地被植物(ちひしょくぶつ、ground cover plants)とは地表面を覆って地肌を隠す為に植栽する植物の総称で、草丈が低く性質強健な木本及び草本類の事をいう。
- 地表面を密に覆い、美しい樹姿(草姿)の種類である。
- 草丈が低く多年草で、植物体が軟らかい。
- 繁殖力が強く容易に増やせる(地下茎ほふく茎の伸張)。
- 性質が強健で環境条件に対する適応性が大である。(利用・用途が多様)。
- 病害虫に対して強く、管理が容易である。
- 安全の確保
- 美的に優れる
- 砂等の飛散防止(法面保護)
- 気温の上昇防止等、微気象の改善(壁面や斜面に緑化をする事で反射熱を低減し、体感温度を下げる事が出来る。愛・地球博でも実演された)
いったん定着すると他の雑草が生えるのを妨げる効果があるため、センチピードグラスは田の畦の管理に使われる[1]。
- ^ 【営農ひと工夫】地被植物だけ残せる刃開発『日本農業新聞』2021年9月29日14面