コスモスクエア駅
コスモスクエア駅(コスモスクエアえき)は、大阪府大阪市住之江区南港北一丁目にある、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)の駅である。
コスモスクエア駅 | |
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駅舎 | |
コスモスクエア Cosmosquare | |
東は大阪港国際フェリーターミナル | |
所在地 | 大阪市住之江区南港北一丁目30-21 |
所属事業者 | 大阪市高速電気軌道(Osaka Metro) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム |
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乗車人員 -統計年度- |
12,191人/日(降車客含まず) -2023年- |
乗降人員 -統計年度- |
23,773人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1997年(平成9年)12月18日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ●中央線 |
駅番号 | C10 |
キロ程 | 0.0 km(コスモスクエア起点) |
◄C09 夢洲(建設中) (3.2 km) (2.4 km) 大阪港 C11► | |
所属路線 | ●南港ポートタウン線(ニュートラム) |
駅番号 | P09 |
キロ程 | 0.0 km(コスモスクエア起点) |
(0.6 km) トレードセンター前 P10► |
概要
編集コスモスクエアの英語表記は「Cosmosquare」と1単語になっている(Cosmo-Squareではない)[1][注釈 1]。中国語表記は意訳した「宇宙廣場/宇宙广场」(宇宙広場)である。
中央線と南港ポートタウン線(ニュートラム)の2路線が乗り入れており、それぞれの起点となっている。なお、両路線とも自社で線路を保有しない区間となっており、大阪港トランスポートシステム(OTS)が第三種鉄道事業者として線路を保有し、Osaka Metroが第二種鉄道事業者として路線の営業を行なっている[注釈 2]。駅番号は中央線がC10、南港ポートタウン線がP09。
2005年(平成17年)6月30日まではOTSのテクノポート線とニュートラムテクノポート線の駅だったが、翌7月1日付で鉄道事業は大阪市交通局(当時)が第二種鉄道事業者になり、OTSは第三種鉄道事業者になった。その後、2018年(平成30年)4月1日に大阪市交通局が民営化されたため、それぞれ中央線と南港ポートタウン線(ニュートラム)の駅として運営されている。
2004年(平成16年)に駅番号を導入した際に、大阪市交通局側の末端駅[注釈 3]を11番とし、そこから10, 09, と番号を減らす方式が採用され、当駅の駅番号はテクノポート線がC10、ニュートラムテクノポート線がP09となった[注釈 4]。その後、先述のとおり当駅を含む区間の運営がOTSから大阪市交通局(当時)に移譲されたため、大阪市交通局の後継であるOsaka Metroの駅でありながら駅番号は両路線とも11番未満となっている[注釈 5]。
歴史
編集駅構造
編集両路線とも島式ホーム1面2線の地下駅である。地下2階に中央線ホーム(1・2番線)、地下1階に南港ポートタウン線ホーム(3・4番線)がある。かつては南港ポートタウン線ホームにのりかえ改札口が設置されていた[注釈 6]が、大阪市交通局への統合に伴い撤去された。
当駅は、南港運輸事務所に所属し、駅長を配置する。また、当駅およびトレードセンター前駅・中ふ頭駅を管轄する。
のりば
編集番線 | 路線 | 行先 |
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中央線ホーム | ||
1 | 中央線 | 本町・長田・学研奈良登美ヶ丘方面[4] |
2 | 降車専用ホーム[4] | |
南港ポートタウン線ホーム | ||
3・4 | 南港ポートタウン線 | 住之江公園方面[5] |
- 付記事項
- Osaka Metroではホームの番号は路線ごとに独立して付けられるのが通例だが、この駅は元々別会社の駅であったため例外で、路線を跨いで連番となっている[注釈 7]。
- 中央線の列車折り返しは、駅直前がカーブしているため引き上げ線方式となっている。到着した上り列車は2番線に入線して乗客を降ろした後、その先にある2本の引き上げ線に入り、折り返して1番線に入線する。そのため2番線ホームの駅名標には次駅が表示されず、「降車専用」とのみ書かれている[注釈 8]。
- 2025年日本国際博覧会の会場が夢洲であることから、当駅から夢洲駅までの延伸が予定されている[注釈 9]。工事自体は既に行われており、夢咲トンネル(道路・鉄道併用)は2009年8月1日に開通した。
- 夜間滞泊の運用がある。
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1号出口
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2号出口
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3号出口
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4号出口
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東改札口
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西改札口
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中央線ホーム
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ニュートラムホーム
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降車専用ホームの駅名標(2018年3月)
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OTS時代の路線図(2004年2月)
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OTS時代の路線図(2005年7月、大阪市交通局移管直後)
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中央線の路線図(2019年1月、民営化後)
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ニュートラムの路線図(2019年1月、民営化後)
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中央線ホームの路線図(2024年12月、夢洲対応後)
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ニュートラムの路線図(2024年12月、路線図更新後)
利用状況
編集2023年11月7日の1日乗降人員は23,773人(乗車人員:12,191人、降車人員:11,582人)である[統計 1]。住之江区内の鉄道駅では、住之江公園駅に次いで第2位。
年度 | 調査日 | 乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 |
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1997年 | - | [統計 2][注釈 10]8,899 | - | |
1998年 | - | [統計 2]10,555 | - | |
1999年 | - | [統計 2]12,255 | - | |
2000年 | - | [統計 2]11,982 | - | |
2001年 | - | [統計 2]13,366 | - | |
2002年 | - | [統計 2]12,400 | - | |
2003年 | - | [統計 2]12,505 | - | |
2004年 | - | [統計 2]11,877 | - | |
2007年 | 11月13日 | 9,099 | 7,705 | 16,804 |
2008年 | 11月11日 | 9,946 | 8,933 | 18,879 |
2009年 | 11月10日 | 9,092 | 9,187 | 18,279 |
2010年 | 11月 | 9日10,387 | 9,562 | 19,949 |
2011年 | 11月 | 8日9,697 | 9,147 | 18,844 |
2012年 | 11月13日 | 10,277 | 10,354 | 20,631 |
2013年 | 11月19日 | 10,563 | 10,242 | 20,805 |
2014年 | 11月11日 | 11,188 | 10,516 | 21,704 |
2015年 | 11月17日 | 9,812 | 10,481 | 20,293 |
2016年 | 11月 | 8日10,127 | 10,469 | 20,596 |
2017年 | 11月14日 | 11,749 | 10,827 | 22,576 |
2018年 | 11月13日 | 12,240 | 11,461 | 23,701 |
2019年 | 11月12日 | 13,565 | 13,085 | 26,650 |
2020年 | 11月10日 | 10,515 | 10,096 | 20,611 |
2021年 | 11月16日 | 11,161 | 10,699 | 21,860 |
2022年 | 11月15日 | 11,220 | 10,720 | 21,940 |
駅周辺
編集- コスモスクエア海浜緑地(シーサイドコスモ)
- 咲洲運河(咲洲キャナル)
- 大阪国際見本市会場(インテックス大阪)
- 森ノ宮医療大学
- 大阪金剛インターナショナル小学校・中学校・高等学校
- 大阪出入国在留管理局
- 全労済大阪府本部
- シーサイドレジデンス コスモスクエア駅前
- エーコープフーディーズ咲洲店
- 大阪港国際フェリーターミナル(釜山港行きのパンスターフェリー、サンスターラインと上海行き日中国際フェリー新鑑真と蘇州號の発着地)
- 大阪府咲洲庁舎(旧:WTC, コスモタワー)
バス路線
編集- 3番のりば
- 1系統「サークルバス」 国際交流センター前 行
サンスターライン(無料送迎バス)
その他
編集- 第1回近畿の駅百選に選定されている。
- かつて中央線のホーム壁面にはガラス張りの水槽が設けられ、ミニ水族館が設置されていた[注釈 11]が、維持費の理由などから撤去された。
- 中央線ホームの乗車位置案内には、大阪市交通局移管後も「Technoport Line」の表記が残っていたが、後に撤去された。
- この駅では、大阪市営地下鉄で標準的であった接近メロディとは異なり、波の音などが入った独特の接近メロディを使用していたが、2007年3月24日の中央線の放送更新で標準的な接近メロディーに替わった。現在は2024年11月13日の接近メロディ変更に伴い、他線とは別のメロディに変更されている[6]。
- 当駅の大阪市営地下鉄移管により、大阪市交通局管内の表記がすべてカタカナの駅はフェリーターミナル駅(南港ポートタウン線)に次いで2駅目となった。
- 南港北地区を表す「コスモスクエア」の名称は、1988年市民からの公募により決定。「テクノポート大阪」構想が計画された段階では、駅周辺の人工運河沿いに商業施設やオフィスが並ぶ予定だった。現在は主にマンションや大学に変更され、一部が完成、他の施設も工事中である。
- 2000年に当駅 - 新桜島駅(仮称)間を結ぶ大阪港トランスポートシステム北港テクノポート線が事業化されたものの、採算性の問題で2009年に事業が休止された。後に夢洲においてIRの誘致・国際博覧会の開催が行われることになったため、当駅 - 夢洲駅間のみ事業再開されることになった。
- 南港・港区連絡線の計画段階では、当駅の仮称は「海浜緑地」で、隣のトレードセンター前駅の仮称が「コスモスクエア」だった。
隣の駅
編集- 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
- 中央線
- 南港ポートタウン線(ニュートラム)
- コスモスクエア駅 (P09) - トレードセンター前駅 (P10)
- ( ) 内は駅番号を示す。
脚注
編集注釈
編集- ^ ただし、『2008年号 近鉄時刻表』ではスペースを入れて「COSMO SQUARE」と表記している[2]。
- ^ 建設中の中央線の夢洲駅 - 当駅間は、OTSが第一種鉄道事業者で、Osaka Metroが第二種鉄道事業者である。
- ^ 導入時点では大阪港駅と中ふ頭駅。
- ^ 同様の例は御堂筋線と相互直通運転をしている北大阪急行電鉄南北線にも見られる。
- ^ トレードセンター前駅も同様の理由でP10である。
- ^ 一部の駅の運賃が2種類あったため必要だった。また、市営交通での一日乗車券で不正乗車を防止するためでもある。
- ^ この駅以外での例外事例としては大国町駅があるが、これは別の理由による。
- ^ ただし、大阪市交通局に移管されてしばらくは大正駅と同様に2番線ホームの駅名標にも次駅名が書かれていた。
- ^ 元々このトンネルは、当時大阪市が誘致していたオリンピックのアクセス手段として使われる計画であった。
- ^ 開業日の1997年12月18日からの1日平均の乗車人員である。
- ^ 管理は近隣にある海遊館の職員が出張して行っていた。
出典
編集本文
編集- ^ “コスモスクエア開発協議会”. 2023年4月15日閲覧。
- ^ 『2008年号 近鉄時刻表』240-243頁。
- ^ “中央線 コスモスクエア駅の可動式ホーム柵の運用開始について”. Osaka Metro. 2024年12月4日閲覧。
- ^ a b “Osaka Metro|コスモスクエア”. 大阪市高速電気軌道. 2022年10月9日閲覧。
- ^ “Osaka Metro|コスモスクエア”. 大阪市高速電気軌道. 2024年10月15日閲覧。
- ^ “Osaka Metro 中央線 新メロディが完成!列車接近メロディと発車メロディを切り替えます”. Osaka Metro. 2024年12月22日閲覧。
利用状況
編集関連項目
編集外部リンク
編集- コスモスクエア駅(中央線) - Osaka Metro
- コスモスクエア駅(南港ポートタウン線) - Osaka Metro