名古屋市道名古屋環状線
名古屋市の環状道路
名古屋市道名古屋環状線(なごやしどうなごやかんじょうせん)とは、愛知県名古屋市内を環状で結ぶ、主要地方道たる名古屋市の市道である。
主要地方道(名古屋市道) | |
---|---|
名古屋市道名古屋環状線(環状線) | |
地図 | |
接続する 主な道路 (記法) |
記事参照 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
概要
編集環状路線ではあるが一部区間(後述の重複区間を参照)が他の道路と重複しており、連続はしていない。東部の南北に走る区間の地下を地下鉄が並走するなど道幅も広く、全体的に交通量は多い。
英語での案内は内環状線を意味する「Inner Ring」となっているが、これは外側に環状2号と呼ばれる国道302号(名古屋環状2号線)や愛知県道59号名古屋中環状線、愛知県道451号名古屋外環状線があるためである。
路線データ
編集延長
編集重複区間
編集- 愛知県道225号名古屋東港線
- 国道23号(名四国道)
- 国道154号
- 築地口東交差点~築地口交差点
- 愛知県道227号港中川線
- 築地口交差点~築三町交差点
- 名古屋市道金城埠頭線(金城ふ頭線)
- 築地口交差点~築三町交差点
- 愛知県道115号津島七宝名古屋線
- 国道22号
- 上更交差点~康生通2丁目交差点
- 愛知県道15号名古屋多治見線
- 愛知県道55号名古屋半田線
- 北頭交差点~大江町交差点
橋梁
編集車道幅
編集路線状況
編集主な別名・愛称
編集- 全区間
- 環状線(名古屋市港区、中川区、中村区、西区、北区、東区、千種区、昭和区、瑞穂区、南区、港区)
- 港区
- 中之島通、小割通
- 中川区
- 小碓通、太平通、五月南通、五月通
- 中村区
- 黄金通、則武通
- 西区
- 藤ノ宮通、康生通、秩父通
- 北区
- 城見通、志賀南通、志賀通、若葉通
- 千種区
- 昭和区
- 瑞穂区
- 南区
- 港区
利用状況
編集- 交通量[2]
地点 | 12時間 | 24時間 |
2005年度⇒2010年度 | 2005年度⇒2010年度 | |
港区中之島通3丁目 | 10,847台⇒ 9,495台 | 15,186台⇒12,723台 |
港区砂美町 | 26,999台⇒26,977台 | 37,799台⇒36,149台 |
中川区小碓通5丁目 | 28,227台⇒27,635台 | 39,518台⇒37,031台 |
中川区太平通3丁目 | 33,860台⇒32,140台 | 47,008台⇒45,012台 |
中村区黄金通2丁目 | 34,328台⇒32,267台 | 48,059台⇒43,238台 |
中村区則武本通2丁目 | 29,590台⇒30,874台 | 41,426台⇒41,371台 |
西区藤ノ宮通3丁目[3] | 29,745台⇒32,295台 | 41,643台⇒43,275台 |
西区秩父通2丁目 | 30,100台⇒25,049台 | 42,140台⇒33,566台 |
北区城見通3丁目 | 29,998台⇒22,661台 | 41,997台⇒30,366台 |
北区若葉通2丁目 | 22,215台⇒20,989台 | 31,101台⇒28,125台 |
千種区松軒一丁目 | 21,629台⇒23,792台 | 30,281台⇒31,881台 |
昭和区阿由知通2丁目 | 27,616台⇒28,566台 | 38,662台⇒38,278台 |
南区駈上二丁目 | 29,233台⇒28,655台 | 40,926台⇒38,398台 |
南区前浜通3丁目 | 25,358台⇒22,500台 | 35,501台⇒30,150台 |
地理
編集通過する行政区
編集交差する道路
編集周辺施設
編集名古屋市の16区役所のうち、昭和、瑞穂、南の3区役所が名古屋環状線に面して設置されている。2022年までは中村区役所も面して設置されていたが、2023年1月に移転した。
中川区と中村区を結ぶ黄金跨線橋もこの道路上にあり、名四国道の寛政インターチェンジから黄金跨線橋まではこの道路はほぼ一直線である。
他の主な周辺施設は以下のとおり。
- 名古屋競馬場(弥富市に移転)
- 愛知県武道館
- 名古屋市立工業高等学校
- トヨタ産業技術記念館
- ナゴヤドーム(バンテリンドームナゴヤ)
- 千種郵便局
- 吹上ホール
- 昭和郵便局
- 名古屋市立大学病院
- 名古屋市博物館
- 名古屋市総合体育館(日本ガイシスポーツプラザ)
沿線に所在する主な鉄道駅
編集- 黄金駅(近鉄名古屋線)
- 太閤通駅(名古屋市営地下鉄桜通線)
- 栄生駅(名鉄名古屋本線)
- 黒川駅(名古屋市営地下鉄名城線)
- 志賀本通駅(名古屋市営地下鉄名城線)
- 平安通駅(名古屋市営地下鉄名城線・上飯田線)
- 大曽根駅(JR中央本線、名鉄瀬戸線、名古屋市営地下鉄名城線)
- ナゴヤドーム前矢田駅(名古屋市営地下鉄名城線)
- 砂田橋駅(名古屋市営地下鉄名城線)
- 今池駅(名古屋市営地下鉄東山線・桜通線)
- 御器所駅(名古屋市営地下鉄鶴舞線・桜通線)
- 新瑞橋駅(名古屋市営地下鉄名城線・桜通線)
- 本笠寺駅(名鉄名古屋本線)
- 笠寺駅(JR東海道本線)
- 東名古屋港駅(名鉄築港線)
1974年までは、東部の区間に名古屋市電(循環北線・循環東線・笠寺線・笠寺延長線・東臨港線)が敷設されていた。市電廃止から20年後の1994年に名古屋市営地下鉄桜通線の今池 - 桜本町の区間が地下に建設された。
ギャラリー
編集-
黄金跨線橋(中川区-中村区・2014年9月)
-
名鉄病院藤ノ宮歩道橋(西区・2013年8月)
-
黒川交差点(北区・2014年6月)
-
平安通交差点(北区・2014年6月)
-
三ヶ日みかん千種歩道橋(千種区・2013年12月)
-
桜山交差点を望む(瑞穂区・2021年5月)
-
瑞穂通方面を望む(瑞穂区・2021年5月)
脚注
編集関連項目
編集外部リンク
編集- ウィキメディア・コモンズには、名古屋市道名古屋環状線に関するカテゴリがあります。