普門寺(ふもんじ)は岐阜県多治見市大針町にある臨済宗南禅寺派の寺院。山号は慈眼山。

普門寺
所在地 岐阜県多治見市大針町495
位置 北緯35度22分14秒 東経137度4分21秒 / 北緯35.37056度 東経137.07250度 / 35.37056; 137.07250座標: 北緯35度22分14秒 東経137度4分21秒 / 北緯35.37056度 東経137.07250度 / 35.37056; 137.07250
山号 慈眼山
宗派 臨済宗南禅寺派
本尊 聖観音菩薩
創建年 天文13年(1544年)
開基 器成周璉
法人番号 1200005008265
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歴史

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天文13年(1544年)2月、器成周璉(保壽院十一世・続芳院二世・冨春庵開基)が開基し、

徳林院六世の法孫の松堂元壽が中興開山した。

寛永2年(1625年)1月、普門寺が檀越の宮嶋文六に宛てた「由緒書之事」に、

「同寺之儀は 最初観音庵 申候て有之候、此形を寛永二乙丑年ニ 慈眼山普門寺と改め、即再建仕候」と記されていることから、

開基の器成周璉が建立したと思われる観音庵をこの年に再建し、山号と寺号を付けて寺としての体裁を整えられたものと推定される。

嘉永4年(1851年)、普門寺が檀越の宮嶋仁右衛門に出した「院号授与一札之事」に

「当普門寺は宮嶋家の開基にて、この寺の大檀越である」と記され、

かつての大針村の草分けと言われる宮嶋氏が、普門寺の経済面での後援者であった。

現在の本堂は、明治25年(1892年)、十三世の恭山禅悦の代に永保寺の本堂を譲り受けて再建された。

参考文献

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  • 『多治見市史 通史編 上』  第二編 中世 第四章 中世の宗教 第二節 虎溪山永保寺 二 塔頭と末寺 普門寺 p409 多治見市 1980年
  • 『多治見市史 通史編 上』  第三編 近世 第七章 宗教と寺社 第三節 寺院 多治見市 1980年

脚注

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