愛農学園農業高等学校
三重県伊賀市にある高等学校
愛農学園農業高等学校(あいのうがくえんのうぎょうこうとうがっこう)とは、三重県伊賀市にある私立の全寮制農業高等学校。独立の農業高校としては日本で唯一の私立高校である[1]。設置主体は、学校法人愛農学園であり、社団法人全国愛農会を母体とする。
愛農学園農業高等学校 | |
---|---|
北緯34度40分4.6秒 東経136度11分11.3秒 / 北緯34.667944度 東経136.186472度座標: 北緯34度40分4.6秒 東経136度11分11.3秒 / 北緯34.667944度 東経136.186472度 | |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人愛農学園 |
設立年月日 | 1964年 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 農業科 |
専攻科 | 農業専攻科 |
学校コード | D124310055126 |
高校コード | 24512H |
所在地 | 〒518-0221 |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
キリスト教学校教育同盟加盟校。 教育方針(抜粋):「神を愛し、人を愛し、土を愛する」精神を養う。 建学の精神(抜粋):「汝の農場をもって神の栄光を表わせ」。
1学年25人以下の少人数教育制をとり、学生数は3学年合計63人(2019年度時点)と、学生数が日本最少の農業高校でもある。職員やその家族を含めると約100人が10ヘクタール程度の敷地で暮らしている[2]。
沿革
編集主に公式サイト「歴史」項による[1]。
- 1954年 和歌山市小豆島の小谷純一、小谷宅に愛農塾を開く。
- 1954年 現在地に長期道場を落成し、中学卒業生を収容。全寮制として2ヶ年の教育を開始する。
- 1958年 愛農根本道場を愛農学園と改称し、高等部とする。
- 1959年 高等部を3年制度する。
- 1963年 全国愛農会総会において、学校法人愛農学園を設立し、私立愛農学園農業高等学校を設置することを可決。
- 1963年 学校法人愛農学園寄附行為認可。同時に愛農学園農業高等学校の設置が認可された。
- 1964年 開校式、第1回生入学。
- 1967年 農業専攻科認可される。
- 1994年 農業専攻科を選択制へ移行。
- 1997年 韓国への修学旅行を開始。
- 1998年 キリスト教学校教育同盟加入。 文部省の特色教育モデル事業校の指定を受ける。
- 2003年 留学生受け入れ開始。大講堂大改修。
- 2010年 本館再生工事着工(3階建→2階建への減築や太陽熱利用などによる省エネルギー化[2])。
教育
編集1年生で農業の基礎を学び、2年進級前に6部門から専門を決める。選択肢は作物、野菜、果樹、酪農、養鶏、養豚である。鶏は約1500羽、豚は約100頭を飼育している。野菜部は60アールの畑と6.5アールのビニールハウスを、果樹部は52アールの果樹園を使う。敷地外には演習林のほか、水田もあり合鴨農法を実践している。かつては生産効率を重視していたが、1972年から有機無農薬栽培に切り替えた。「愛農ナチュラルポーク」というブランド豚肉として加工・販売する豚も、抗生物質やホルモン剤は投与しない[2]。
その他の特色(抜粋)
- 朝拝講話(月〜土)
- 3年卒業後、希望者には農業専攻科として1カ年農業経営実習を行う。
アクセス
編集姉妹校
編集脚注・出典
編集- ^ a b 愛農学園農業高等学校 歴史(2020年1月6日閲覧
- ^ a b c 特集 高校生“食”に挑戦する/愛農学園農業高等学校『ビッグイシュー日本版』第370号(2019年11月1日)8-11頁、2020年1月6日閲覧