日本近代文学会
日本近代文学会(にほんきんだいぶんがくかい、英語: Association for Modern Japanese Literary Studies[1][2])は、日本の学術研究団体の一つ。日本の明治以降の文学を研究する学会としては最大のもの[2]。
にほんきんだいぶんがくかい 日本近代文学会 | |
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英語名称 | Association for Modern Japanese Literary Studies |
専門分野 | 人文学系 |
設立 | 1951年1月20日 |
事務局 | 日本 |
刊行物 | 『日本近代文学』 |
ウェブサイト | https://amjls.jp/ |
概要
編集1951年1月20日設立[1]。学術研究団体としての種別は単独学会[1]。
日本近代文学の研究を推進することを目的としている[1]。日本学術会議協力学術研究団体である[3]。
沿革
編集1950年、吉田精一の発案により伊狩章、村松定孝が話し合い、本間久雄、杉森久英が加わって学会設立の機運が高まり、12月に成瀬正勝、稲垣達郎が加わって設立委員会が行われ、1951年1月20日、近代日本文学会設立総会が開かれた。事務局は河出書房に置かれ、会長に本間が就任。翌1952年より事務局は東京堂に移り、1957年に本間が名誉会長になると、会長制が廃止されて代表理事が代表となり、初代に勝本が就いた。
1958年、顧問に青野季吉、木村毅、佐藤春夫、塩田良平、正宗白鳥、久松潜一、人見円吉、柳田泉、矢野峰人、湯地孝を迎えた。1959年に事務局は東京教育大学に移る。1964年より会誌『日本近代文学』を年一回刊行、会名も日本近代文学会と改まった。
歴代代表
編集- 会長
- 1951年:本間久雄(のち名誉会長)(早大)
- 代表理事
- 1957年:勝本清一郎
- 1962年:稲垣達郎(早大)
- 1964年:成瀬正勝(東大教養学部)
- 1966年:吉田精一(東大文学部)
- 1968年:木俣修(歌人)
- 1970年:高田瑞穂(成城大学)
- 1972年:川副国基(早大)
- 1974年:稲垣達郎
- 1976年:吉田精一
- 1980年:田中保隆(聖心女子大)
- 1982年:猪野謙二 (法政大)
- 1984年:長谷川泉
- 1986年:安川定男(中央大)
- 1988年:紅野敏郎(早大)
- 1992年:竹盛天雄(早大)
- 1996年:平岡敏夫(筑波大)
- 1998年:十川信介(学習院大)
- 2000年:畑有三(専修大)
- 2002年:東郷克美(早大)
- 2004年:曾根博義(日大)
- 2006年:池内輝雄(筑波大)
- 2008年:山田有策(東京学芸大)
- 2010年:中島国彦(早大)
- 2011年:日高昭二(神奈川大)
- 2014年:松村友視(慶応大)
- 2016年:関礼子(中央大)
刊行物
編集日本近代文学
編集- 誌名(和文):日本近代文学
- 誌名(欧文):Modern Japanese Literary Studies
- 創刊年:1964
- 資料種別:ジャーナル(査読付き論文を含む)
- 使用言語:日本語のみ
- 発行形態:印刷体、eジャーナル
- 著作権帰属先:著者
- クリエイティブコモンズ:定めていない
- 購読:有料
脚注
編集参考文献
編集- 『日本近代文学会50年史』同会編、『日本近代文学』別冊、2000年