大炊御門信宗
室町時代前期から中期の公卿。従一位・内大臣、贈太政大臣。大炊御門家14代
大炊御門 信宗(おおいのみかど のぶむね)は、室町時代前期から中期にかけての公卿。内大臣・大炊御門宗氏の子。官位は従一位・内大臣、贈太政大臣。大炊御門家14代当主。
時代 | 室町時代前期 - 中期 |
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生誕 | 元中8年/明徳2年(1391年) |
死没 | 応仁2年1月26日(1468年2月19日)? |
別名 | 号:後瑞慶院 |
官位 | 従一位、内大臣、贈太政大臣 |
主君 | 称光天皇→後花園天皇 |
氏族 | 大炊御門家 |
父母 | 父:大炊御門宗氏 |
兄弟 | 宗氏、慶雲庵主 |
子 | 養子:信量、信子 |
経歴
編集応永25年(1418年)1月従三位となり、公卿に列する。応永26年(1419年)3月陸奥権守を兼任。応永28年(1421年)正三位・権中納言、応永32年(1425年)従二位・権大納言に叙任される。永享元年(1429年)右近衛大将を兼ね、さらに左近衛大将に転じる。永享4年(1432年)1月正二位に昇り、8月内大臣に任じられたが、11月左大将を辞任し、翌年(1433年)10月内大臣を辞任した。嘉吉2年(1442年)1月従一位に昇叙。享徳2年(1453年)に出家したが、その後の消息は明らかでない。
後土御門天皇の養外祖父であることから、文明12年(1480年)1月26日に太政大臣を追贈された。『宣胤卿記』によれば、当日は信宗の十三年忌に当たるという。