日本婦人団体連合会
日本婦人団体連合会(にほんふじんだんたいれんごうかい、略称婦団連、英文名称Japan Federation of Women's Organizations)とは日本における護憲女性団体である[1]。
略称 | 婦団連(ふだんれん) |
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標語 | 平和を願う女性の力をひとつに |
設立 | 1953年4月5日 |
種類 | 女性団体の連合体 |
法的地位 | 任意団体 |
目的 | 男女平等、平和と独立、社会進歩のためにたたかう国内外の女性の連帯、共同行動の発展のための運動を自主的にすすめ、女性の切実な要求実現の共闘のため。 |
本部 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-11-9-303 |
会長 | 柴田真佐子 |
重要人物 |
平塚らいてう 高良とみ 櫛田ふき( 全国革新懇世話人) 苅田アサノ 井上美代(日本共産党参院議員) |
提携 |
国際民主婦人連盟(加盟) 新日本婦人の会(加盟) 国際婦人年連絡会(加盟) 日本共産党(共闘) 日本生活協同組合連合会(協力) |
ウェブサイト |
fudanren |
1953年4月5日に、平塚らいてうが、全面講和論支持からソ連・中国など東側諸国を1952年に訪問した参議院議員高良とみの歓迎会で護憲を唱えたことを発端に、女性の立場から平和憲法を守るための護憲派女性の統一組織を実現させることを目的として発足した。以後、安保条約反対、護憲や女性解放を目的として活動し、平和運動(反戦運動)や核廃絶運動を行ってきた[1]。日本の女性団体のナショナルセンターの1つとして、国際民主婦人連盟や世界母親大会との窓口を担う面もあった[1]。 1998年第18回参議院議員通常選挙に副会長を務めた井上美代(全国革新懇代表世話人、原水爆禁止世界大会議長団歴任)が日本共産党から出馬し、参院議員となった[2]。
「2022年国際女性デー中央大会」(国際女性デー)の実行委員長には婦団連の会長の柴田真佐子が就任している。日本政府に対して女性差別撤廃条約選択議定書を批准せよと求める「女性差別撤廃条約実現アクション」に参加して活動をしている[3]。3代目会長の櫛田ふきは日本共産党系組織で日本共産党を含めた形での野党共闘の推進団体全国革新懇[4]の世話人[5]を務めた。また、日本生活協同組合連合会と協力関係をもつ。機関紙は月刊誌『婦人通信』、年刊で『女性白書』(1999年まで『婦人白書』)。
加盟団体
編集- 新日本婦人の会
- 婦人民主クラブ
- 全国商工団体連合会婦人部協議会
- 自由法曹団女性部
- 農民運動全国連合会女性部
- 全国地域人権運動総連合女性対策部
- 全国労働組合総連合女性部
- 全日本建設交運一般労働組合中央女性部
- 全日本教職員組合女性部
- 日本自治体労働組合総連合女性部
- 日本国家公務員労働組合連合会女性協議会
- 郵政産業労働者ユニオン女性部
- 全労連・全国一般労働組合女性センター
- 法律会計特許一般労働組合女性部
- 北海道平和婦人会
- 京都民主婦人連合会
- 日本ユーラシア協会女性委員会
- 日本中国友好協会
- 日本勤労者山岳連盟女性委員会
- 治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟女性部
- 全国保険医団体連合会女性部
- 全国印刷出版産業労働組合総連合会女性部
- 兵庫県婦人連合会
出典[6]。
参考文献
編集- ほるぷ出版『女性白書2021: コロナ禍とジェンダー平等への課題』2021年8月24日。 ISBN 9784593103034
関連項目
編集脚注
編集- ^ a b c 『日本婦人団体連合会』 - コトバンク日本大百科全書(ニッポニカ)「日本婦人団体連合会」の解説
- ^ 株式会社ローソンエンタテインメント. “井上美代|プロフィール|HMV&BOOKS online”. HMV&BOOKS online. 2023年1月14日閲覧。
- ^ 3月8日は国際女性デー 平和・ジェンダー平等へ連帯 中央大会実行委員長 柴田真佐子さんに聞く2022年3月4日(金) しんぶん赤旗
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2014年8月17日). “【若手記者が行く】集団的自衛権、政権批判、先鋭的政治色強める「原水協」の〝平和大行進〟…非核訴えに好意的だった自治体も冷ややかに、スタンスに距離置く(2/4ページ)”. 産経ニュース. 2023年1月14日閲覧。
- ^ 全国革新懇 (編) (2016年). “全国革新懇35年のあゆみ : 「国民が主人公」の政治をめざして”. 国立国会図書館オンライン. 平和・民主・革新の日本をめざす全国の会. 2022年7月21日閲覧。
- ^ 【婦団連とは? 平和と平等を願う女性の力をひとつに】(2022年7月閲覧)婦団連 公式サイト