坂東パーキングエリア
坂東パーキングエリア(ばんどうパーキングエリア)は、茨城県坂東市にある首都圏中央連絡自動車道(圏央道)のパーキングエリア (PA) である。
坂東パーキングエリア | |
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所属路線 | C4 首都圏中央連絡自動車道 |
◄坂東IC 常総IC► | |
供用開始日 |
2024年(令和6年)4月23日(内回り) 未定(外回り) |
所在地 |
〒306-0607 茨城県坂東市弓田 |
(仮称)桜の里山公園(坂東PAハイウェイオアシス) | |
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分類 | 都市公園 |
所在地 |
茨城県坂東市弓田 |
面積 | 5,380m2(暫定) |
開園 | 2024年10月11日(一部供用開始) |
運営者 | 坂東市 |
現況 | 一部供用(ローソン・駐車場) |
設備・遊具 | ローソン坂東PAハイウェイオアシス店、駐車場 |
駐車場 |
(一般道側)小型:16台、障害者:3台 (圏央道側)小型:4台、大型:10台 |
バリアフリー | 駐車場のみ |
備考 | 坂東PAに隣接 |
概要
編集圏央道は休憩施設が不足しており、久喜白岡ジャンクション (JCT) (東北道接続) - つくばJCT(常磐道接続)間を含む菖蒲PA - 江戸崎PA間の約76 キロメートル (km) には休憩施設が1か所もない状況であった[1][2]。そのため、国土交通省は久喜白岡JCT - つくばJCT間において新たなパーキングエリアの設置を計画し、2014年(平成26年)には菖蒲PA - 江戸崎PAのほぼ中間地点にあたる茨城県坂東市付近にPAを設置することが決定した[1]。
2017年(平成29年)2月26日に境古河インターチェンジ (IC) - つくば中央IC間が暫定2車線で開通。開通後は休憩施設不足により利用者から不満の声が上がった[1]。そのような中、同年12月には財政投融資を活用し、現在暫定2車線となっている久喜白岡JCT - 大栄JCT間の約92 kmが2022年(令和4年)度から2024年(令和6年)度にかけて順次4車線化される見込みが示される[1][2]。
国土交通省は、4車線化に伴う交通量増大等を踏まえ[3]、道路利用者へのサービス向上の観点から当PAの早期整備が必要とし[3]、2018年(平成30年)11月より本格的な検討に着手[3][4][5]。翌2019年(令和元年)5月にかけて計3回にわたり具体化に向けた調整会議を開催し[3][6][7]、同年6月には当PAの整備方針が決定した[8][9][10][11][12]。4車線化に併せて早期の供用開始を目指して[8][9][13]、2020年(令和2年)3月下旬より一部工事に着手し[14][15]、同年8月には搬入路整備、伐採工事に着手している[16]。
2024年(令和6年)3月13日にPAの名称が「坂東パーキングエリア」に正式決定し[17]、同日東日本高速道路株式会社は内回り側(久喜白岡JCT方面)について、同年4月23日12時より供用を開始することを発表した。外回り側(つくばJCT方面)については引き続き整備を進め、坂東IC - 常総IC間の4車線化に併せて早期オープンを目指す[18]。
施設
編集上下線分離構造のPAとなる[8][2]。また、内回り側(久喜白岡JCT方面)には坂東市が整備する情報発信機能や防災機能を備えたハイウェイオアシスの整備が予定され[19]、後述するように2024年10月11日にローソンがオープンしたことで暫定供用となった。
内回り(鶴ヶ島・八王子方面)
編集PA駐車場の一部はハイウェイオアシスと称する坂東市の公園施設区域に属する。
出典:[18]
- PA施設
- ハイウェイオアシスと称する坂東市の公園施設
- 駐車場
- 一般道側
- 小型:16台
- 障害者:3台
- 圏央道側
- 小型:4台
- 大型:10台
- 一般道側
- 売店(ローソン坂東PAハイウェイオアシス店)
売店・フードコートは設置されていないが、ハイウェイオアシスとしてコンビニエンスストア・ローソン坂東PAハイウェイオアシス店が2024年10月11日オープン(当PA側から直接入店可能)[20][21]。
隣
編集- C4 首都圏中央連絡自動車道
- (74) 坂東IC - 坂東PA(内回りのみ、外回りは事業中) - (75) 常総IC
脚注
編集- ^ a b c d 三次豪「圏央道 坂東PA本格検討 トイレ空白区解消へ 来週にも調整会議」『茨城新聞』茨城新聞社、茨城県水戸市、2018年11月15日。オリジナルの2018年11月14日時点におけるアーカイブ。2019年8月25日閲覧。
- ^ a b c 「圏央道「坂東パーキングエリア」上下線に新設へ 茨城」『NHK NEWS』NHK、東京都渋谷区、2019年7月29日。オリジナルの2019年7月29日時点におけるアーカイブ。2019年8月25日閲覧。
- ^ a b c d 『坂東パーキングエリア(仮称)調整会議の開催結果概要』(PDF)(プレスリリース)国土交通省関東地方整備局、茨城県、坂東市、東日本高速道路、2018年11月19日 。2019年8月25日閲覧。
- ^ 「PA早期整備などに合意/坂東PAの調整会議を開催」『日本工業経済新聞(茨城版)』日本工業経済新聞社、東京都文京区、2018年11月21日。2019年8月25日閲覧。
- ^ 「休憩施設不足の解消へ 坂東PA調整会議 早期設置や利便施設整備で一致(関東整備局)」『日本建設新聞』日本建設新聞、東京都港区、2018年11月22日。2019年8月25日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 『第2回 坂東パーキングエリア(仮称)調整会議 開催結果概要』(PDF)(プレスリリース)国土交通省関東地方整備局、茨城県、坂東市、東日本高速道路、2019年3月25日 。2019年8月25日閲覧。
- ^ 『第3回 坂東パーキングエリア(仮称)調整会議 開催結果概要』(PDF)(プレスリリース)国土交通省関東地方整備局、茨城県、坂東市、東日本高速道路、2019年5月31日 。2019年8月25日閲覧。
- ^ a b c 『圏央道 坂東パーキングエリア(仮称) 整備方針を決定 〜圏央道の休憩施設不⾜の早期解消に向けて〜』(PDF)(プレスリリース)国土交通省関東地方整備局、茨城県、坂東市、東日本高速道路、2019年6月18日 。2019年8月25日閲覧。
- ^ a b 三次豪「4車線化と同時供用 圏央道・坂東PA整備決定」『茨城新聞』茨城新聞社、茨城県水戸市、2019年6月19日。オリジナルの2019年6月19日時点におけるアーカイブ。2019年8月25日閲覧。
- ^ 乗りものニュース編集部「圏央道の「坂東PA」整備方針まとまる 休憩施設不足の解消へ、4車線化とともに整備」『乗りものニュース』株式会社メディア・ヴァーグ、東京都世田谷区、2019年6月18日。2019年8月25日閲覧。
- ^ 多和田新也「国交省やNEXCO東日本ら、圏央道の茨城県区間に「坂東PA(仮称)」整備決定。4車線化に併せて早期供用目指す」『トラベルwatch』株式会社インプレス、東京都千代田区、2019年6月18日。2019年8月25日閲覧。
- ^ “圏央道・坂東PA上下線整備へ 4車線化あわせ早期に”. 読売新聞 (2019年6月19日). 2019年8月25日閲覧。
- ^ “PAは上下線分離で 整備方針を公表 4車線化にあわせ供用(坂東PA調整会議)”. 日本建設新聞 (2019年6月19日). 2019年8月25日閲覧。
- ^ “第4回 坂東パーキングエリア(仮称)調整会議 開催結果概要” (PDF). 国土交通省関東地方整備局・茨城県・坂東市・東日本高速道路株式会社 (2020年3月19日). 2020年5月2日閲覧。
- ^ “圏央道「坂東PA」3月下旬着工 東北道と常磐道のあいだ 休憩施設不足解消へ”. 乗りものニュース (2020年3月23日). 2020年5月2日閲覧。
- ^ “第5回 坂東パーキングエリア(仮称)調整会議 開催結果概要” (PDF). 国土交通省関東地方整備局・茨城県・坂東市・東日本高速道路株式会社 (2020年10月13日). 2021年3月9日閲覧。
- ^ “第6回坂東パーキングエリア調整会議の開催結果について” (PDF). 国土交通省関東地方整備局 常総国道事務所・東日本高速道路株式会社・坂東市 (2024年3月13日). 2024年3月13日閲覧。
- ^ a b 『C4首都圏中央連絡自動車道に新たな休憩施設がオープンします! 〜 「坂東PA(内回り)」4月23日(火) 12時オープン 〜』(PDF)(プレスリリース)東日本高速道路株式会社関東支社、2024年3月13日 。2024年3月13日閲覧。
- ^ 茨城県内初、圏央道初のハイウェイ・オアシスの整備に向けて協議会を開催しました(坂東市)
- ^ “<茨城県>「ローソン坂東PAハイウェイオアシス店」オープン|ローソン公式サイト”. www.lawson.co.jp. 2024年10月9日閲覧。
- ^ “坂東PAハイウェイ・オアシスの一部を供用開始します! | 坂東市公式ホームページ”. www.city.bando.lg.jp. 2024年10月9日閲覧。