大浜町 (琉球政府)
琉球政府(沖縄県)の八重山郡にあった町
大浜町(おおはまちょう)は、かつて琉球政府(現在の沖縄県)八重山郡にあった町。石垣島東部に位置し、町役所は字大浜に置かれた[1]。
おおはまちょう 大浜町 | |
---|---|
廃止日 | 1964年6月1日 |
廃止理由 |
編入合併 石垣市への編入合併 |
現在の自治体 | 石垣市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 九州地方 |
都道府県 | 沖縄県 |
郡 | 八重山郡 |
市町村コード | なし(導入前に廃止) |
隣接自治体 | 石垣市 |
大浜町役場 | |
所在地 | 沖縄県八重山郡大浜町字大浜 |
座標 | 北緯24度20分18秒 東経124度10分28秒 / 北緯24.33836度 東経124.17456度座標: 北緯24度20分18秒 東経124度10分28秒 / 北緯24.33836度 東経124.17456度 |
特記事項 | 町制施行・廃止当時は琉球政府(アメリカ軍施政権下) |
ウィキプロジェクト |
沿革
編集- 明治末期まで - 八重山列島(与那国島を除く)には石垣・大浜・宮良の3つの間切が置かれていた。後の大浜町の町域は、中北部(宮良村・白保村・桃里村・伊原間村・平久保村・野底村・盛山村)が宮良間切[2]、南部(真栄里村・平得村・大浜村)が大浜間切[3]に属していた[1]。
- 1908年(明治41年)4月1日 - 島嶼町村制により八重山列島全域(与那国島を含む)が八重山村となる[4]。
- 1914年(大正3年)4月1日 - 八重山村が4村に再編され、石垣島東部は大浜村となる[4]。
- 1947年(昭和22年)9月20日 - 町に昇格、大浜町となる[5]。
- 1964年(昭和39年)6月1日 - 石垣市に編入合併。これにより石垣島全島が一市となる。大浜町は消滅し、町役所は石垣市役所大浜支所となる[5]。
- 1972年(昭和47年)5月15日 - 本土復帰。大浜支所が大浜出張所となる[6]。
- 2003年(平成15年)4月30日 - 大浜出張所廃止。
地域
編集かつて大浜間切だった地域は★印、宮良間切だった地域は☆印
- 伊良間(いばるま)☆
- 大浜(おおはま)★ 町役所所在地
- 白保(しらほ)☆
- 盛山(もりやま)☆
- 桃里(とうざと)☆
- 野底(のそこ)☆
- 平得(ひらえ)★
- 平久保(ひらくぼ)☆
- 真栄里(まえざと)★
- 宮良(みやら)☆[1]
隣接していた自治体
編集- 石垣市[1]
現在の石垣市大浜地域
編集先島諸島唯一の国道である国道390号は、石垣島内区間の大半が旧大浜町域を通っている。
1997年には、沖縄県八重山支庁(現・沖縄県八重山事務所)が、市の中心部の登野城(旧石垣市域)から真栄里(旧大浜町域)に移転した。2013年に開港した新石垣空港は、白保(旧大浜町東部)に位置している。かつての石垣空港も真栄里(旧大浜町域)にあり、その跡地には石垣市消防本部、県立八重山病院、石垣市役所が移転している(石垣空港#跡地利用参照)[7][8]。
交通
編集- 空港
- 道路
- 国道390号
- 沖縄県道79号石垣港伊原間線(主要地方道)
- 沖縄県道87号富野大川線(主要地方道)
- 沖縄県道206号平野伊原間線
- 沖縄県道209号大浜富野線
- 沖縄県道211号新川白保線
- 沖縄県道214号石垣空港線
教育
編集- 高等学校
- 沖縄県立八重山商工高等学校(日本最南端の高校[9])
- 養護学校
- 中学校
- 小学校
主要公共施設
編集脚注
編集- ^ a b c d e 角川日本地名大辞典編纂委員会 (8 July 1986). "大浜". 角川日本地名大辞典 47 沖縄県. 角川書店. pp. 226–227.
- ^ “めーらまぎり【宮良間切】沖縄県:八重山諸島/石垣市”. 日本歴史地名大系. JapanKnowledge. 2021年11月24日閲覧。
- ^ “ほーままぎり【大浜間切】沖縄県:八重山諸島/石垣市”. 日本歴史地名大系. JapanKnowledge. 2021年11月24日閲覧。
- ^ a b “八重山 近・現代史 略年表 1879年(明治12)〜1945年(昭和20)8月14日”. 石垣市 (2020年3月2日). 2020年12月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月6日閲覧。
- ^ a b “八重山 近・現代史 略年表 1945年(昭和20)8月15日〜1972年(昭和47)5月14日”. 石垣市 (2020年3月2日). 2020年12月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月6日閲覧。
- ^ “八重山 近・現代史 略年表 1972年(昭和47)5月15日〜1989年(昭和64)1月7日”. 石垣市 (2020年3月2日). 2020年12月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月6日閲覧。
- ^ “現空港跡地計画まとまる 市役所庁舎移転せず 八重山病院、博物館の移転を計画”. 八重山毎日新聞. (2012年5月31日). オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ “石垣市の新庁舎が完成 隈研吾さんが設計 総工費は108億円”. NHK. (2021年11月12日). オリジナルの2021年11月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ “センバツ平成の名場面:/32 第78回大会(2006年) 日本最南端の球児はつらつ”. 毎日新聞. (2019年2月27日). オリジナルの2021年8月27日時点におけるアーカイブ。