新鑑真XIN JIAN ZHEN、しんがんじん)は、中日国際輪渡が運航する中国籍のフェリー

新鑑真
神戸ポートターミナル沖を航行中の新鑑真
基本情報
船種 フェリー
船籍 中華人民共和国の旗 中国 上海
所有者 中日国際輪渡
運用者 中日国際輪渡[1]
建造所 尾道造船[1]
信号符字 BOAL
IMO番号 9065376
MMSI番号 412104000
経歴
起工 1993年11月4日[1]
進水 1994年1月12日[2]
竣工 1994年4月15日[2]
就航 1994年4月23日[3]
現況 就航中
要目
総トン数 14,543トン[3]
載貨重量 4,321トン[1]
全長 156.67 m[1]
垂線間長 143.0 m[2]
23.0 m[2]
深さ 14.8 m[2]
喫水 6.2 m[2]
機関方式 ディーゼル
主機関 SEMT ピルスティック 14PV2-6V 2基[2]
最大出力 21,000馬力[1]
定格出力 17,850馬力[1]
最大速力 24.2ノット[1]
航海速力 21ノット[1]
航続距離 4,500海里[1]
旅客定員 345名[1]
乗組員 61名[1]
積載能力 RO/ROタイプ 250TEU
(冷凍コンテナコンセント80本装備)
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概要

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神戸港神戸ポートターミナル兵庫県神戸市)、大阪南港・国際フェリーターミナル(大阪府大阪市)と上海港中国)を結ぶ国際定期フェリーである。中国船らしく船内には麻雀室を備えている。船名の由来は、失明や遣唐使の難破など度重なる苦難を乗り越えて来日を果たした唐代の中国僧・鑑真

先代の鑑真の代船として尾道造船で建造され、1994年に就航した。先代の鑑真は有村産業が運航していた飛龍を改名したもので、本船は航路初の新造船となった。

2004年1月、通算1,000航海を達成した[4]

20フィートコンテナ250本のシャーシを積載可能で、冷凍コンテナコンセントも80本分が装備されている。ルーズカーゴの積載、その他の車両航送も行っているが、自家用車は積載できない。

その後は新型コロナウイルス対策に伴い客扱いを停止し貨物輸送のみとし、2024年6月の新造船「鑑真号」就航後も引き続き貨物船として継続使用を予定[5]

  • 運航会社 - 中日国際輪渡有限公司(上海市東大名路908号金岸大廈18楼)
  • 総代理店 - 日中国際フェリー株式会社(〒550-0013 大阪市西区新町1丁目8番6号)

船内設備

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船内では、日本円人民元での支払いが可能である。(自動販売機、コインロッカーなどは日本円のみ対応)船内使用分に限り、米ドルユーロの日本円への両替を受け付けている。クレジットカードは利用できない。

  • 客室
    • 貴賓室(洋室)2名×2室
    • 特別室(洋室)2名×8室、ソファ、テレビ、シャワー、トイレ付
    • 一等(洋室)4名×12室
    • 二等(洋室8名×30室・和室15-16名×3室)
  • 施設
    • エントランス・ホール - A - C甲板の三層吹き抜け
    • ラウンジ
    • サンデッキ
    • レストラン(122席)
    • 売店
    • ゲームコーナー
    • 麻雀室
    • 卓球室
    • カラオケ
    • ダンスホール

航路

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神戸ポートターミナルO2バースに接岸中の新鑑真

日本側の発着は便(週)ごとに大阪港と神戸港を交互に発着している。(以前は上海→大阪→回航→神戸→上海と上海→神戸→回航→大阪→上海を交互に行う三角運行だった)

臨時に運航日や寄港地が変更(臨時に他港に寄港)する事がある。また、1995年までは横浜港までの運航が行われていた[6]

乗船場所

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ギャラリー

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l 新造船写真集 新鑑真 - 船の科学1994年9月号7頁
  2. ^ a b c d e f g 世界の艦船(1994年4月号,p130)
  3. ^ a b 世界の艦船(1994年8月号,p64-65)
  4. ^ 世界の艦船(2005年2月号,p168)
  5. ^ 新造船就航後も2隻体制を維持日中国際フェリー - 海事プレス
  6. ^ LCCよりコスパ 日中定期フェリー、関西で健在 - 日本経済新聞

関連項目

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  • 燕京 - 2012年まで神戸港と天津港を結んでいた国際定期フェリー
  • 蘇州號 - 1993年から大阪港と上海港を結ぶ国際定期フェリー
  • 日華連絡船

外部リンク

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