小田中聰樹

日本の法学者
小田中聡樹から転送)

小田中 聰樹(おだなか としき、1935年昭和10年)7月20日[1] - 2023年令和5年)6月9日[2])は、日本の法学者。専門は刑事訴訟法学位は、法学博士東京大学論文博士・1978年、学位論文「刑事訴訟法の歴史的分析」)。東北大学名誉教授。岩手県盛岡市生まれ。

略歴

編集

学歴

編集

職歴

編集

学外における役職

編集

日本刑法学会理事、民主主義科学者協会法律部会理事長、日本法社会学会理事等を歴任。「九条科学者の会」呼びかけ人を務めている[3]

親族

編集

息子に東北大学大学院経済学研究科教授の小田中直樹がいる。

著書

編集
  • 『現代司法の構造と思想』日本評論社 1973
  • 刑事訴訟法の歴史的分析』日本評論社 1976
  • 『現代刑事訴訟法論』勁草書房 1977
  • 『続・現代司法の構造と思想』日本評論社 1981
  • 『誤判救済と再審』日本評論社 1982 日評選書
  • 『治安政策と法の展開過程』法律文化社 1982
  • 『刑事訴訟と人権の理論』成文堂 1983
  • 『刑事訴訟法の史的構造』有斐閣 1986
  • 『ゼミナール刑事訴訟法』有斐閣 1987-88 法学教室選書
  • 冤罪はこうして作られる』1993 講談社現代新書
  • 『現代司法と刑事訴訟の改革課題』日本評論社 1995
  • 『五十年振りの手紙』現代人文社 1999
  • 『人身の自由の存在構造』信山社出版 1999
  • 『司法改革の思想と論理』信山社出版 2001
  • 『希望としての憲法花伝社 2004
  • 『刑事訴訟法の変動と憲法的思考』日本評論社 2006
  • 『法と権力 1970年-2005年』現代人文社 2006
  • 『誤判救済の課題と再審の理論』日本評論社 2008
  • 裁判員制度を批判する』花伝社 2008

共編著

編集

記念論集

編集

脚注

編集
  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.307
  2. ^ 小田中聰樹 氏(おだなかとしき) 訃報新聞
  3. ^ 「九条科学者の会」呼びかけ人メッセージ (2005.3.13)[リンク切れ]