商竣程
商 竣程(しょう・しゅんてい, 簡体字中国語: 商 竣程, シャン・ジュンチェン, ピン音表記:Shāng Jùnchéng, 2005年2月2日 - )は、中華人民共和国の北京出身の男子プロテニス選手。ATPランキング自己最高位はシングルス47位。これまでにATPツアーでシングルス1勝を挙げている。身長180cm、体重73kg。左利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
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2023年全米オープンでの商 | ||||
基本情報 | ||||
国籍 | 中国 | |||
出身地 | 北京 | |||
生年月日 | 2005年2月2日(19歳) | |||
身長 | 180cm | |||
体重 | 73kg | |||
利き手 | 左 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2022年 | |||
ツアー通算 | 1勝 | |||
シングルス | 1勝 | |||
生涯獲得賞金 | 1,537,991アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 3回戦(2024) | |||
全仏 | 1回戦(2023) | |||
全英 | 2回戦(2024) | |||
全米 | 3回戦(2024) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 47位(2024年10月21日) | |||
2024年12月18日現在 |
選手経歴
編集ジュニア時代
編集2021年の全仏オープンジュニアでベスト8に進出。同年の全米オープンジュニアでは準優勝した。
2022年 ATPツアー初出場、中国人初のマスターズ出場、トップ200入り
編集2022年2月、リオ・オープンにワイルドカードで出場し、ATPツアー初出場を果たす。1回戦でペドロ・マルティネスに敗れた。BNPパリバ・オープン予選にワイルドカードで出場し、1回戦でフランシスコ・セルンドロに勝利。2回戦では相手のマッツ・モレイングの途中棄権により勝利し、本選出場が決定。中国人選手がATPツアー・マスターズ1000の本選に出場するのは史上初であった。本選では1回戦でハウメ・ムナルに敗れた。マイアミ・オープンにもワイルドカードで出場した。
ATPチャレンジャーツアーのレキシントン・チャレンジャーで優勝し、史上最年少でチャレンジャーツアー優勝を果たした。2022年9月19日に更新されたATPランキングで195位にランクインした。
2023年 グランドスラム初出場初勝利、トップ150入り
編集2023年1月、全豪オープンの予選を通過し本選に出場。中国人史上最年少でのグランドスラム出場となった。1回戦で{{仮リンク|オスカー・オテ|en|Oscar Otte}]に勝利し、1968年以降では史上初となる、全豪オープンで勝利した中国人選手となった[1]。2回戦でフランシス・ティアフォーに敗れた。マイアミ・オープンにワイルドカードで出場した。また、全仏オープンでも予選を通過し、本選に初出場した。
珠海選手権にて母国の中国で開催されたATPツアーに初出場し、1回戦でマッケンジー・マクドナルドに敗れた。その後出場したチャイナ・オープンでは西岡良仁に、上海マスターズでは綿貫陽介にいずれも1回戦で敗れた[2] 。
2024年 ATPツアー初優勝、グランドスラムで2度の3回戦進出、トップ50入り
編集ワイルドカードで出場した香港オープンではラスロ・ジェレ、ボーティック・ファン・デ・ザンスフルプ、第3シードのフランシス・ティアフォーに勝利し、ATPツアー初のベスト4進出を果たした[3]。準決勝ではアンドレイ・ルブレフに敗れた[4]。
ワイルドカードで出場した全豪オープンでは1回戦でマッケンジー・マクドナルド、2回戦でスミット・ナガルに勝利し、グランドスラムで初の3回戦進出を果たした[5]。カルロス・アルカラスとの3回戦では第3セット途中で棄権し、敗れた。BNPパリバ・オープンでは1回戦でジョーダン・トンプソンに勝利し、マスターズ1000での初勝利となった。マイアミ・オープン、ムチュア・マドリード・オープンにも出場した。2024年5月20日に更新されたATPランキングで89位にランクインした。
アトランタ・オープンでは第1シードのベン・シェルトンに勝利するなどし、ATPツアー2度目のベスト4進出を果たした[6]。全米オープンではグランドスラムで2度目の3回戦進出を果たした。
成都オープンでは1回戦で錦織圭、2回戦で第8シードのロマン・サフィウリン、準々決勝で第2シードのアレクサンダー・ブブリク、準決勝でヤニック・ハンフマンに勝利し、ATPツアー初の決勝に進出[7]。決勝でロレンツォ・ムゼッティに勝利し、ATPツアー初優勝を果たした。また、中国人選手のATPツアー優勝は1968年以降では呉易昺以来、史上2人目だった[8]。2024年10月14日に更新されたATPランキングでは49位にランクインし、2005年生まれの選手では初となるトップ50入りを果たした[9]。
人物
編集成績
編集- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
シングルス
編集グランドスラム大会
編集大会 | 2022 | 2023 | 2024 | 通算成績 |
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全豪オープン | A | 2R | 3R | 3–2 |
全仏オープン | A | 1R | Q1 | 0–1 |
ウィンブルドン | A | Q1 | 2R | 1–1 |
全米オープン | A | Q3 | 3R | 2–1 |
ATPツアー決勝進出結果
編集シングルス:1勝0敗
編集
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結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2024年9月24日 | 成都 | ハード | ロレンツォ・ムゼッティ | 7-6(7-4), 6-1 |
脚注
編集- ^ “'Amazing' 17-Year-Old Shang Taking Australian Open by Storm | ATP Tour | Tennis”. 2023年1月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月18日閲覧。
- ^ “Trio of rising stars ready to shine on home court”. 2023年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月18日閲覧。
- ^ “Shang upsets Tiafoe, sets up Rublev rumble in Hong Kong”. 2024年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月18日閲覧。
- ^ “Rublev rallies past Shang into Hong Kong final”. 2024年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月18日閲覧。
- ^ “Saville, Kubler, McCabe among latest AO wildcards” (5 January 2024). 5 January 2024時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月18日閲覧。
- ^ “Shang breaks new ground with Shelton stunner in Atlanta”. ATPtour.com (25 July 2024). 2024年12月18日閲覧。
- ^ “#NextGenATP Shang surges to Chengdu final, will play Musetti”. ATPTour (23 September 2024). 2024年12月18日閲覧。
- ^ “#NextGenATP Shang downs Musetti, wins maiden ATP Tour title in Chengdu”. ATPTour (24 September 2024). 2024年12月18日閲覧。
- ^ “Jessica Pegula kicks off milestone 100th career week in the Top 5 of the WTA rankings. Also, Daniil Medvedev hits 250 career weeks in the Top 10 of the ATP rankings, and Shang Juncheng makes history.” (14 October 2024). 2024年12月18日閲覧。
- ^ “前国安前锋:儿子选网球因兴趣 盼他成职业网球手” (Chinese). junengjituan.com. 2022年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月18日閲覧。