東宝日比谷ビル

東京都千代田区のビル
合歓の広場から転送)
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東宝日比谷ビル(とうほうひびやビル)は、東京都千代田区有楽町日比谷)にあるオフィスショッピングモールで構成される複合商業ビルである。東宝本社ビルであり不動産は東宝が所有する。一般には低層階のショッピングモール「日比谷シャンテ」がある建物として知られる。

東宝日比谷ビル
Hibiya Chanter
東宝日比谷ビル(2018年)
東宝日比谷ビル(2018年) 地図
東宝日比谷ビルの位置(東京都区部内)
東宝日比谷ビル
東宝日比谷ビル
施設情報
所在地 東京都千代田区有楽町一丁目2番2号
座標 北緯35度40分23.1秒 東経139度45分35.7秒 / 北緯35.673083度 東経139.759917度 / 35.673083; 139.759917座標: 北緯35度40分23.1秒 東経139度45分35.7秒 / 北緯35.673083度 東経139.759917度 / 35.673083; 139.759917
状態 完成
着工 1984年11月
竣工 1987年10月
用途 店舗映画館事務所駐車場
地上高
高さ 72.2m
各種諸元
階数 地上18階地下4階 塔屋2階
敷地面積 6,845.95
建築面積 4,057.14
延床面積 59,558.40
構造形式 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造
エレベーター数 11基
駐車台数 177台
関連企業
設計 竹中工務店
施工 竹中工務店
デベロッパー 東宝
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日比谷シャンテ
HIBIYA Chanter
店舗概要
開業日 1987年10月9日
商業施設面積 8,600 m²
前身 有楽座、日比谷映画劇場
最寄駅 有楽町駅
外部リンク https://www.hibiya-chanter.com/
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概要

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日比谷映画劇場有楽座の跡地再開発により[1]1987年昭和62年)10月に「合歓の広場(ねむのひろば)(現:日比谷ゴジラスクエア)」および別館扱いの「シャンテビル(現:TOHOシネマズシャンテ)」とともに開業した[2]日比谷阪急東宝グループにおける重要拠点の一つである。

設計・施工は竹中工務店が手掛けた。東宝が所有するビル(有楽町センタービルを除く)の中では延床面積が最大級である。

開業当初は、オフィスフロアは日本生命保険へ一括賃貸され、日本生命保険東京本部が入居した。これにより東宝は建設費170億円の約80%を日本生命保険からの入居保証金で賄い、残りも手元資金で賄うことで無借金で当ビルを建設[3]した。

2004年日本生命丸の内ビルが竣工すると、日本生命保険東京本部は同ビルへ移転した。これに伴いテナント構成が代わり、東宝本社(登記上の本店)およびプレス向け試写室3フロア、TOHOシネマズ本社のほか、ぐるなび本社、MCフードスペシャリティーズ本社、ジェイツ・コンプレックス本社などが入居している。

日比谷シャンテ

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日比谷シャンテ(ひびやシャンテ、HIBIYA Chanter)は、東宝日比谷ビルの地下2階から地上3階と、隣接するシャンテビル(TOHOシネマズシャンテの入居する建物)の一部を占めるショッピングモールである。シャンテビル区画および「日比谷ゴジラスクエア」にあるビル塔屋(地上2階部分、1階は地下駐車場入口)は「別館」としている。

開業と同時に、TBSテレビサテライトスタジオを設置し、テレビ番組の生放送が行われた(下記参照)。1994年赤坂TBS放送センター(ビッグハット)完成と同時にサテライトスタジオは閉鎖され、映画館「シャンテシネ」(現:TOHOシネマズシャンテ)のスクリーンへ改築された。

テナントとして入居する店舗は、開業以来長らく服飾品ブティック喫茶店が中心であったが、2000年代後半に一部ショップ区画をレストラン街として転換した。

バーゲンセールの名称は「シャンテバザール」で、開業以来2012年まで冬期(12月頃)と夏期(7月頃)に関東ローカルでテレビCMが放送されたほか、周辺のTOHOシネマズでスクリーンCM(予告編前)が流れていた。

施設のイメージキャラクター(シャンテガール)として高橋彩を起用していた。[いつ?]

2018年のリニューアル

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日比谷シャンテ開業開業30周年を記念し、東京ミッドタウン日比谷開業に合わせて、2018年3月23日にリニューアルを実施した[4][5]

日比谷シャンテの名所として親しまれてきた「合歓の広場」には、1995年から[6]、東宝の特撮怪獣映画シリーズ『ゴジラ』に登場する「ゴジラ」を象った「ゴジラ像[注釈 1]」が設置されていた[6][2][7]

日比谷シャンテのリニューアルに伴い、ゴジラ像も2016年公開の特撮映画シン・ゴジラ』をモデルとしたものに新しく作り替えられ、大きさも台座を含めて3mという巨大なものとなった[5][8]。「合歓の広場」で長年親しまれてきた旧ゴジラ像は、東京ミッドタウン日比谷内に新規開業する映画館TOHOシネマズ日比谷」へ移設された[6][9]

これに伴い、広場の名称も長年親しまれた「合歓の広場」から「日比谷ゴジラスクエア」へ改称された[5][4][10]

また「合歓の広場」にあったビル塔屋は、このリニューアルの際にローチケビューローへ改装された。

なお、日比谷シャンテ本館と東京ミッドタウン日比谷は地下通路で連絡している。地下駐車場は一般車両は使用できない。

日比谷ゴジラスクエア

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リニューアル後の日比谷ゴジラスクエア(2018年6月)

日比谷ゴジラスクエア (Hibiya Godzilla Square) は、日比谷シャンテの敷地内にある広場。日比谷シャンテの竣工・開業と同時に合歓の広場(ねむのひろば)としてオープンした。前述のとおり「ゴジラ像」が設置されているほか、東宝に所属している映画スターの手形などが設置されている。

2015年3月22日には、映画スターの手形としては初めてとなるキャラクターの手形として、ドラえもんの手形が76番目に掲出された[11]

上述のとおり、2018年のリニューアルにより「合歓の広場」から「日比谷ゴジラスクエア」へ改装され、ゴジラ像も新しいものに作り変えられた(詳細は#2018年のリニューアルを参照)。また合歓の広場に設置されていた手形はリニューアルに合わせ日比谷シャンテ本館の地下2階「スターギャラリー」へ移動した。

映画スターの手形一覧

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「合歓の広場」時代から「日比谷ゴジラスクエア」に手形が設置されている映画スターの一覧は以下のとおり(広場外側からの順)。

TBS日比谷シャンテスタジオ

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同スタジオで生放送された主な番組は以下のとおり。

脚注

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注釈

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  1. ^ 当時ゴジラのスーツ造形を手掛けていた小林知己が原型を制作した[7]
  2. ^ 初のキャラクター手形[11]

出典

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  1. ^ “私の履歴書 松岡功 (28) 建て替え 映画館を商業ビルに 一等地、家賃が収入源に育つ”. 日本経済新聞. (2016年6月29日). https://www.nikkei.com/article/DGKKZO04160630Y6A620C1BC8000/ 2019年3月2日閲覧。 
  2. ^ a b 千代田区 - ゴジラ像(日比谷シャンテ・合歓の広場) 東京とりっぷ、一般社団法人プレスマンユニオン、2023年10月7日閲覧。
  3. ^ 「東宝 日比谷ビルを無借金で建設 8割を入居保証金で 金融黒字増え収益も改善」『日経産業新聞』1985年8月13日付
  4. ^ a b 日比谷に新ゴジラ像の設置決定!名所・合歓の広場は「ゴジラスクエア」に シネマトゥデイ、2018年3月1日、2023年10月7日閲覧。
  5. ^ a b c 日比谷に3mの新たなゴジラ像 「合歓の広場」は「ゴジラスクエア」に CINRA、株式会社cinra、2018年3月1日、2023年10月7日閲覧。
  6. ^ a b c 施設案内 日比谷シャンテ、2023年10月28日閲覧。
  7. ^ a b 「GC対策センター」『ゴジラVSデストロイア コンプリーション』ホビージャパン、2017年12月9日、129頁。ISBN 978-4-7986-1581-3 
  8. ^ “新・ゴジラ像が東京に出現 高さ3メートル、最大サイズ”. 日本経済新聞. (2018年3月22日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28415590S8A320C1000000/ 2019年3月2日閲覧。 
  9. ^ 日比谷に高さ3メートルの“新・ゴジラ”像誕生 沢口靖子「今にも動き出しそう」,ORICON NEWS、オリコン、2018年3月22日、2023年10月28日閲覧。
  10. ^ 日比谷ゴジラスクエア レッツエンジョイ東京、株式会社レッツエンジョイ東京、2023年10月7日閲覧。
  11. ^ a b ドラえもん、“合歓の広場”にキャラクター初の手形設置「スターの仲間入り」 ORICON NEWS、オリコン、2015年3月22日、2023年10月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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