新獣脚類[1](しんじゅうきゃくるい、Neotheropoda)は、獣脚類に属する恐竜の一群である。

新獣脚類
Neotheropoda
生息年代: 後期三畳紀 - 完新世(現在), 220–0 Ma
コエロフィシス
コエロフィシス復元骨格
地質時代
後期三畳紀 - 完新世(現在)
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
階級なし : 真竜盤類 Eusaurischia
亜目 : 獣脚亜目 Theropoda
階級なし : 新獣脚類 Neotheropoda
学名
Neotheropoda
Bakker1986
シノニム
  • Avepoda Paul, 2002
  • Eutheropoda Novas, Haro & Canale, 2003
和名
新獣脚類 (しんじゅうきゃくるい)
下位分類群

定義

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コエロフィシスとより進歩的な獣脚類を含む恐竜の系統群である。

新獣脚類は1986年にロバート・バッカーにより命名された分類群で、比較的進歩的な獣脚類の分類群であるケラトサウルス類テタヌラ類が含まれている[2]。しかし後の研究者により広い範囲の分類群に適用されている。1998年、ポール・セレノにより初めてクレードとして定義され、コエロフィシスと現生鳥類の直近の共通祖先とその全ての子孫(コエロフィシス+現生鳥類)となり、最も原始的ないくつかの種を除く属ほとんどの獣脚類がこれに含まれる[3]

参照

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  1. ^ 幸光, 冨田; 孝亘, 對比地; 春生, 三枝; 直樹, 池上; 廉, 平山; 英夫, 仲谷 (2020). “恐竜類の分岐分類におけるクレード名の和訳について”. 化石 108: 23–35. doi:10.14825/kaseki.108.0_23. https://www.jstage.jst.go.jp/article/kaseki/108/0/108_23/_article/-char/ja/. 
  2. ^ Bakker, R.T. 1986. The Dinosaur Heresies. William Morrow, New York. 481 pp.
  3. ^ Sereno, 1998. A rationale for phylogenetic definitions, with application to the higher-level taxonomy of Dinosauria. Neues Jahrbuch für Geologie und Paläontologie Abhandlungen. 210, 41-83.