅構内)[報道 11][報道 12][新聞 2]
- ツインクルプラザ東室蘭支店:室蘭市東町2丁目29番4号(東室蘭駅構内)[報道 15]
- ツインクルプラザ苫小牧支店:苫小牧市表町6丁目4番3号(苫小牧駅構内)[報道 15]
- トマムトラベルセンター:勇払郡占冠村字中トマム(星野リゾート トマムインフォメーションセンター内)[報道 9]
- 釧路支社管内
- 旭川支社管内
- 函館支社管内
- 本社管内
- 北海道外
- JR北海道プラザ東京支店:東京都千代田区丸の内1丁目9番地1号(東京駅丸の内地下中央改札口前)[報道 2]
- JR北海道プラザ幕張支店:千葉県千葉市美浜区(海浜幕張駅前プレナ内)[4]
- JR北海道プラザ横浜支店
- JR北海道プラザ大阪支店(旧店):大阪府大阪市中央区城見2丁目(大阪ビジネスパークTWIN21 MIDタワー6階)
- JR北海道プラザ大阪支店(新店):大阪府大阪市北区梅田1丁目3-1-900(大阪駅前第一ビル9階、北海道東京事務所大阪支所内)
- JR北海道プラザ守口:大阪府守口市本町[1]
- JR北海道プラザツインタワー支店:大阪府大阪市中央区城見2丁目(大阪ビジネスパークTWIN21 MIDタワー1階)
- JR北海道プラザ仙台支店:宮城県仙台市青葉区中央1丁目1番1号(仙台駅構内1階)[報道 3][報道 10]
- JR北海道青森トラベルセンター:青森県青森市柳川1丁目1-1(青森駅構内)
- 注意点
- 北海道外店舗では、株主優待など沿線JR各社の窓口のみで扱う乗車券類が発券できない(「沿線の旅行会社」扱いとなる)反面、一部(主に北海道→本州向け)の券種を除いてJR北海道のみで発券可能の乗車券類も取り扱う。なお、道内みどりの窓口を含めて、一部の私鉄直通のJR特急券(「スペーシアきぬがわ」・「あさぎり」・伊豆箱根鉄道発着の「踊り子」等[注釈 1])は取り扱わないが、JR部分(例・新宿 - 大宮間の「きぬがわ」等)のみは購入可能。JR北海道は東武鉄道・小田急電鉄とは特急券・乗車券ともに連絡運輸協定を締結していないため、マルス上は収容されているが、小田急や東武とは精算自体のやりとりができないため、発券制限がかかり発売することができない[注釈 2]。ただし、東武鉄道線内のみ運行する「けごん」「りょうもう」や小田急線内のみ運行する「はこね」などの乗車券・特急券は近畿日本ツーリストグループの発券端末を使用し、KNTと精算のやり取りをするために購入可能である。
旅行券
「ツインクル旅行券」を発行、各店舗やJR北海道管内のみどりの窓口で使用できる。旅行積立も取り扱う。
東日本旅客鉄道(JR東日本)が発行する「びゅう商品券」は、大阪支店を除く上記各店舗、「びゅう商品券」の取扱いステッカーが掲示されているみどりの窓口・KIOSKにて使用できる。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d e JR時刻表 (弘済出版社) (1994年6月号): pp.988. (1994-06-01).
- ^ a b c 金野春夫, 『札幌駅 116年の軌跡』, 北海道ジェイ・アール・エージェンシー, 1996年12月, 228 - 230頁.
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '93年版』ジェー・アール・アール、1993年7月1日、182頁。ISBN 4-88283-114-7。
- ^ a b c 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '94年版』ジェー・アール・アール、1994年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-115-5。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '98年版』ジェー・アール・アール、1998年7月1日、181頁。ISBN 4-88283-119-8。
報道発表記事
- ^ a b 『駅業務等のコスト削減について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2021年8月19日、2頁。オリジナルの2021年8月20日時点におけるアーカイブ 。2021年9月5日閲覧。
- ^ a b c 『JR北海道プラザ東京支店の閉店について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2015年2月12日。オリジナルの2015年2月18日時点におけるアーカイブ 。2015年4月24日閲覧。
- ^ a b 『JR北海道プラザ仙台支店の閉店について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2015年5月14日。オリジナルの2015年5月28日時点におけるアーカイブ 。2015年5月28日閲覧。
- ^ a b 『JR中標津トラベルセンターの閉店について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道釧路支社、2012年2月14日。オリジナルの2012年10月12日時点におけるアーカイブ 。2012年10月12日閲覧。
- ^ a b c 『第一合同庁舎内JRトラベルセンターの閉店について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2008年1月31日。オリジナルの2015年6月24日時点におけるアーカイブ 。2015年6月24日閲覧。
- ^ a b c 『JR北海道プラザ札幌南一条支店の閉店について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2010年3月24日。オリジナルの2015年6月24日時点におけるアーカイブ 。2015年6月24日閲覧。
- ^ a b c 『JR北海道プラザ函館本町支店の閉店について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2011年3月2日。オリジナルの2011年6月1日時点におけるアーカイブ 。2011年6月1日閲覧。
- ^ 『「JR北海道 琴似駅旅行センター」の閉店について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2006年3月24日。オリジナルの2006年5月23日時点におけるアーカイブ 。2006年5月23日閲覧。
- ^ a b 『駅等の窓口業務終了について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2015年9月18日。オリジナルの2015年9月21日時点におけるアーカイブ 。2015年10月1日閲覧。
- ^ a b 『JR北海道プラザ仙台支店 閉店日のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2015年8月7日。オリジナルの2015年8月24日時点におけるアーカイブ 。2015年10月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『ツインクルプラザ(JR旅行センター)6店舗の営業終了について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2016年2月19日。オリジナルの2016年2月20日時点におけるアーカイブ 。2016年4月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『ツインクルプラザ(JR旅行センター)6店舗の営業終了について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道旭川支社、2016年2月19日。オリジナルの2016年3月14日時点におけるアーカイブ 。2016年3月14日閲覧。
- ^ a b c d e f 『ツインクルプラザ(JR旅行センター)5店舗の営業終了について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2017年1月17日。オリジナルの2017年1月17日時点におけるアーカイブ 。2017年3月19日閲覧。
- ^ 『「JR北海道プラザ 大阪支店」の閉店について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2017年11月30日。オリジナルの2018年3月27日時点におけるアーカイブ 。2019年2月14日閲覧。
- ^ a b c 『ツインクルプラザ(JR旅行センター)2店舗の営業終了について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月19日時点におけるアーカイブ 。2018年5月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『ツインクルプラザ(JR旅行センター)札幌支店の閉店および旅行商品の電話販売の終了について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2020年12月4日。オリジナルの2021年3月10日時点におけるアーカイブ 。2021年3月10日閲覧。
新聞記事
関連項目
- 北海道ジェイ・アール・サービスネット - 2021年(令和3年)2月まで大型商業施設等にテナント入居し旅行代理店を運営。
JR他社グループの旅行代理店
- びゅうプラザ・びゅうトラベルサービス - 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- ジェイアール東海ツアーズ - 東海旅客鉄道(JR東海)
- TiS - 西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本旅行
- ワーププラザ - 四国旅客鉄道(JR四国)
- JR九州 旅行の窓口 - 九州旅客鉄道(JR九州)
- エフ・ツーリスト - 日本貨物鉄道(JR貨物)