木下龍也
日本の歌人
木下 龍也(きのした たつや、1988年1月12日 - )は、日本の歌人。山口県周南市出身[1]。
木下 龍也 (きのした たつや) | |
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誕生 |
1988年1月12日(36歳) 日本 山口県周南市 |
職業 | 歌人 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
ジャンル | 短歌 |
主な受賞歴 |
全国短歌大会大会賞(2012年) 山口県芸術文化振興奨励賞(2023年) |
デビュー作 | 『つむじ風、ここにあります』(2013年) |
略歴
編集コピーライター志望だったが、穂村弘の歌集を読んだことをきっかけに2011年より本格的に作歌を始める[2][3]。雑誌『ダ・ヴィンチ』の穂村弘選の短歌投稿コーナー「短歌ください」に採用されたことで、新聞やラジオへ投稿するようになる[4]。2012年には現代歌人協会主催の第41回全国短歌大会にて大会賞を受賞。2013年、東直子と加藤治郎が監修する書肆侃侃房の「新鋭短歌シリーズ」から第一歌集『つむじ風、ここにあります』を出版。
2018年には舞城王太郎と岡野大嗣と共著の『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』を出版し、短歌の書籍では異例の発行部数1万部を記録した[5]。
2021年にナナロク社から『あなたのための短歌集』を出版。2017年から木下龍也が行っている依頼者への短歌の個人売買『あなたのための短歌一首』を書籍化したものであるため、木下龍也は印税は受け取らないとしている。その収益分はナナロク社が書店に配本した歌集を再買取りして、希望する学校や図書館などに寄贈している[6]。
2023年7月、令和5年度山口県芸術文化振興奨励賞を受賞[7]。
著作
編集歌集
編集- つむじ風、ここにあります(2013年5月25日、書肆侃侃房、ISBN 978-4-86385-111-5)
- きみを嫌いな奴はクズだよ(2016年4月29日、書肆侃侃房、ISBN 978-4-86385-222-8)
- あなたのための短歌集(2021年11月11日、ナナロク社、ISBN 978-4-86732-006-8)
- オールアラウンドユー(2022年10月7日、ナナロク社、ISBN 978-4-86732-016-7)
教本
編集- 天才による凡人のための短歌教室(2020年11月14日、ナナロク社、ISBN 978-4-904292-99-0)
共著
編集- 玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ(岡野大嗣、舞城王太郎共著、2017年12月19日、ナナロク社、ISBN 978-4-904292-77-8)
- 今日は誰にも愛されたかった(谷川俊太郎、岡野大嗣共著、2019年12月19日、ナナロク社、ISBN 978-4-904292-91-4)
- 荻窪メリーゴーランド(鈴木晴香共著、2023年8月29日、太田出版、ISBN 978-4778318864)
出演
編集テレビ
編集- 首都圏情報 ネタドリ!「コロナ禍“あなた”に寄り添う短歌」(NHK総合、2022年4月15日)
- 文字メンタリー -あなたにしみこむ31音-(NHK総合、2022年8月1日)
- 情熱大陸(毎日放送、2022年10月2日)[8]
ラジオ
編集- 文芸選評(NHKラジオ第1放送、2020年5月16日/9月4日、2021年11月20日、2022年7月30日)
評価
編集脚注
編集- ^ “木下龍也”. 書肆侃侃房. 2019年4月18日閲覧。
- ^ “気鋭の歌人、木下龍也 「天才による 凡人のための短歌教室」 周南出身、初の入門書”. 周南・下松・光の地域のニュースを届ける新聞社|新周南新聞社. 2022年10月15日閲覧。
- ^ “木下龍也”. 新鋭短歌シリーズ. 2022年10月15日閲覧。
- ^ “記事|PARaDE”. PARaDE. 2022年9月5日閲覧。
- ^ “『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』展”. Tokyo Art Beat. 2020年8月27日閲覧。
- ^ “木下龍也さん「あなたのための短歌集」インタビュー 「あなたへの一首」つむいだ記録|好書好日”. 好書好日. 2022年9月5日閲覧。
- ^ “県芸術文化振興奨励賞 保手浜さんと木下さんに”. 山口新聞 電子版 (2023年7月13日). 2023年7月23日閲覧。
- ^ “木下龍也(歌人) | 情熱大陸”. MBS 毎日放送. 2022年10月3日閲覧。
- ^ 品田遊(ダ・ヴィンチ・恐山) (2022年4月5日). “「癖(へき)と縁(えにし)」2022年4月5日の日記”. note. 2022年6月7日閲覧。
外部リンク
編集- 木下龍也 (@kino112) - X(旧Twitter)
- ウェブ連載コラム 学研よみものウェブほんちゅ! 木下龍也「笑ってるけどたぶん折れてる」