大森静佳
大森 静佳(おおもり しずか、1989年5月11日[1] - )は、日本の歌人。岡山県出身、京都市在住。「塔」編集委員。笹井宏之賞選考委員。
大森 静佳 おおもり しずか | |
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誕生 |
1989年5月11日(35歳) 日本 岡山県岡山市 |
職業 | 歌人 |
言語 | 日本語 |
最終学歴 | 京都大学文学部 |
ジャンル | 短歌 |
主な受賞歴 |
角川短歌賞(2010年) 現代歌人集会賞(2013年) 日本歌人クラブ新人賞(2014年) 現代歌人協会賞(2014年) 日本一行詩大賞(2019年) 塚本邦雄賞(2023年) |
デビュー作 | 『てのひらを燃やす』(2013年) |
配偶者 | 土岐友浩 |
親族 | 大森浩平(弟) |
所属 | 塔 |
ウィキポータル 文学 |
経歴
編集岡山県立岡山朝日高等学校在学時に短歌に出会い[2]、2年次より「毎日歌壇」への投稿を始める。高校3年時に毎日歌壇賞を受賞[3]。京都大学文学部入学と同時に京都大学短歌会に入会、のちに同会代表を務める。
大学在学中の2010年に作品「硝子の駒」50首で第56回角川短歌賞受賞。2013年、第1歌集『てのひらを燃やす』を刊行し、第39回現代歌人集会賞受賞。翌2014年、同歌集で第20回日本歌人クラブ新人賞[4]、第58回現代歌人協会賞を受賞。なおいずれの賞でも史上初の平成生まれの受賞者である。2018年、第2歌集『カミーユ』を刊行、同書で第12回日本一行詩大賞を受賞(2019年)。2018年より笹井宏之賞の選考委員に就任[5]。2021年度NHK短歌選者[6]。2023年、第3歌集『ヘクタール』で第4回塚本邦雄賞を受賞[7]。
テレビ
編集- NHK短歌(NHKEテレ) - 選者、2021年度、2024年度
著書
編集単著
編集歌集
編集- 『てのひらを燃やす』2013年5月25日、角川学芸出版、ISBN 978-4-04652-727-1
- 『新版 歌集 てのひらを燃やす』2018年6月30日、KADOKAWA、ISBN 978-4-04884-183-2
- 『カミーユ』2018年5月15日、書肆侃侃房、ISBN 978-4-86385-315-7
- 『ヘクタール』2022年7月27日、文藝春秋、ISBN 978-4-16-391573-9
評論集
編集- 『この世の息 歌人・河野裕子論』2020年12月14日、KADOKAWA、ISBN 9784-04884-387-4
アンソロジー
編集- 山田航編『桜前線開架宣言 Born after 1970 現代短歌日本代表』2015年12月25日、左右社、ISBN 978-4-86528-133-0
- 東直子・佐藤弓生・千葉聡編『短歌タイムカプセル』2018年1月31日、書肆侃侃房、ISBN 978-4-86385-300-3
脚注
編集- ^ 『短歌研究 2014年12月号(2015短歌年鑑)』(短歌研究社、2014年)巻末「歌壇名簿」より
- ^ 短歌ワークショップ「31文字の私に出会う」講師:大森静佳(歌人)
- ^ 京都大学新聞社/Kyoto University Press >> 大森静佳 京大短歌代表 「瞬間を切り取り、時間のふくらみを詠む」(2010.10.01)
- ^ ~ 平成26年度日本歌人クラブ各賞 ~
- ^ 『ねむらない樹 vol.2』書肆侃侃房、2019年2月1日、27頁。ISBN 978-4-86385-353-9。
- ^ 日本放送協会, NHK短歌 - NHK 2021年3月31日閲覧。
- ^ “塚本邦雄賞”. 短歌研究社. 2023年8月18日閲覧。
- ^ “制作200時間の超現実派鉛筆画。22歳の天才作者に海外も瞠目”. Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) (2020年3月14日). 2020年5月20日閲覧。
外部リンク
編集- 大森静佳 (@oomrshiz) - X(旧Twitter)
- 東郷雄二「橄欖追放 第122回 大森静佳『てのひらを燃やす』」(大森静佳作品書評)