土屋公幸
土屋 公幸(つちや きみゆき、1941年2月1日[1] - 2018年6月5日[2])は、日本の哺乳類学者。学位は、農学博士(東京農業大学・論文博士・1975年)。東京農業大学名誉教授。
人物
編集1941年、東京都生まれ[3][4]。1964年、東京農業大学農学部卒業。
元東京農業大学野生動物学研究室教授、元太美生物研究所所長、元株式会社応用生物生物資源研究室特任研究員[2][4][5]。ネズミやモグラを中心とした幅広い研究を行う[4]。
1975年、「日本産アカネズミ類の種分化に関する核形態学的および生化学的研究」で、東京農業大学より農学博士の学位を取得[6]。
学芸員資格をもち、宮崎県および山梨県のレッドデータ哺乳動物部門の調査・執筆を担当する[5]。
2010年、野生小哺乳類の染色体・系統分類と実験動物化に関する長年の研究業績を認められ、平成22年度(第3回)日本哺乳類学会賞を受賞した[5]。
著書
編集- 国立情報学研究所収録著書 国立情報学研究所
- 飯島正広; 土屋公幸 (2015), リス・ネズミハンドブック
論文
編集- 国立情報学研究所収録論文 国立情報学研究所
- 吉行瑞子; 服部正策; 土屋公幸 (1989), “奄美群島産コウモリの2希種に関する分類学的解析〔英文〕 (奄美諸島・トカラ列島の自然史科学的総合研究-1-)”, 国立科学博物館専報 22: 215-225
- 土屋公幸; 若菜茂晴; 鈴木仁; 服部正策; 林良博 (1989), “トゲネズミの分類学的研究 : I。遺伝的分化”, 国立科学博物館専報 22: 227-234
賞詞
編集- 日本哺乳類学会賞(第3回):2010年「野生小哺乳類の染色体・系統分類と実験動物化に関する研究」[7]
関連人物
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ 『現代物故者事典2018~2020』(日外アソシエーツ、2021年)p.360
- ^ a b c 鈴木仁 「故 土屋公幸博士のアカネズミ学」『哺乳類科学』第58巻 2号、日本哺乳類学会、2018年、349-351頁。
- ^ 国立国会図書館(NDL)典拠データ検索
- ^ a b c “リス・ネズミハンドブック”. Amazon.co.jp. 2015年2月15日閲覧。
- ^ a b c “株式会社応用生物の剥製講座”. 2015年2月15日閲覧。
- ^ 博士論文書誌データベース
- ^ “2010年日本哺乳類学会各賞受賞者”. 2015年2月17日閲覧。