吉岡光
吉岡 光(よしおか ひかり、2002年9月21日 - )は、千葉県出身の、日本の女子柔道選手。階級は48kg級。身長151cm。組み手は左組み。血液型はO型。得意技は背負投[1]。
獲得メダル | ||
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日本 | ||
柔道 | ||
グランドスラム | ||
金 | 2023 ウランバートル | 48kg級 |
銅 | 2024 東京 | 48kg級 |
ワールドユニバーシティゲームズ | ||
金 | 2021 成都 | 48kg級 |
世界ジュニア | ||
金 | 2022 グアヤキル | 48kg級 |
世界カデ | ||
金 | 2019 アルマトイ | 48kg級 |
世界カデ団体戦 | ||
金 | 2019 アルマトイ | 48kg級 |
経歴
編集柔道は5歳の時に習志野柔道クラブで始めた。その後に明心館関本道場へ移った[1]。八千代台西中学1年の時に全国中学校柔道大会の40kg級に出場するも3回戦で敗れたが、3年の時には44kg級で優勝した[1][2]。八千代高校へ進むと、1年の時には全日本カデで2位だった。インターハイ48kg級では3回戦で敗れた。全国高校選手権では優勝を飾った[3]。2年の時には全日本カデで優勝するも、インターハイでは準決勝で南筑高校3年の古賀若菜にGSに入ってから技ありで敗れて3位だった[4]。全日本ジュニアでも準決勝で古賀に内股の技ありで敗れるなどして5位だった[5]。17歳以下の世界一を決める世界カデではオール一本勝ちして優勝を飾った[6][7]。団体戦では決勝のアゼルバイジャン戦で一本勝ちするなどチームの優勝に貢献した[8][9]。2021年4月からは東海大学に進学した[1]。体重別では準決勝で了徳寺大学職員の角田夏実に技ありで敗れて3位だった[10]。全日本ジュニアでは優勝した[11]。ヨーロッパオープン・ワルシャワではオール一本勝ちしてシニアの国際大会初優勝を飾った[12]。2年の時には全日本強化選手選考会の決勝で環太平洋大学3年の吉田涼に反則負けして2位だった[13]。世界ジュニアでは決勝で前回チャンピオンであるイタリアのアッスンタ・スクットを技ありで破って優勝した[14][15]。体重別団体では優勝した[16]。10月の講道館杯は準決勝で世界カデチャンピオンの宮木果乃に背負投で敗れて3位だった[17]。4年の時には体重別の決勝でミキハウスの荒川朋花にヘッドダイブの反則負けを喫して2位だった[18]。グランプリ・リンツでは3回戦で敗れた[19]。グランドスラム・ウランバートルでは、決勝で中立選手として出場したロシアのサビナ・ギリアゾワを横四方固で破るなどオール一本勝ちして、IJFワールド柔道ツアー初優勝を飾った[20][21]。ワールドユニバーシティゲームズでは、決勝でオランダのアンバー・ヘルシェスを合技で破るなど、オール一本勝ちで優勝した[22][23][24]。また、団体戦でも優勝した[25][26]。学生体重別では準決勝で山梨学院大学4年の古里幸永羽に送襟絞で敗れて3位だった[27]。体重別団体では2連覇した[28][29]。講道館杯では決勝で大学の2年後輩である近藤美月に反則負けして2位だった[30]。グランプリ・オディベーラスでは決勝で日大1年の宮木果乃を技ありで破って優勝した[31][32]。4年の時には体重別の初戦で桐蔭横浜大学4年の稲垣若菜に反則負けを喫した[33]。学生体重別では3位だった[34]。体重別団体では3連覇した[35][36]。講道館杯では決勝で近藤を技ありで破って優勝した[37][38]。グランドスラム・東京では準決勝でJR東日本の古賀若菜に技ありで敗れて3位だった[39]。
戦績
編集- 2017年 - 全国中学校柔道大会 優勝(44kg級)
- 2018年 - 全日本カデ 2位(44kg級)
- 2019年 - 全国高校選手権 優勝
- 2019年 - 全日本カデ 優勝
- 2019年 - ポーランドカデ国際 優勝
- 2019年 - インターハイ 3位
- 2019年 - 全日本ジュニア 5位
- 2019年 - 世界カデ 個人戦 優勝 団体戦 優勝
- 2019年 - 講道館杯 7位
- 2020年 - 講道館杯 7位
- 2021年 - 体重別 3位
- 2021年 - 全日本ジュニア 優勝
- 2022年 - ヨーロッパオープン・ワルシャワ 優勝
- 2022年 - 全日本強化選手選考会 2位
- 2022年 - 世界ジュニア 優勝
- 2022年 - 学生体重別 3位
- 2022年 - 体重別団体 優勝
- 2022年 - 講道館杯 3位
- 2023年 - 体重別 2位
- 2023年 - グランドスラム・ウランバートル 優勝
- 2023年 - ワールドユニバーシティゲームズ 個人戦 優勝 団体戦 優勝
- 2023年 - 学生体重別 3位
- 2023年 - 体重別団体 優勝
- 2023年 - 講道館杯 2位
- 2024年 - グランプリ・オディベーラス 優勝
- 2024年 - 学生体重別 3位
- 2024年 - 体重別団体 優勝
- 2024年 - 講道館杯 優勝
- 2024年 - グランドスラム・東京 3位
(出典[1]、JudoInside.com)
脚注
編集- ^ a b c d e 「柔道全日本強化選手名鑑 2022」近代柔道 ベースボールマガジン社、2022年4月号
- ^ 全国中学校柔道大会
- ^ 全国高等学校柔道選手権大会
- ^ 全国高等学校総合体育大会柔道競技大会
- ^ 全日本ジュニア柔道体重別選手権大会
- ^ World Champion Hikari Yoshioka left Japan for the first time
- ^ Double gold for Japan on World Cadet Judo Championships day two
- ^ Japanese cadets defend world title successfully
- ^ Japan retain mixed team title at World Cadets Judo Championships
- ^ 2021年全日本選抜柔道体重別選手権大会
- ^ 岡田が90キロ級優勝 柔道全日本ジュニア 時事通信 2021年12月19日
- ^ Warsaw European Open 2022
- ^ 2022年度全日本強化選手選考会
- ^ 中村太樹、吉岡光が優勝 世界ジュニア選手権/柔道 サンケイスポーツ 2022年8月11日
- ^ Guayaquil World Juniors Championships 2022
- ^ 全日本学生柔道体重別団体優勝大会
- ^ 2022年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
- ^ 2023年全日本選抜柔道体重別選手権大会
- ^ Grand Prix Upper Austria 2023
- ^ 永山、吉岡が優勝 柔道GS 時事通信 2023年6月23日
- ^ Ulaanbaatar Grand Slam 2023
- ^ 中村、吉岡が優勝 夏季ユニバ・柔道 時事通信 2023年7月29日
- ^ Japan sets best ever performance at FISU World University Games
- ^ Results Distribution System
- ^ 柔道団体、日本が優勝 夏季ユニバ 時事通信 2023年8月2日
- ^ Double gold for japanese teams at FISU Universiade Chengdu
- ^ 2023年度全日本学生柔道体重別選手権大会
- ^ 筑波大、東海大が優勝 全日本学生柔道 時事通信 2023年10月22日
- ^ 2023年度全日本学生柔道体重別団体優勝大会
- ^ 2023年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
- ^ 吉岡光が優勝 グランプリ大会/柔道 サンケイスポーツ 2024年1月27日
- ^ Grand Prix Portugal 2024
- ^ 2024年全日本選抜柔道体重別選手権大会
- ^ 2024年全日本学生柔道体重別選手権大会
- ^ 東海大が男女とも優勝 全日本学生柔道 時事通信 2024年10月20日
- ^ 2024年度全日本学生柔道体重別団体優勝大会
- ^ 女子48キロ級は吉岡光が初優勝 パリ五輪金メダルの角田夏実と同じ千葉・八千代高出身/柔道 サンケイスポーツ 2024年11月2日
- ^ 2024年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
- ^ Tokyo Grand Slam 2024
- ^ World ranking list
外部リンク
編集- 吉岡光 - JudoInside.com のプロフィール