手盗型類[1](しゅとうがたるい、学名 Maniraptoriformes)は、コエルロサウルス類に属する恐竜の一群である[2]マニラプトル形類とも呼ばれる[2]

手盗型類
Maniraptoriformes
地質時代
ジュラ紀後期 - 完新世現代
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
亜目 : 獣脚亜目 Theropoda
階級なし : 新獣脚類 Neotheropoda
階級なし : 鳥吻類 Averostra
下目 : 堅尾下目 Tetanurae
階級なし : コエルロサウルス類 Coelurosauria
階級なし : 新コエルロサウルス類 Neocoelurosauria
階級なし : 手盗型類 Maniraptoriformes
学名
Maniraptoriformes
Holtz, 1995
和名
手盗型類[1]
下位分類

概要

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特徴は肩の骨格が前後のみならず上下にも動くように進化し腕の可動範囲が広がったこと、手首の骨格が上下のみならず前後にも動くように進化し手の可動範囲が広がったこと、さらに体表の羽毛が正羽(羽軸を持つ羽毛)に進化し羽毛恐竜と化したことである。

ジュラ紀中期にコエルロサウルス類から分岐した。

鳥類的な要素を持つ恐竜の群である。歯を失いクチバシとなったもの、尾が短化し尾羽が生じたものなど形態的な要素の他にも、を自らの体で温める鳥類の生態と同じ形をとった化石も発見されている。

こうした特徴や系統関係から、鳥類との比較も行われている[3]

分類体系

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脚注

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  1. ^ a b 冨田幸光・對比地孝亘・三枝春生・池上直樹・平山廉・仲谷英夫「恐竜類の分岐分類におけるクレード名の和訳について」『化石』第108巻、日本古生物学会、2020年、23-35頁、doi:10.14825/kaseki.108.0_23 
  2. ^ a b 川上和人・江田真毅「鳥類の起源としての恐竜と,恐竜の子孫としての鳥類」『日本鳥学会誌』第67巻第1号、日本鳥学会、2018年、7-23頁、doi:10.3838/jjo.67.7 
  3. ^ On the paleontology of animal cognition: using the brain dimensions of modern birds to characterize maniraptor cognition(Thomas M Gaetano:2017)